2013年01月10日

【次々と手抜きが】

朝日新聞が福島での「手抜き除染」の実態をスクープしています。

『【青木美希、鬼原民幸】東京電力福島第一原発周辺の除染作業で、取り除いた土や枝葉、洗浄に使った水の一部を現場周辺の川などに捨てる「手抜き除染」が横行していることが、朝日新聞の取材でわかった。元請けゼネコンの現場監督が指示して投棄した例もある。発注元の環境省は契約違反とみて調査を始めた。汚染廃棄物の扱いを定めた特別措置法に違反する可能性がある。

【動画】除染作業手抜きの実態

■福島第一周辺、環境省が調査へ

 環境省は昨夏以降、福島県内の11市町村を除染特別地域に指定し、建物や道路、農地などから20メートル内の本格除染を始めた。それ以外に広げるかどうかは今後の課題だ。これまで4市町村の本格除染をゼネコンの共同企業体(JV)に発注した。楢葉町が前田建設工業や大日本土木など(受注金額188億円)、飯舘村が大成建設など(77億円)、川内村が大林組など(43億円)、田村市が鹿島など(33億円)。

 環境省が元請けと契約した作業ルールでは、はぎ取った土や落ち葉はすべて袋に入れて回収し、飛散しないように管理しなければいけない。住宅の屋根や壁は手で拭き取るかブラシでこする。高圧洗浄機の使用は汚染水が飛び散るため雨どいなどごく一部でしか認めていない。洗浄に使った水は回収する決まりだ。』(1月4日付朝日新聞)


【見えない放射能】

放射能は目には見えないし、臭いもありません。しかも短期間で大量に集中的に放射能を浴びて急性障害に陥る場合と違い、長い期間に広範囲に汚染された地域に住み続けることで土壌や水から徐々に体に放射性物質を取り込んでいく場合にはたとえ体に異常が発生してもその原因を放射能だと特定することは極めて困難だと言われています。

今、福島を中心に関東を含めた周辺地域で起きていることは、まさに黙っていれば放射能汚染かどうか原因さえ特定できないという事態なのです。これほど汚染をばらまいた人たちにとって好都合なことはないし、自分でばらまいていなくても除染を任された人たちにとっても手抜きがやりやすい状況であるということでしょう。

東京電力も政府もフクイチ事故の責任を取っていないことに加えて、「トイレなきマンション」といわれる原発や原子力施設から排出される放射性物質の捨て場を決めずに業者に除染作業を無理やりさせているわけですから、無責任のたらい回し以上の何物でもありません。

こういう問題の先送り、ごまかしを続けている限り、原子力を巡る様々な問題はこれから先も解決するどころか雪だるまのように問題自体がふくれあがって行き場のない放射性物質と同じことになってしまうでしょう。安倍政権はこういう問題をしっかり腰を据えて取り組むことが最重要課題だと思うのは僕だけでしょうか?



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