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2009年05月21日

【油断大敵】

怖い話が新インフルの報道記事の中にあった。

『世界保健機関(WHO)の新型インフルエンザ対策に携わる押谷仁東北大教授が20日、東京都内で講演し、「通常の季節性インフルエンザと同様と言われるが、被害は全く違う形で出てくる。想定される被害にどう対処するか、真剣に考える必要がある」と警告した。
 押谷教授によると、ほとんどの感染者は軽症だが、5歳以下と20-50代を中心に重症、死亡例があり、高齢者では少ない。持病のある人や発症後の治療が手遅れだった人以外に、一部の健康な成人も重症のウイルス性肺炎を起こしており、「こうなると先進国でも治療が難しい」という。
 その頻度が低いため、「100人、200人規模では分からないが、10万、20万になれば見えてくる」と同教授。季節性インフルエンザによる死者の多くは高齢者か重い疾患のある人で、「今回のは全く違う。ウイルスが直接死因になっている」とする。
 重症者は集中治療室(ICU)での管理が必要だが、「効率化で削減され、ICUがない地方もある。都会でも不足している」と日本の医療の弱点を挙げ、被害が拡大する恐れがあるとした。』 (5月20日付時事通信)


【止まらない感染拡大】

新型インフルエンザの感染が20日、東京都と川崎市でも確認されたとの報道もあった。

『近畿圏以外での国内感染の確認は初めてで、滋賀県でも感染が確認されており、国内広域に感染が広がっていることになる。ただ、感染が確認されたのは、いずれも川崎市高津区の私立洗足学園に通う東京都八王子市在住の女子生徒(16)と、川崎市在住の女子生徒(16)。生徒らは19日に米国から帰国しており、近畿で拡大している感染ルートとは異なるルートで感染したとみられる。』(5月20日付産経新聞)

東京と大阪の感染拡大は大阪・神戸とは直接のつながりはないのだが、いづれにしても全国に感染が広まりつつあることに変わりはない。いづれ自分達の住む地域にも感染者が出ることを想定していたほうがよさそうだ。

【正確な情報と判断】

それにしても冒頭の押谷仁東北大教授の警告には十分耳を傾ける必要があろう。巷に言われているような「致死率が低いのだから、通常のインフルエンザ予防対策と同じでいいのではないか。日本は騒ぎすぎだ。」と素人判断を下すのは危険かもしれないのだ。

もちろん経済的影響を極力避けながら対策を打っていかなければいけないのは当然だが、素人判断でムードで動いていくのも危ないことを肝に銘じておくべきだろう。今は、政府や専門家からの正確・迅速な情報提供と判断能力が求められる。

ここ福岡でも連日の各地の感染拡大報道に戦々恐々としています。次は福岡ではないかと思うといろいろな影響が想定されるからです。果たしてどの程度の対応をしたらいいのか、個人も企業も頭を悩ましているのではないでしょうか。こんなに医療技術が発達しているのに、新型インフルへの対策は昔から言われているマスクの着用と手洗い・うがいだけ?これが致死率の高い鳥インフルだったらどうなるのでしょうか。本当に怖いですね。

  


2009年05月18日

【ついに感染、国内へ】

恐れていたことが次々と現実になっています。

『厚生労働省は16日、新型インフルエンザ感染が確認された男子生徒が通う兵庫県立神戸高校を含む2校の高校生7人の感染を新たに確認したと発表した。国内感染はこれで計8人。大阪府でも高校生が感染した可能性が濃厚で、同省は関西地方で人から人にうつる集団感染が始まったとの見方を強め、調査を急いでいる。
 新たに感染が確認されたのは、神戸高2年の男女と県立兵庫高校の女子生徒5人。神戸高2年の男女2人は、12~15日に発熱などの症状が出たという。16日夜に国立感染症研究所の遺伝子検査(PCR)で陽性が確定した。兵庫高の5人のうち4人は、バレーボール部に所属していた。最初に感染が確認された神戸高の男子生徒もバレーボール部に所属しており、8日に2校が対戦していた。5人は神戸市環境保健所のPCRで感染が確認された。神戸高校では別に15人の生徒が体調不良を訴えた。うち簡易検査でA型陽性を示した5人を含む10人について、市はPCRを実施している。
 また大阪府茨木市の高校に通う女子高生は、府公衆衛生研究所のPCRで陽性反応が出た。女子高生と接する機会のあった8人が簡易検査でA型陽性を示し、府は詳細検査を実施。地元保健所は、約100人の生徒に聞き取り調査と簡易検査を行った。』(5月16日付時事通信)


【新たな段階へ】

もともと水際での感染阻止には限界があるとの報道がなされていた矢先に、今回の国内感染への拡大のニュースでした。やはり何百万人もの人が動く中で「水も漏らさぬ」感染阻止などというのは無理なのです。

国内感染が広まっていることが明らかになった今は、空港での感染阻止よりももっと難しいでしょう。経済活動が継続する中、神戸や大阪という大都市間の移動を完全にストップすることは困難です。すでに学校の生徒だけでなく、多くの人が接触して広がってしまっている可能性が高いのではないでしょうか。

個人としてできることは、出来るだけ大勢の人が集まるところに行くのは避ける、うがいや手洗いを励行する、マスクをするくらいしかありません。これからは相当緊張感を持って外出する必要がありそうですね。

それにしても感染者の数が急速に増えています。17日6時半現在ですでに42人の感染が確認されたとの報道がありました。

  


2009年05月11日

【ついに国内でも】

成田空港が緊迫した。ついに日本国内にも新型インフルエンザの感染患者が出たのだ。

『厚生労働省は9日、カナダから米国経由で成田空港に帰国した大阪府立高校の生徒2人と引率教諭1人の計3人について、新型インフルエンザの感染が確認されたと発表した。日本国内での感染確認は初めて。世界保健機関(WHO)に28番目の感染国として報告した。舛添要一厚生労働相は同日朝、厚労省で緊急会見。感染確認を発表するとともに、「入国前に確認されたもので、『国内での患者発生』には当たらない」と述べた。国内の警戒態勢は、検疫などの水際対策強化を中心とした現在の態勢が維持される。

