2011年12月29日

【3/11を境に】

2011年を振り返って2011年は大変な年でした。言うまでもなく、それは3月11日の東日本大震災、大津波、それに伴う福島第一原発の核惨事を意味します。あの日の前と後では日本、そして世界が一変したのではないでしょうか?少なくとも僕の中では、福島の原発事故によって1986年4月26日に起こったチェルノブイリ原発事故以来、常に忘れることがなかった原発への恐怖がよみがえりました。

そしてこのブログの記事も3月11日以降のほとんどを福島第一原発を軸とした原発に関する内容で埋め尽くしました。なぜそうしたか?それは、あれほどの事故を経験してもなお反省のかけらもない政府や東電、御用学者や原子力関係事業者や一部大手メディアなどの「原子力ムラ」と呼ばれる人たちへの言いようのない怒りと、何も変えることのできない一市民の無力感から来ています。

【先ず怒ること】

2011年を振り返ってなぜ、あれほどの事故を起こしていながら、東電の経営陣や経産省原子力安全・保安院や原子力関係の人間たちは犯罪者として裁かれないのか?なぜ、あれほどの事故を経験し、とてつもない放射性物質が大地や空気や水を汚染しても、子供たちなどを真の意味で救うべく迅速な対応が取られないのか?

政府の事故調査委員会の中間報告が発表されてから、NHKや民放でいろいろな福島原発事故の経過を巡るドキュメントが放送されていますが、それらを見るたびに事故当時のことを思い起こし、未だに無責任な発言を繰り返す役人や政治家、学者や東電の経営陣などを見ていると、再び心の底から怒りがこみ上げてきます。

先日、野田首相は福島原発事故の収束宣言をしましたがとんでもないことです。事故は収束するどころか、役所の縦割り主義と無責任体制のもと、さまざまな放射性物質の規制値がまたしても場当たり的に決められ、福島周辺だけでなくこれから日本全国に、もっと広範囲に深く、長く放射能汚染が広がっていかざるを得ない状況になりつつあります。

原発に無関心だった方には是非、原発とこれからどう向き合っていくか真剣に考えてほしいと思います。特に福島から遠く離れていると思っている福岡や九州のひとたちはなおさらです。原発事故は距離を選びませんし、同じような事故は九州の原発でも起きます。

ひとりの市民として、本当にひとりひとりが真剣に怒り、原子力ムラの無法と無責任と戦っていかなければ、僕たちの大地も水も空気も、そして大事な子供たちや家族も命の危険にさらされ続けていくことになるでしょう。それほど深刻な問題だということを肝に銘じておかなければなりません。ひとりでも多くそれを知ってもらうためにも来年も僕はブログで原発について書き続けようと思っています。


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