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2008年01月09日

【昭和の給食】

ホテルで昭和の給食を食べるというフェアが人気を呼んでいるそうです。

 『昭和の給食をビュッフェスタイルで提供する「懐かしの給食フェア」が新宿プリンスホテル(東京都新宿区)で開かれ、団塊世代を中心に人気を集めている。当時の献立を、プロが作る本格的な味で再現した。 

 フェアのメニュー約30種の中で、特に人気の高い(1)鯨の竜田揚げ(2)魚肉ソーセージ入り野菜炒め(3)さらさ焼き(野菜入り卵焼き)(4)昔ながらのカレー(5)ソフトめん(6)揚げパン(7)牛乳(フェアではコップを使用、味付け粉末「ミルメーク」付き)(8)牛乳寒--の8品。

 鯨は戦後、日本人の重要なたんぱく源で、1970年代まで給食の献立に上った。余剰マグロを使用した魚肉ソーセージは、50年代に本格的に出回った。』(1月4日付毎日新聞)


【団塊の世代がターゲット?】

2007年以降に団塊の世代が一斉に退職するのに伴って、退職して時間とお金の余裕が出来る団塊の世代をターゲットにした様々な商品・サービスが登場すると予想されていますが、この昭和の給食フェアもその一環なのでしょうか?

それにしても学校給食ってあまりいい思い出もなく、マズかったという印象しかないんですが、あの味を懐かしく思う方もいらっしゃるんですね。鯨の竜田揚げや魚肉ソーセージくらいなら確かにもういちど味わってみたい気もしますが、あの表面に膜の張ったミルクは二度と飲みたくないですね。

世界の穀物相場が急騰する中、「そんなの関係ない」とばかりに食料自給率が4割を切って飽食を謳歌しているニッポン。あのまずい給食でも食べないといけなくなる時代がやってくるかもという警鐘と捉えれば面白い試みかもしれませんね。

みなさんはどう思われますか?  


2007年12月21日

【郷土料理の数々】

「郷土料理100選」という食のリストが農林水産省から発表になりました。

『農林水産省は18日、農山漁村で受け継がれた味から「郷土料理100選」を選定した。来年2月には各料理のレシピや歴史・伝統をウェブサイトや刊行物で発信し、地域の振興につなげる狙いだ。

 九州・山口では▽水炊き、がめ煮(福岡県)▽呼子イカの活きづくり、須古寿し(佐賀県)▽卓袱(しっぽく)料理、具雑煮(長崎県)▽馬刺し、いきなりだご、からしれんこん(熊本県)▽ブリのあつめし、ごまだしうどん、手延べだんご汁(大分県)▽地鶏の炭火焼き、冷や汁(宮崎県)▽鶏飯、きびなご料理、つけあげ(鹿児島県)▽ふく料理、岩国寿し(山口県)の19品が選ばれた。

 「100選」の候補料理は1650品。このうち九州・山口は282品。有識者による選定委員会(委員長・服部幸応服部学園理事長)が7万2000件を超えるインターネットの人気投票などを踏まえて選考。99品を決定した。』(12月19日付西日本新聞)


【99品の意味】

それにしても「何故100選なのに99品なの?」というのが最初に聞いたときの疑問でした。

それは、選定委員会の服部委員長らの「郷土料理には人それぞれの思い入れがある。最後の一品は一人一人が選んで100選を完成させてほしい」という粋なはからいでした。

やっぱり誰にでも郷土料理には何かしらこだわりがありますからね。そのこだわりを無視してえらい先生方が全部決めてしまったら、いくら農林水産省のお墨付きの100選といえども消費者にそっぽを向かれるかもしれません。

そこを選定委員会が苦肉の策として考え出したのでしょう。でもいいアイデアですね。あなたの郷土の一品は何ですか?

僕の1品は、博多っ子ですからやっぱりブログのハンドルネームでもあるラッキーメンタイの原点、めんたいこです。  


2007年11月22日

【美食の都・東京】

ミシュランがアジア初のガイドを発刊、東京都内150店のレストランが選ばれた。

 『東京のレストランを星の数で格付けする「ミシュランガイド東京2008」の発刊記者会見が19日行われ、最高の三つ星評価に8店の飲食店が選ばれた。東京版はアジア初のミシュランガイド。