 3人は大阪府寝屋川市内にある府立高校の10代の男子生徒2人と、引率の40代の男性教諭で、府立高3校が合同で行った短期留学に参加し、4月24日からカナダのオークビルに滞在。米デトロイト経由で、5月8日午後4時38分成田着のノースウエスト航空25便(コンチネンタル、デルタ航空共同運航便)で帰国した。このうち、オークビル一帯では、地元の生徒2人の感染が確認されているという。

 教諭と生徒1人は機内検疫で感染の疑いがあるとされた。もう1人の生徒は、飛行機を降りてから症状が出た。3人は検疫法に基づき、感染症指定医療機関に指定されている成田赤十字病院(千葉県成田市)に搬送、隔離されて治療を受けている。男性教諭は抗ウイルス薬のタミフルを投与されたが、生徒2人は熱が下がっている。』(5月9日付産経新聞)


【冷静な対応必要】

メキシコ、アメリカ、そして欧州での感染者発生から、韓国、そしてついに日本国内にも感染者が出た。いづれ時間の問題だとは思っていたが、現実になるとやっぱり緊張する。空港や病院の現場は大変だろうと思う。

新聞によれば、すでに隔離措置が施された3人以外にも同じ飛行機に搭乗していた感染者と同じ高校から短期留学に同行していた33人(教諭5人、生徒28人)に加え、乗員2人、機内で疑いが確認された2人の周囲にいた一般乗客14人の計49人について、感染の可能性があるため、検疫法に基づいた停留措置を取られたとのこと。この人たちは、空港近くの宿泊施設で10日間にわたって医師が健康状況を確認し、発症の場合には治療を受けることになっている。

しかし、不安は残る。果たして10時間以上同じ飛行機に同乗していた人たちは大丈夫なのだろうか。

今回の新型インフルエンザは、鳥インフルエンザ(H5N1)とは違い弱毒性だとは説明されているが、出来るだけ各人がしっかりと予防措置をとることが必要なのは言うまでもない。あくまでも冷静な対応が必要だが、いづれ起こるであろう鳥インフルエンザのパンデミックと同じくらいの緊張感をもっているに越したことはない。みなさんは万全ですか?  


2009年04月27日

【衝撃の事実】

衝撃的なニュースが太平洋の海の向こうから伝わってきた。

『米国とメキシコで豚インフルエンザへの集団感染が起きたとみられる問題で、世界保健機関(WHO)は24日、両国の患者から採取されたウイルスの遺伝子構造が一致したことを明らかにした。両国での流行が関連したものであることを示唆するもので、WHOは、感染拡大への懸念を強めている。また、米疾病対策センター(CDC)は同日、米国内での感染は、H1N1型の豚インフルエンザで、人から人への感染と断定した。

 WHOやメキシコ政府によると、メキシコ国内で豚インフルエンザが原因で死亡したと確認されたのは同日までに20人、豚インフルエンザで死亡した疑いがある人は48人の計68人、感染者数は1004人に上ったとしている。また、米国での感染者はカリフォルニア州で1人増えて6人、テキサス州で2人の計8人となった。

 WHOは24日、メキシコ人患者から採取した18人のウイルスのうち12人分が米国のウイルスと同じ遺伝子構造だったと発表。25日にも、インフルエンザ対策のための緊急委員会を招集する。

 AP通信によると、米国で見つかったのは、人と鳥、豚のインフルエンザウイルスが混ざった遺伝子構造を持つ新たなタイプ。また、メキシコのコルドバ保健相は24日記者会見し、同国で発生しているインフルエンザのウイルスは、豚が起源のH1N1型であると発表した。H1N1型は米カリフォルニア州などで確認された豚インフルエンザと同じ型。同保健相は「米国もメキシコも豚と接触して感染したのではなく、人から人へ感染した」と説明。また、「この20時間での重症や死亡のケースは減っている」としている。』(4月25日付毎日新聞)


【パンデミックの可能性?】

これだけニュースとして取り上げられているということは、おそらくWHOなど専門家の間では、相当の危機感が高まっていると想定される。それほど「人から人への鳥や豚インフルエンドの感染」というのは恐ろしいことなのだ。

なぜか?僕も最近知ったのだが、人から人に感染する新型インフルエンザが世界的に流行し、短期間で多数の死者がでることをパンデミック(大流行)と呼び、WHOの6段階の警戒シグナルの最高段階に当たるからだ。

世界のどこかでパンデミックが発生すると、グローバルに交通網が発達した現在では2週間くらいで全世界に飛び火し、5人のひとりが亡くなるような一大パニックに陥る可能性があるという。

今回のアメリカとメキシコの豚インフルエンザがそうでないことを祈るばかりだが、日々の情報収集を怠らず、少なくともマスクなどの用意は、みなさんしておいたほうがいいと思います。  



2009年04月15日

【まさかの芸能人感染】

芸能人がかかったことで、芸能界だけでなくファンの間でも不安が広がりました。

『人気お笑いコンビ、ハリセンボンの箕輪はるかさん(29)が肺結核で入院したことで、結核への関心が高まっている。共演者やライブを見たファンからは「自分は感染したのでは」と不安の声が上がる一方で、最近はネットカフェやカラオケボックスでの感染も多数報告されているという実態もある。大切なのは周囲に感染を広げないこと。医師らは「結核は過去の病気ではない。疑わしい症状のある人は早めに受診を」と呼びかけている。(中略)

