2012年03月01日

【スバル360】

あの「スバル360」が懐かしくなります。

スバル生産終了-ひとつの時代の終わり『1958年に軽自動車「スバル360」を販売し、高度成長期に自動車市場拡大に貢献した富士重工業が軽自動車の生産を29日で終えるのを前に、28日に群馬製作所本工場(群馬県太田市)で生産終了の式典を開いた。

 式典には従業員やOBら約300人が参加。吉永泰之社長は「最後まで全国からたくさんの(軽自動車の)注文を頂いた。生産終了は寂しいが、次へのスタートだ」と述べた。

 富士重工は軽自動車をこれまで約800万台生産してきたが、近年は販売台数が低迷。約半世紀の歴史に幕を下ろすことになった。』(2月28日付共同通信)


【時代は変わる】

スバル生産終了-ひとつの時代の終わり化石燃料の枯渇が叫ばれ、ガソリン価格が高騰する中、税金も安く、乗り心地も格段によくなった軽自動車が飛ぶように売れ、軽自動車がわが世の春を謳歌している今、1958年にスバル360という軽自動車を世に送り出し日本初の「国民大衆車」に仕立て上げた富士重工が軽自動車の生産から撤退するというのは時代の移り変わりを感じさせます。

僕が小さかった頃に初めて父親に乗せられた車が「スバル360」でした。その眩しかったこと。子供のころの記憶が蘇ります。映画「三丁目の夕日」のワンシーンにも出てきそうな昭和の時代を象徴する軽自動車でした。フォルクスワーゲンの「かぶと虫」と対比されて、「てんとう虫」のあだ名を持っていたスバル360。この名車を送りだした富士重工の軽自動車からの撤退は本当に感慨深いものがありますね。富士重工は、あの当時世界最高水準の技術で「てんとう虫」を世に送り出したのでしょう。

バブル崩壊後20年近く経っても浮上できない日本経済。モノ作りにこだわりすぎるという声もありますが、やっぱりスバル360のような時代を先取りする技術力があってこそ日本は生き残っていけると信じます。ありがとう、富士重工。そして新しい技術力を持った第二、第三の「てんとう虫」を開発できる町の自動車屋さんの出現を待ちましょう。



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