 タイヤメーカーの仏ミシュラン社グループが手がけるミシュランガイドは、これまで欧州を中心に21か国分が発行されている。

 22日発売の東京版では都内150店のレストランが選ばれ、〈1〉三つ星「そのために旅行する価値がある卓越した料理」8店〈2〉二つ星「遠回りしてでも訪れる価値のある素晴らしい料理」25店〈3〉一つ星「そのカテゴリーで特においしい料理」117店――という内訳。日本ミシュランタイヤによると、星の総数191は、ミシュランガイドが紹介する都市では最多。』(11月20日付読売新聞)


【飽食ニッポンの表と裏】

日本食の素晴らしさが遅まきながら西洋人の基準でも堂々と認められたことは、日本人として素直に喜んでいいことでしょう。東京はまさにミシュランガイド総責任者のジャン・リュック・ナレさんの言葉どおり、名実ともに「世界に輝く美食の都」となったのですから。

でも、忘れてはならない現実があります。それは最近の食に関する偽装発覚です。伊勢の「赤福」しかり、大阪の「船場吉兆」しかり、名門や老舗から次々ととんでもない事実が明らかにされています。

日本人の食に対する繊細さ、こだわりを愚弄するような偽装事件の背後には、飽食ニッポン人の傲慢さがあるのではないでしょうか。

【食を見直す好機】

先日NHKスペシャルで、最近の農産物市況へファンドマネーが大量に入り込みトウモロコシなどの価格が高騰、米国のトウモロコシ農家が日本向け輸出をやめてもっと儲かるエタノール燃料向けの遺伝子組み換えトウモロコシにどんどん切り替えているという報告をしていました。驚くべきことです。

こんなところにも僕たちの日常の「食」が脅かされている現実があります。ミシュランガイドの日本版発表と相次ぐ食の偽装、そして米国産トウモロコシ。飽食ニッポンの光と影についてもう一度考えてみるいい機会だと思いませんか?  


2007年09月20日

【新しょうゆを売り込め!】

今、日本全国で専用しょうゆブームが起きているというニュースが目に留まりました。

『大ヒットした卵かけご飯専用しょうゆに続いて、さまざまな専用しょうゆが次々と売り出されている。もちや冷奴、とんかつ、カレー…、アイスクリーム専用しょうゆまで登場した。海外では日本食ブームで市場が広がっているしょうゆだが、国内の1人あたり消費量は頭打ち。専用しょうゆは、若い世代に使ってもらおうと、全国各地のメーカーが地元醸造のしょうゆをベースに仕上げた。そのこだわりの味が人気を呼んでいる。

 今や50近くあるとされる卵かけご飯専用しょうゆ。ブームに火をつけたのは、農産加工品を生産販売する第三セクター、吉田ふるさと村(島根県雲南市)の「おたまはん」だ。2002年5月に販売を開始したが、05年に雲南市で開催された「たまごかけごはんシンポジウム」をきっかけに全国に知られるようになり、飛躍的に販売数量を伸ばした。

 ただ、木おけで1年半熟成させた特注の生じょうゆに、みりんとかつお節エキスで味付けした「おたまはん」は、年間50万本程度の生産が限界。新規の注文には応じられず、「これまでの取引先だけに出荷している」(吉田ふるさと村)状態という。』(9月16日付フジサンケイビジネスアイ)


【卵かけしょうゆが火付け】

その火付け役となったのが卵かけご飯専用しょうゆ。僕らが子供のころは、ほかほかのご飯によくしょうゆだけかけて食べてましたが、卵かけご飯も極めつきの大好物でした。しょうゆってご飯や卵に合うんですよね。

それにしても、火付け役となった「吉田ふるさと村」の「おたまはん」。試してみたいですねえ。ホームページでの販売もしているようなので覗いてみましたが、一瓶294円と手ごろな値段です。

この専用しょうゆブーム、どんどん全国に広がっているようでニュースによると、「アイスクリームかけしょうゆ」、「カレーしょうゆ」、焼いたもち専用の「おもちがおいしい醤油」、ラーメンに使う「ラーメン仕上げの一振り」とユニークなしょうゆがどんどん発売されて好調な売れ行きなのだそうです。

【アイデアで勝負】

しょうゆの国内出荷量は昨年約95万キロリットルで年々減少傾向にあるのですが、一方で世界的な日本食ブームの波に乗って海外への輸出や海外での生産量はどんどん伸びているそうです。

海外のブームに加えて、専用しょうゆの種類が増えて、多くの人が新しい味を嗜むようになれば少しは国内消費の増加に結びつくかもしれませんね。これからはしょうゆもアイデアの時代ですね。

ただ、中高年の方はしょうゆによる塩分の取り過ぎには十分ご注意を!  