感染しただけなら周囲の人にうつす心配はない。感染者が発病する確率は5~10%。感染後1~2年で発病する場合と、数十年もたって発病する場合がある。

 高齢になって抵抗力が落ちると発病しやすくなる一方、若くても無理なダイエットや不規則な生活を続けていると発病の可能性が高まる。箕輪さんは相方の近藤さんに比べ、やせて見え、「栄養不足ぎみ?」と思う人もいるのではないだろうか。「発病した人にやせ形の人が多いとはいえ、太っていても発病する場合はある。発病と栄養との関係は実はよく分かっていない」と吉山病棟長。』(4月10日付産経新聞)


【今でも多い結核発病】

それにしても結核は過去の病気と思っていた人は多いのではないでしょうか。ほとんど自分の身近なところで結核に罹っている人を見たことがないのでは無理もないでしょう。

しかし、今回の「ハリセンボン騒動」で意外な事実もわかってきました。この記事によれば、『結核は日本は先進国の中では新しく発病する人が依然多く、世界的には「中蔓延(ちゅうまんえん)国」(世界保健機関=WHOによる3段階分類の中間)に位置づけられており、特に新しい患者が多いのが大都市部。平成19年の人口10万人に対する新規患者数は、日本全体では19.8人だが、大阪市52.9人、名古屋市30.6人、東京23区29.3人と突出している。』とのこと。特に大都市で多いと言うのは、空気感染という病気の性格から言えば当たり前のことですが、改めて示されるとびっくりしますね。

最近は鳥インフルエンザなど空気感染による新たな病気の脅威が叫ばれていますが、古くからあって警戒感が薄らいでいる旧来型の病気にも社会全体での対応・準備が必要ですね。

それにしても箕輪はるかさんが早く回復して元気で復帰されることを祈ります。

  



2009年04月10日

【復帰会見】

「デブキャラ」でおなじみの松村邦洋が「職場復帰」宣言をしたというニュースが目に留まりました。

『先月22日に行われた『東京マラソン2009』に出場中、急性心筋梗塞で倒れ緊急入院していたお笑いタレントの松村邦洋が3日(金)、無事に退院し、東京・有楽町のニッポン放送で復帰会見を行った。一時は心肺停止状態という危険な状況だった松村は「自分の不注意でこうなってしまいまして・・・三途の川を渡りましたが、こうして帰ってこれたことに喜んでおります」と80名以上の報道陣を前にあいさつ。その後は、麻生太郎氏や元阪神・掛布雅之氏らお得意のモノマネを交えて爆笑をとりつつ「芸能年齢よりも寿命を重視したい」と“デブキャラ”を後輩に託すと話した。』(4月3日付オリコン)

【過酷なタレント業】

それにしても無事でよかったです。3月22日(日)に開催された東京マラソンに出場した際には、一時は心肺停止と伝えられていましたが、実際は「急性心筋梗塞による心室細動が原因」だったとのことでした。

心筋梗塞は死に至ることもあり、松村さんの場合も処置如何によっては大変なことになっていたかもしれません。

タレントというのは過酷な職業です。健康ブームの最近では「デブキャラ」を売りにすれば、たとえ心筋梗塞になりやすい肥満の体型であればあるほどマラソンなどに出たり、大食いの番組に出たり、身体に負担のかかるようなことをやらされてもタレント生命を維持するためにはやむをえないのです。

しかし、タレント生命を維持するためと言う名目で、ほんとうの生命をなくしてしまっては元も子もありません。 松村邦洋さんはそういう意味で本当に九死に一生を得たといっていいでしょう。

であるならば、「デブタレントはガリガリガリクソンや内山(信二)君にゆずります」と言って自分だけ助かるのではなく、彼らにも健康第一で出来るようなキャラへの転向を進めるべきだと思いますが、みなさんはどう思われますか?  

  



2008年12月04日

【目覚まし前は危険?】

毎朝目覚まし時計の前に起きる自分にとっては、ショッキングな記事が目に留まりました。

『毎朝、目覚まし時計が鳴る前に目が覚める。結構なことのようだが、本当は危ない症状なのだ。「過緊張」といい、それが疲れの原因になっているというのだ。働き盛りに見られる不眠、肩こり、体のだるさ、ほてり、女性に多い冷え症もそうだ。病気とまではいえないが、ほっておくとよくない。

 「過緊張」とは、心や体の緊張が進んでしまい、ゆるめたくても自分ではゆるめられない状態をいう。病気というほどではないが健康でもない、いわゆる「未病」を引き起こす「元凶」ともいえる。

 たとえば、毎朝、目覚まし時計が鳴る前に目が覚める。体内時計が朝起きる時間を覚えているなどと自慢げに話す人がいるが、そんなことを言っている場合ではない。仕事へ出かけなければならないという緊張状態からくる一種の症状で、ストレスが溜まっていく前ぶれなのだ。

 眠りが浅く夜中に何度も目が覚める、トイレに起きる。暑くもないのに汗をかいたり、あまり気づかないが喉や胸につかえを感じて呼吸が浅くなったりする。寝起きなのに肩が凝り固まっている。こうした症状も、過緊張が原因とされる。』(11月27日付 J-CASTニュース)


【朝型、夜型人間】

あなたは朝型人間ですか、それとも夜型人間ですか? 年齢や仕事によって朝型になったり、夜型に切り替えたりするとは思いますが、基本的にどちらに強いかという個々人の個性はあると思います。

そういう僕は明らかに朝型人間です。小さい頃から朝は早起きでしたし、夜は飲みに行ってハシゴ酒とかすると、もうシンデレラ時間になるとウトウトしてしまうのが若い頃から常でした。

「早起きは三文の徳」というコトワザがあるように、早起きするのは得だという思いと釣りや山登りの趣味の必要性からも、いつも目覚まし時計の前に起きれることを自慢にもしていました。そんな思いを完全否定するような今回の記事、ちょっとショックでした。

