2008年02月05日

【好調続くmixi、しかし】

日本最大のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)であるmixiに気になる変化が見え始めた。

転機に来たSNSブーム『「mixi」のユーザー数は現在約1,300万人、月間PVはパソコン経由が約50億PV、携帯電話経由が約68億PVに達している。この巨大なPVを背景とした広告の売上も好調で、mixiを主力とするインターネットメディア事業の第3四半期の売上高は前年同期比159.7%増の62億4600万円、うち広告売上は173.5%増の58億200万円、プレミアム会員料金による売上高は56.4%増の4億4400万円となっている。

 このように好調なmixi事業だが、日本国内での需要がピークに達したのか、以下のグラフで月間PVの推移を見ると、全体のPVは頭打ち、モバイルからのアクセスは好調だがPCからのアクセスの下降が止まらない状況だ。』(1月31日付MarkeZine)


広告売上は依然として順調で利益も上がっているのだが、アクセスの中身が変調を来たしているのだ。それは全体のページビュー(PV)とPCからのアクセス数の下降が止まらない点にある。

【熱気が冷めたミクシィ】

僕もミクシィは日常欠かせないコミュニケーションツールとして利用しているのだが、最近は一時のような熱気が冷めているのも事実なのだ。

数年前にミクシィが右肩上がりで急成長していたころは、マイミクを増やしたい一心でオフ会に出かけたり、友達の友達にミクシィに入らないかと誘ったり、いろいろな手段を使ってマイミク集めに奔走していた。

そのブームのときの熱気が冷めてしまったようなのだ。他のユーザーやマイミクも大なり小なりそういう傾向があるのではないだろうか。

さらに言えば、ブログ作成もあまりにも一般化してきたために、ブログがブームとなってたころのヘビーユーザーはどちらかというと熱気が冷めて、すでにブログをやめてしまったりしている人が多いのではないだろうか。

【次のブレイクスルーは?】


「ウェブ国産力」(佐々木俊尚著、アスキー新書)という本の中で、佐々木氏は10代や20代の若者たちがインターネットにアクセスする機器の主流はすでにパソコンからケータイに劇的に移行しつつあると分析している。

その本によると、調査会社ネットレーティングスが2000年4月から06年3月までの6年間にパソコンを使ったインターネット利用者の年齢構成比を調べたところ、30代より上の全世代でパソコン利用率が増えているのに、20代だけは比率が劇的に下がり、06年3月で全世代の11.9%となり、ネット利用率が低い50代の11.8%に迫っているという。

パソコンとケータイという利用機器でのデジタル・デバイドが進展するとともに、ウェブ2.0に質的な変化が起きているのだ。

次の時代の技術と人々の感性のブレイクスルーはいつどんな形でやってくるのだろうか。また近い将来にワクワクする瞬間が体験できるかもしれない。


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