2007年08月31日

【新たな宮崎名物?】

東国原効果で郷土の作物やらお土産が飛ぶように売れる宮崎県。今度はこの猛暑を逆手にとった冷や汁なる名物料理が注目されています。

『暑い暑い。そんな日は、なんといっても冷たいものをさら、さらりと流し込みたい。この異常気象を反映したわけでもないだろうが、昨今、なんでも冷やすのが流行のようで、おでん、お茶漬けすらも冷やして食される。そして、冷や汁、である。東京・新宿にある宮崎県のアンテナショップ「新宿みやざき館KONNE(こんね)」を訪ねた。

 宮崎の方言で「来てね」を意味する同館の軽食コーナーで注文したのは、冷や汁定食・550円也。

 ご飯は熱々の白ご飯。これに、どんぶりほどのお椀に注がれた冷や汁をたっぷりとかけていただく。汁に浮かぶ輪切りのキュウリと大葉の緑が、ともすれば地味な色合いの料理に彩りを添える。

 おっかなびっくり口に運んでみた。熱いご飯が冷たい汁で“中和”され、優しくのどを通る。しゃきしゃきとしたキュウリの歯応えは涼を感じさせる。ゴマの風味と凝縮された魚のうまみもしっかり。味覚はもちろんだが、とりわけ嗅覚に訴えかけてくる。』(8月26日付産経新聞)


【猛暑に最適】

同記事によると、冷や汁の起源は鎌倉時代にさかのぼり、鎌倉管領家記録に「武家にては飯に汁かけ参らせ候、僧侶にては冷や汁をかけ参らせ候」とあるそうです。また、「新宿みやざき館KONNE(こんね)」の方によれば、「農作業の合間にすぐ作れて、簡単に食べられるところから、庶民の間にも広まったのでしょう」とのことです。

まさに今年の異常な暑さの中ではうってつけの避暑料理でしょうか。もともと他県よりも暑いことが多い宮崎県。猛暑も県のPR材料にしてしまうバイタリティ。東国原知事効果に便乗しているとはいえ、暑さに負けそうな博多っ子としては元気をもらったような気持ちになりました。

宮崎県のみなさん、そのアイデアと元気に脱帽です。これからも県の特産品やら新しいイベント、どんどん出してくださいね。  


2007年07月20日

【ドリアンって何?】

みなさんはドリアンっていう果物ご存知ですか?

※ドリアンとは・・・フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

ずいぶん以前にインドネシアやシンガポールに出張に行った時に市場で初めて見ました。東南アジアの人たちの間では「果物の王様」と呼んで好まれているものの、その強烈なニオイは好みが分かれるだけでなく飛行機内やホテルなど公共の場所への持ち込みが禁止されているところもあるほどです。それにカタチも色も少しグロテスク

そんなドリアンの欠点でもある強烈なにおいを消してしまおうという試みがタイで行われているというニュースが目に留まりました。

『タイ農業研究当局の研究者は、強いにおいで有名な果物「ドリアン」の無臭化に取り組んでいる。アジア各地のホテルや航空会社、公共輸送機関の多くで持ち込みが禁止されているドリアンだが、無臭化に成功すれば新たに多くの消費者を獲得できるとの見方が背景にある。
 同研究者はロイターの取材に対し「ドリアン農園で生まれた自分にこの果物は特別なもの。ただ、においで敬遠されている。より多くの人にドリアンの味を楽しんで欲しい」と語った。』(7月17日付ロイター)


【成功か失敗か】

ロイターによれば、すでに第一号はカンボジアとの国境付近の農園での過去30年にわたる交配や試験を経て、においが極めてマイルドな「チャンタブリ1号」というドリアンの品種として開発されているそうです。

ニオイさえなければ日本にだって輸出して、マンゴーのように親しまれる可能性だってあるのかもしれません。

でも、その一方でドリアン愛好家の中には、強烈なにおいもドリアンを食べる喜びの一部だと考える人もいるそうで、ロイターによると、ベトナム・ハノイの女性(34)は「においがなければドリアンに興味はないし、加工食品を食べるのと同じようなもの。強いにおいで他の人が食べられないものを食べることに誇りを持っている」と述べたそうです。

果たして、あのニオイをガマンして食べることが「誇り」なのかどうか・・・いづれにしてもこの新しいドリアンの開発の成否、興味深々ですね。  



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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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