【何事も行き過ぎは禁物】

確かに寝ているときも緊張しているから、目覚まし時計よりも早く起きれるというのは真実でしょう。ただ、それが仕事のためなのか遊びのためなのかによって、健康への影響は異なるのではないかというのが僕の考えです。もちろん、釣りや山登りに行くために早起きするのは、リラックスのためのプロセスなのであまり問題はないのではということです。

でも、いづれにしても、いつも目覚まし時計よりも前に目が覚めるというのは記事で指摘されているとおり、過度の緊張が持続しているという意味であまり健康にいいことではないのかもしれません。

何事も行き過ぎはいけません。今後は少しリラックスして、早起きもほどほどにしようと思い直しています。

  



2008年10月24日

【高いヒール、何ゆえ?】

スチレットヒール(stilettos)というのは、かかと部分が高くて尖っている靴のことだそうですが、最近米国の有名な女優、ビジネスウーマン、政治家がよくこのハイヒールを履いているとのニュースがタイム誌に取り上げられていました。例えば、共和党の副大統領候補サラ・ポーリン氏はその中でも最もホットな人でしょう。そしてそのヒールの高さたるや、6インチ(15センチ)近くあるそうです。

タイム誌の記事のタイトルは、<strong>「ヒール・パワー」("Heeling Power" , TIME dated on October 13, 2008 )。一体、どうして女性はそんな高いヒールを履くのでしょうか?

【セクシー、でも?】

もちろん、女性はいつでも美しく、セクシーに見られたい一心で、お化粧をし、ダイエットに励み、スタイルを出来るだけ綺麗に見せるひとつの手段としてヒップを高くするハイヒールを履くというのが、理由なのでしょう。中には、背丈だけでも男性に負けないようにと考えている女性もいるかもしれませんが・・・・

でもその代償は、とても高いものかもしれません。タイム誌によれば、ハイヒールは変形関節症(osteoarthritis)や、ひどいものでは統合失調症(schizophrenia)まで引き起こす可能性があるそうです。

【訓練あるのみ?】

そんな健康上のリスクを侵してまで-と男性である僕などは思うのですが、ハイヒールが女性を美しく見せるためのひとつの「武器」として履かざるを得ないものであるならば、後はハイヒールをうまく履きこなす訓練を積むしかありません。実際、アメリカではニューヨーク、シカゴ、ロサンゼルス、サンフランシスコなどの大都市にハイヒールでの歩き方を教授するクラスがあるそうです。

嗚呼、涙ぐましき女性たちの努力なり。世の男性諸氏は、女性たちのこの努力にどこかで報いていかなきゃいけませんよ。
  


2008年10月03日

【恐怖の毒グモ】

身近なところにこんなに毒グモがいたなんてビックリです。

『福岡市は12日、特定外来生物に指定されている毒グモ・セアカゴケグモ約700匹が、同市東区の半径1キロ圏内の公園や住宅などで発見され、薬剤散布などで駆除した、と発表した。同市東区香椎浜の香椎パークポート内「みなと100年公園」で10日、2匹が見つかり、市が調査していた。

 市は12日までに、同公園で約100匹▽人工島コンテナターミナル内で7匹▽香椎浜公園で約350匹▽城浜公園で約150匹▽市営城浜住宅で約100匹▽市営香椎浜で約10匹--を確認した。クモは側溝やベンチの裏に生息していた。

 立ち入り禁止とした3公園を含め、全カ所で駆除作業を実施。公園は安全確認ができ次第、近く開放する。ターミナルは除去作業を済ませたが当面は毎日点検・調査する。』(9月13日付毎日新聞)


【徹底的に駆除必要】

福岡市東区の香椎パークポートというところは僕が住んでいるところから車で10分足らずで、ときどきその近くにあるジャスコに買い物に行ったりします。まさかそんなところに毒グモが700匹にいたなんて・・・・・絶句。

セアカゴケグモは、原産がオーストラリアで、日本国内では1995年に初めて大阪で発見されたとのこと。体長は約1センチで、背に赤い帯状の模様があり、かまれると発汗や吐き気などを催すことがあるそうです。ああ、恐ろしい。

世界中から物を買っている日本には、購入している原材料などに付いて色々な外来生物が入ってきています。毒グモなどと言う「招かれざる客」は、早く徹底的に駆除してほしいですね。

  


2008年09月30日

【バナナ効果?】

前回は納豆、今回はバナナが騒動を引き起こしています。

『テレビ番組がバナナダイエットを取り上げたところ、スーパーなどでバナナの品切れがもう一週間も続いている。2007年は、納豆ダイエットの品切れ問題があったが、それに次ぐ騒ぎだという。そんなにありがたがるほど、健康によいものなのか。
  「2、3日間、バナナは全部、ありませんでした。昨年の納豆ダイエットのときに次ぐ反響ですね。注文の半分ほどしか入荷せず、すぐ売り切れるんですよ」

 熊本市内のスーパー「ハローグリーンエブリー」長嶺店の店長は、こう明かす。

 この騒ぎのきっかけが、TBS系で2008年9月19日夜放送の「ドリーム・プレス社」だ。女性タレント8人が出演する4時間のダイエット特別番組で、その中で、森公美子さんは「朝バナナダイエット」に挑んだ。そして、毎朝食はバナナと水だけという生活を1か月半続けたところ、7キロも減量に成功したというのだ。』(9月26日付 J-CASTニュース)


【女性の最大の関心事?】

それにしても世の中には「痩せたい」と思っている人がどれだけいるんでしょうか。男女別では圧倒的に女性の方に「痩せたい」願望が強いみたいですね。

先日もテレビを見ていたら、泉ピン子さんがレコード・ダイエットという手法で4ヶ月で60数キロから49キロまで減量したという番組があっていました。ダイエット番組はこれに限らず、かなりの視聴率を取れるからテレビ局もあの手この手で新しい手法を紹介するのでしょうね。

