2012年06月05日

【トヨタの挑戦】

ハイブリッド車に新たな可能性が加わりました。

『トヨタ自動車は4日、プラグインハイブリッド車(PHV)から家庭へ電気を供給できるシステムを開発したと発表した。このシステムを搭載したプリウスPHVを年内に発売する予定だ。

 家庭用電源で充電できるPHVを、災害時には逆に非常用電源として使う。専用の防水コネクターを車につなぎ炊飯器などに電気を供給する。電池を使い切っても、ガソリンでエンジンを回せば発電でき、プリウスPHVは最大で約4日分の一般家庭の電気をまかなえるという。

 また、PHVや電気自動車(EV)と住宅の間で、電力をやりとりできるシステムも開発した。住宅に設置された蓄電池や車両の電池を使い、太陽光発電による電力や低コストな夜間電力を備蓄。電力需要のピーク時にそれを融通し合える。愛知県豊田市で実施中の「豊田市低炭素社会システム実証プロジェクト」に今年末からシステムを提供し、実際の使用状況などを確認したうえで実用化を目指す。』(6月4日付毎日新聞)


【双方向の電源】

さすが、トヨタです。ハイブリッド技術というのは日本、特にトヨタが世界の他の先進国に先駆けて開発し、プリウスというハイブリッド車によって開花した日本が誇るべき技術です。ヨーロッパでは排出ガスが少ない車としてはディーゼルエンジン車が主流でこれも素晴らしい技術なのですが、今回の双方向の電気供給というのはディーゼルエンジン車ではなしえない「工夫」だと思います。すなわち、環境にやさしいだけでなく、非常時の電源としての車の役割が加わるということです。

しかも、昨年の東日本大震災のような大規模停電が広範囲にわたって発生するような非常時に、今回の技術が大きな威力を発揮する可能性を秘めています。ハイブリッド車から住宅へ、そして電気自動車へ電気を送ることができればハイブリッド車の新たな付加価値として注目を浴びるのではないでしょうか。

将来的には、ガソリンエンジンだけでなく、天然ガスによるコージェネシステムエンジンのような新たなエンジンと電気モーターとの組み合わせも考えればさらに環境にやさしい車になる得るのではないでしょうか。ひとつの動力源に頼るのではなく複数の動力源を組み合わせてリスクを分散しながらエネルギーを効率的に利用する、これは分散型電源と同じような流れであり、これからの主流になっていく可能性を秘めているのではないでしょうか。

僕の車もプリウスなのですが、古い型なので自宅から電気を得ることはできません。単なる仕様の変更やデザインの変更などのマイナーチェンジだけならあまり買い替えの意欲も湧かないのですが、今回のような付加価値がつけば買い替えもありかなと思ってしまいます。でも先立つものがない・・・・残念。



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