2011年11月30日

【池袋で街コン】

ここ数カ月で「街コン」なる新しい合コンがはやりつつあるようです。

『東京・池袋で、インターネットの交流サイトなどを通じて集まった男女およそ500人が参加し“街コン”と呼ばれる超大型の合コンが開かれました。

新しい出会いの場「街コン」とは?“街コン”は街全体を舞台にたくさんのグループが同時に開催する合コンで、26日は若者で作る実行委員会と13の飲食店が連携して池袋で開催されました。参加者は、インターネットの交流サイトやツイッターを通じて集まった20代から30代の男女250人ずつ、総勢500人です。男性どうし、あるいは女性どうし2~3人のグループで申し込み、数千円の会費を支払って、参加者の目印のリストバンドを受け取ります。そして、3時間半の制限時間内であれば指定された13の店を自由に行き来でき、複数のグループと合コンができる仕組みです。友人と2人で申し込んだという管家功和さん(30)はメーカーで営業の仕事をしていますが、職場で出会いがなかなか見つからず参加しました。管家さんは「いろんな店で合コンできることが楽しいです。とりあえず、いいきっかけが作れればと思っています」と話していました。一方、主催者側の飲食店は、店の知名度が上がって若者が多く来店するようになれば地域の活性化にもつながると期待しています。会場の一つのお好み焼き店の経営者の男性は「ふだん仕込みをしている昼間の時間帯にお客さんが入り、利益が出るのはいいことだし、たくさんの人に店を知ってもらえるよい機会になる」と話していました。“街コン”の人気について、社会学が専門で若者の文化に詳しい中央大学文学部の辻泉准教授は「好きなときに入って好きなときに出て行く、ツイッターのようなコミュニケーションと感じる。今の若い人は、友人や恋人とのコミュニケーションしか楽しみがないということに息苦しくなってきて、もっとゆるい空間の中で息苦しくならないつながりを楽しんでいて、場面、場面でつながりを使い分ける新しい時代のコミュニケーションだと思う」と指摘しました。そのうえで「自分たちで身の回りの共同体を盛り上げていこうという、ささやかな文化の楽しみ方であるならば、大いに肯定していい文化だ」と話していました。』(11月26日付NHK)


【出会いの場の創出】

同じ日の読売新聞に『18~34歳の未婚者のうち、「交際中の異性がいない」とする男性が約6割、女性が約5割にのぼり、1987年の調査以来、最高となった』との記事が掲載されていました。若者の晩婚化が進んでいることと併せると、さもありなんという気がします。結婚しようと思っていても交際している相手が見つからなければ、どうしようもありません。中高年の僕たちから見れば、なんとかしてあげたいという気持ちになりますが、親や親せきが取り持つ「見合い」も最近は廃れてしまっていることや、おせっかいを嫌う若者が多くなっていることなどから下手に動くと余計なお世話と思われるかも知れず複雑です。

そんな中で出てきた出会いの場の新しいトレンド「街コン」。広島では2500人もの若者が参加したそうです。街の飲食店や飲食街の活性化にもつながるので街ぐるみでのサポートも手伝って、若者たちに新しい出会いの可能性を提供しているようです。知り合う機会がなければ、恋人探しもままならないわけですから、この街コンの試み、是非広がっていってほしいですね。


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