今回のバナナダイエットと似たような騒動がつい最近ありました。そう、07年1月7日放送の関西テレビの番組「発掘!あるある大事典II」で放映され、スーパーから納豆が消えた納豆ダイエットです。この騒動は、虚偽のデータで効果を強調していたことが問題になり、事態は沈静化しました。

バナナダイエットは、虚偽のデータではないようなのでテレビ局自体に問題はないようです。

【ナチュラル・ダイエット】

バナナだけ食べ続けるというのは、果物のカロリーは多くないので当然ある程度の効果はあるのでしょう。1985年にアメリカの健康コンサルタントのハーヴィー・ダイヤモンドという人が書いた全世界で1200万部も売れたベストセラー「FIT FOR LIFE」(邦訳『ライフスタイル革命』)という健康法の本の中にも、朝食に果物だけを食べると健康になるし、ダイエットにもなるという項目があります。確かに朝に果物を取るというのは一定のダイエット効果や健康効果があるのでしょう。でもこの本でもバナナだけ食べるというのは推奨されてるわけではありません。

したがって、テレビや雑誌の宣伝文句に踊らされてバナナばっかりを食べるというのは栄養が偏る可能性もあるし、どうなんでしょうか。

バナナダイエットを始められている方、もう一度じっくり自分で調べてみるべきだと思いますが、どう思われますか?

  



2008年08月28日

【新規出店禁止】

ロサンゼルスで面白い実験が行われようとしています。

『肥満防止のためにファストフード店の新規出店を1年間禁止する条例案がロサンゼルス市議会で可決され、論議を呼んでいる。同様の措置を求める動きは他都市にも波及しつつあり、レストラン業界団体は「ファストフード店だけが肥満の原因ではない」と、条例化を阻止する構えだ。

 ロサンゼルス市議会で20日までに可決された条例案は、低所得者が多い南ロサンゼルス地区で住民の肥満が目立つことを受け、同地区へのファストフード店の新規出店を1年間禁止するというものだ。市議会では先月末に全会一致で可決され、現在市長の署名待ちとなっている。

 特定の形態の飲食店を禁止する条例は全米でも初めてとみられる。ロス市当局の調査によると、南ロサンゼルス地区の成人の肥満者率は30%、同地区の飲食店に占めるファストフード店の割合は73%と、いずれも市内の平均を大きく上回っている。

 同様のファストフード店出店禁止条例案はカリフォルニア州のサンノゼ市議会でも提案されており、他都市にも広がりつつある。これに対し、全米レストラン協会は「肥満の原因は複合的で、ファストフード店だけが標的にされるのは不公平」と反発している。』(8月21日付産経新聞)


【ファストフードと肥満】

アメリカという国は時々突拍子もないことをやるのですが、このニュースもそのひとつではないでしょうか。常識的に考えると、確かにファストフードは肥満の原因のひとつかも知れませんが、だからといってファストフード店の新規出店を禁止するというのは、ちょっと行き過ぎだと思います。

それにしても、この新聞記事にある南ロサンゼルス地区の成人の肥満者率は30%、同地区の飲食店に占めるファストフード店の割合は73%というのは凄い。アメリカ人の平均的な食の水準というのは、食事の多様性という観点からは日本と比べると大きく見劣りするのではないかというのが僕の実感ですが、低所得者層になるとそれが極端に現れるのかも知れません。

新聞記事でも、肥満者の増加は米国で大きな社会問題となっていると紹介されていて、米市民団体「アメリカの健康への信頼」(本部ワシントン)の調査では、成人人口の3分の2が太り気味か、肥満とみられているそうです。

ハンバーガーとコーラばかりでは、栄養が偏って極端な肥満になるというのもうなづけますよね。それにしても肥満の原因をファストフードに押し付けるやり方も行き過ぎのような気がします。社会全体で考えるべき問題を一業界に押し付けるという意味では、京都市がコンビニ業界に深夜営業自粛を迫るのと構図が似てますね。みなさんはどう思われますか?
  



2008年06月11日

【政治家がタバコ増税に食指】

政治家がたばこ1箱1000円に向けて動き出しました。

『基礎年金の国庫負担率引き上げを来年度に控え、2・5兆円の財源捻出(ねんしゅつ)が大きな政治課題となっている中で、与野党がそろい踏みでたばこ税の大幅増税に向けて動き出した。超党派の「禁煙推進議員連盟」(会長・綿貫民輔国民新党代表)の有志議員が11日に、久々に議論を再開するほか、経済成長を通じて財政再建を目指す「上げ潮」派も超党派の“たばこ1箱1000円議連”を発足させる運びで、1箱の平均価格を欧米並みの1000円に値上げすべきだとの論調が強まっている。

 増税論議のきっかけは3月4日付本紙「正論」欄に日本財団の笹川陽平会長が寄稿した論文だった。

 「たばこ増税は喫煙規制が進む世界の大勢であり、実現すれば大きな財源になる。国会には超党派の議員立法として正面から取り組んでいただきたい」

 笹川氏は、たばこ1箱の値段を平均1000円に値上げし、現在の消費量が維持されるならば、消費税4%に相当する9兆5000億円の税収増が見込まれると試算。仮に消費量が3分の1になっても3兆円の税収増が見込め、「消費税よりも先に論議すべきテーマだ」と断じた。

 来年度から基礎年金の国庫負担率を3分の1から2分の1に引き上げることが決まっており、必要な2・5兆円の財源をどう手当てするかに頭を悩ませていた与党がこれに飛びついた。』(6月7日付産経新聞)


【タバコ千円に現実味】

以前、僕のブログ記事でも紹介した笹川論文に政治家が飛びついたのです。あの論文記事を読んだとき、「これはいいアイデアだなあ」と僕も思いました。と同時に笹川氏に昔の笹川良平の悪いイメージを抱いていた僕はウィキペディアで調べてみました。そうするとなかなか社会的見識が高く、立派な公益事業をやっていることがわかったのです。さらに加えて、僕のブログ記事のご意見番「富山の通りもん」さんによれば、僕の家の近くにある福岡工業大学の財政再建にも尽力された方だとか。

そういう笹川陽平氏は、スケールが大きく地に足の着いた公益事業の企画力、実行力で国内よりむしろ海外で評判が高いとのこと。

今回のタバコ1箱千円提案も、真っ当なアイデアであり税収不足に悩む政府や政治家が飛びつくのも無理はありません。これで法案提出となれば、おそらく超党派での立法かなにかで本当に実現するのではないでしょうか。
【受益者負担の原則】

今、石油価格が1バレル当たり140ドルを超えるような高騰が続いており、経済の減速が一段と進むのではないかという懸念が広がっています。確かにマクロ経済全体への影響は甚大で無視できないのですが、地球温暖化防止の観点からは、いわゆる受益者負担の原則としてCO2をばら撒く車に乗っている運転者が相応の燃料費を払わなければならないという意味では、地球温暖化防止のためのための他のどんな施策よりも有効性が高いと言えます。

それと同様、自分の健康さらには周辺の人たちの健康にとっても害が多いタバコのコストが今の数倍になることは、受益者負担の原則に沿うのではないかと思います。愛煙家のみなさん、それでもタバコを吸われますか、それともやめますか?


《参考》


・「タバコ1箱千円の波紋」・・・2008年3月13日の僕のブログ記事


  



2008年04月24日

【メタボと保健師】

法律の改正がともすると目立たなかった職業を一躍表舞台に立たせようとしているという記事が目についた。

『保健師の存在がにわかに脚光を浴びてきた。今年度からメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目した特定健康診査・特定保健指導が義務化され、重要な役割を担うようになったためだ。メタボ該当者らを減量や血液データ改善などへどう導くのか。看護師に比べて有資格者数が大幅に少なく、人手不足も心配されるほか、さらなる能力の向上も求められている。保健師が所属する日本看護協会(日看協、久常節子会長)では、保健師の育成に本腰を入れ始めた。』(4月18日付産経新聞)

【脚光、保健師】

保健師と言えば、一般的にはこれまで、公務員として自治体の保健所などへ進むケースが多く、医療界では医師や看護師と比べ、どちらかというと目立たない存在で、有資格者数も、全国の看護師約82万3000人に対し、4万7000人にすぎないそうなのですが、個人的には学校や大手企業の医務室でちょっとした身体の不調を見てくれる看護士さんのような優しいお姉さんの姿が思い浮かびます。一体、どういう職業なのでしょうか?というわけで、その定義を「13歳のハローワーク」(村上龍著)を見てみました。

『市町村役場や地域の保健所、保健センターなどに勤め、住民の健康を守り、促進することに努める。相手は、赤ちゃんからお年寄りまであらゆる年齢層にわたっており、それぞれの人の生活や健康状態を聞きながら、適切な措置やアドバイスをしていく。そのため、保健師として働くためには、幅広い知識や視野、あたたかい人間性、しっかりした体力と精神力が欠かせない。以前は「保健婦」という名前で知られていた職業。1993年に保健婦助産婦看護婦法が改正され、男性もこの仕事につけるようになったが、2002年からは「保健師」という名称に統一された。保健師は国家資格のひとつ。受験にあたっては看護師免許(もしくは看護師国家試験受験資格)が必要なので、看護師養成機関で学んだうえ、保健師養成学校で学ぶか、看護師と保健師のカリキュラムをそなえている看護系の4年制大学で学び、試験を受ける。また保健師の資格を取得すると、養護教諭(2級)の資格も申請するだけで取得できる。』

まさに村上龍氏の言葉どおり、保健師さんとは「幅広い知識や視野、あたたかい人間性、しっかりした体力と精神力が欠かせない」職業なのです。どちらかと言えば、目立たない存在であった保健師さんが今回の法律改正でメタボ検診のアフターフォロー役として脚光を浴び、需要も急増しているということは、将来的には保健師さんたちの待遇改善や職業上のステータスアップにもつながっていくのではないでしょうか。

医療費削減を強引に進めるため、やや拙速で説明不足の感が否めない厚労省のメタボ検診ですが、保健師さんの仕事に光を当てたという意味ではよかったと言えるのかもしれません。これから気になるウェストのサイズダウンなどにアドバイスしてくれる保健師さんとのコンタクトが増える中高年サラリーマン諸氏、みなさんの保健師さんのイメージはどんなものですか?face02  



2008年04月04日

【意外な結果?】

ヤフーでニュースを検索していると、毎日いろいろな記事が目に飛び込んできます。その中には、常識とは正反対の面白い記事も見かけます。これもそのひとつ。

『血中の総コレステロール値が低い人は死亡リスクが高いことが28日までに、浜崎智仁富山大教授、大櫛陽一東海大教授らの研究で分かった。特に男性の場合、総コレステロール値が高いほどリスクが低くなる傾向がみられた。
 大櫛教授らの別の疫学調査では、「悪玉」とされるLDLコレステロールで同様の傾向がみられた。
 4月から始まる特定健診では、LDLが一定値以上だと受診勧奨となるが、浜崎教授は「コレステロールを悪者にする説はもともと米国から来たもの。米国は心臓疾患や肥満が多く、体質が違う。不必要な人まで薬物治療の対象になる」と懸念している。
 同教授らは、コレステロールと死亡率に関する国内の疫学調査を検索し、「5000人以上を5年以上追跡」などの条件で5本の文献に絞り込み、延べ約17万3500人分を「メタ分析」という手法で解析した。』 (3月28日付時事通信)


【いよいよメタボ検診開始】

今月からいよいよ「特定健康診査・特定保健指導」、通称、「メタボ検診」あるいは「メタボ診断」が始まります。この新制度は現在の健康診断に腹囲測定を加えたもので、男性でウエストが85cm以上、または85cm未満でもBMIが25以上の人は、国から「メタボまたはその予備軍」の判定をされてしまいます。それだけならいいのですが、メタボな社員がいる場合、その企業は医師や保健師、管理栄養士などを通じて、生活習慣改善のための支援を行なうことが義務づけられることになり、サラリーマンにとっても企業にとってもメタボは自分達の健康状態が直接コストに跳ね返ることなったのです。

そのメタボ検診に引っかからないためにもコレステロール値を上げないことが重要だというのが、僕ら中高年の「常識」です。コレステロールが高いとリスクが高いといつも脅かされているのです。

そんな恐怖のコレステロール値が高いほうが死亡率が低いという今回の研究結果。いったい、僕達どうすりゃいいんでしょうか。

あまり、その時々の研究結果に惑わされないようにしないといけませんが、ついつい自分に都合のいいデータや研究結果に頼りたくなるのが人情ですね。みなさんはどっちを信じますか?

  



2008年03月19日

【機内で急患発生!】

飛行機内で急患が発生したとき、看護士さんやお医者さんが同乗していて協力してくれたときほどありがたいことはないでしょう。そんな事例が先月末にあったという記事が目に留まりました。

『インドネシア・バリ島行きの旅客機内で、心肺停止状態になった男性客を乗客の女性看護師が心臓マッサージなどの緊急措置をして一命をとりとめていたことが、分かった。機内で急病患者が出た場合、乗客の医師などに協力を求めるケースは多いが、日本航空は「心肺停止ほどの重篤患者は珍しく、とても感謝している」と話している。

 男性客を救ったのは、滋賀県栗東市の済生会滋賀県病院に勤務する柴田育英さん(23)。

 先月28日、妹(21)とバリ旅行のため関空発の日航機に乗っていた。夜勤明けの疲れで機内で眠っていたが、斜め前の座席で60歳代の男性が倒れた物音に気付き、目をさました。

 呼吸音から、舌がのどに詰まる舌根沈下の状態であることに気づき、駆け付けたが、男性はすでに心肺停止状態。気道を確保しながら心臓マッサージを始めたところ、機内に乗り合わせていた別の女性看護師2人も協力し、男性はまもなく息を吹き返した。

 意識を回復した男性は、家族に付き添われてバリ島の病院で、改めて治療を受けたという。』(3月13日付産経新聞)


【咄嗟の判断】

人の生死がかかっている現場に居合わせると、よほど訓練されていないと気が動転してどうしていいかわからなくなるのが普通の人の反応でしょう。そんなときに医師や看護士といった医療現場の人たちが居合わせていると心強いものです。

心強いばかりか、この事例では看護士の柴田育英さんが1人の男性の命を救ったのです。新聞によれば、柴田さんは看護師になって2年目で、救急医療に苦手意識があるといい、その分、積極的に勉強会に出席するなど努力を重ねていたとのこと。機内でのことについて聞かれると、「とっさの行動でしたが、研修で身につけた技術が役立ってよかった」と述べたそうです。

柴田さんが苦手意識を克服して、日々研鑽に励んでいたからこそ男性の命が救われたと思うと、ほんとうに素晴らしいことだと感じます。これからも看護士として多くの患者さんのために努力してほしいですね。  


2008年03月14日

【寝不足も寝過ぎもダメ】

睡眠について興味深い研究結果が発表されました。

『寝不足や寝過ぎは、動脈硬化につながる高脂血症、高血糖、肥満といった生活習慣病になりやすいことが12日、日大医学部の兼板佳孝専任講師(公衆衛生学)らの疫学研究で分かった。同講師は「良い睡眠は生活習慣病の予防に重要」としている。
 同講師らは、(1)2005年の地域住民の健診データ約1000人分(2)03年国民健康・栄養調査データ約4000人分(3)職場健診のデータ約2万2000人分-を分析、睡眠時間と高血糖などとの関連を調べた。
 その結果、住民健診では血糖レベルを表す「HbA1c」の値が、睡眠6時間未満と8時間以上で高かった。また、国民健康・栄養調査では、女性の場合に中性脂肪が睡眠6~7時間で最も低く、それより短いか長いほど高かった。動脈硬化を抑制する働きがある「善玉コレステロール」の値は、6~7時間で最も高い傾向を示した。』(3月12日付時事通信) 


【適度の睡眠】

最近ベストセラー本を次々と世に出して注目されている経済評論家の勝間和代さんも、どんなに忙しくても6~7時間の適度の睡眠は欠かせないとその著書の中で紹介していました。

僕自身も睡眠時間が4~5時間だと極端に日中の仕事の効率が落ちて、眠気に襲われることが増えます。

やはり、年齢や個人差はあっても健康な身体を長い間にわたって維持していくためには、人間には適度の睡眠が必要なようですね。

みなさんはちゃんと睡眠時間をとっていますか?
  


2008年03月11日

【笹川氏提言の波紋】

タパコ値上げの提言が巷で波紋を広げています。

『「タバコ一箱の値段を1000円にすべきだ」と笹川陽平日本財団会長が提案している。時を同じくして、日本学術会議がたばこの増税と値上げを内容とした要望書を国に出した。1箱1000円時代はやってくるのか。

産経新聞の2008年3月4日付けコラム「正論」に、笹川日本財団会長の主張が掲載されている。それによると、日本で320円で売られているタバコは、ロンドンでは5ポンド(1045円)。各国と比べても日本のタバコの値段は安く、

  「日本も1箱1000円とするよう提案する。現在の3倍以上になるが、たばこ増税は喫煙規制が進む世界の大勢であり、厳しい財政赤字の中、実現すれば大きな財源になる。国会には超党派の議員立法として正面から取り組んでいただくようお願いしたい」

と書いている。1箱1000円になれば、消費量が3分の1に落ち込んだ場合も3兆円を超す税収増が見込める計算で、未成年者の喫煙も抑制できるため、消費税より先に議論すべきテーマだとしている。』(3月6日 付J-CASTニュース)



【あくまでも健康第一】


同記事によると、日本学術会議もたばこの増税・値上げをするべきだとだという要望書を国に提出しているそうで、税金を現在の一箱あたり約189円に300円加えた場合、喫煙者は300万人減の3310万人になり、たばこ消費量は800万本減の1910億本となり、税収は2.05兆円増え4.29兆円になるという試算も公表しています。

笹川氏の提案のように一箱1000円にすればもっと消費量は減ると思いますが、それでもそれなりの税収増が見込めるし、喫煙する人が減るというのも社会全体としてはいいことなのかもしれません。

税収増のことはさておいて、たばこ一箱1000円になると、一本が50円。コーヒー一杯の値段がマクドナルドで100円、その他の喫茶店では200円から500円程度しますから、しばしの開放感を得るのにタバコ4~5本吸ってコーヒー一杯前後と思えばいいのかも知れません。

なにより、これほど世界的でも医学的にタバコの害が知られるようになり、健康に悪いことが証明されているわけですから、この程度値段を高くして喫煙者の喫煙を抑制する方向にもっていくことはある程度理解されるのではないでしょうか。

僕はタバコは吸わないのであまり大きなことは言えませんが、喫煙者のみなさん、このタバコ値上げ提案どう思われますか?  


2008年02月19日

【アルコールと健康】

健康で長生きするためには、適度に食べて、規則的に運動して、十分な睡眠を取ることが最初の大事なステップですが、その健康法にちょっとばかりアルコールを加えるとどうでしょうか?

2月18日号タイム誌「Work Out and Drink Up」と題して、アルコールと運動を適度にやれば心臓を助けることになるという記事が載っています。

どの程度のアルコールを指しているのでしょうか?酒飲みにとっては興味津々ですね。

【予想以上の効用】

もともと日本でも適度のお酒は健康にいいと言われていますが、デンマークの公衆衛生機関の疫学者Morten Gronbaek博士の研究によると、少なくとも1日30分から1時間の適度な運動(ジョギングなど)をして、女性なら1日1杯、男性なら2杯程度のお酒を飲むと、運動かお酒どちらかを実践する人あるいは何もしない人に比べると心臓疾患になるリスクが低くなるというのです。

それはなぜか?博士の研究ではアルコールも適度の運動も善玉コレステロール(HDL)を増やし、血管の循環を良くするからだとのこと。納得できますね。

適度のお酒の合間に1週間に1日から2日程度休肝日を設けることも大事なことです。人生にストレスはつきものですが、それを癒してくれるのも適度のアルコールです。みなさん、健康で豊かな人生を送るために適度のアルコールを心がけてはいかがでしょうか?  


2008年02月15日

【ノロウィルスの感染経路】

結構ショッキングなニュースです。

『ノロウイルスがコンピュータのキーボートやマウスなど共有設備を介してヒトからヒトへ感染することが、米国疾病対策予防センター(CDC)によって報告された。接触感染性の強いノロウイルスは、ウイルス性胃腸炎(stomach flu:胃インフルエンザ)の原因ともなり、数日間にわたる嘔吐や下痢を引き起こす。

CDC発行の「Morbidity and Mortality Weekly Report」1月4日号に掲載された今回の報告は、昨年(2007年)2月に米ワシントンD.Cの小学校で起きたノロウイルスの集団感染に関するもの。生徒314人、スタッフ66人のうち、103人(生徒79人、スタッフ24人)がノロウイルスに感染し、汚染源特定のため、学校の備品表面から検体を採取した。

検査の結果、1年生の教室にあるコンピュータのマウスとキーボードにノロウイルス陽性反応が認められた。共著者でCDCの疫学者のShua Chai博士によれば、ノロウイルスは物体の表面で数日間生存することができるという。

感染の予防法として同氏は、共有設備使用後の手洗いの徹底と、希釈した漂白剤によるキーボードやマウスの定期的な消毒、さらに、感染者は症状が治まっても1~3日間ウイルスを保持し、物を汚染する可能性があるので、外出を控えることを勧めている。』(2008年1月3日/HealthDayNews)


【キーボード、マウス?】

昨年末から今年にかけて福岡でも結構、ノロウィルスが静かに広がっているという噂をよく聞きます。僕の身近にもノロウィルスで休んだ人がいたり、ブログでそういう話を見たりすることが結構あるのです。

その原因のひとつにコンピューターのキーボードやマウスがあるとしたら・・・・これは相当ありそうな話ですね。現代のオフィスはどこもコンピューターなしには成り立ちません。もちろん自分だけが使うコンピューターを揃えているところも多いかもしれませんが、油断は禁物です。

普通はノロウィルスの感染経路といえば食中毒や感染患者からの経口感染によるものというのが一般的なので、このニュースのようなキーボードから集団感染するというのは驚きでした。

みなさんは同僚や上司のパソコンのキーボードやマウスに日頃触っていませんか?もしそうだとしたら恐ろしいことになりますよ! 最低限、手洗いを励行しましょう!


《参考》

・"Norovirus Outbreak in an Elementary School----District of Columbia, February 2007" ---Morbidity and Mortality Weekly Report dated on Jan.2, 2008
  


2008年01月25日

【ノロウィルスの感染経路】

結構ショッキングなニュースです。

『ノロウイルスがコンピュータのキーボートやマウスなど共有設備を介してヒトからヒトへ感染することが、米国疾病対策予防センター(CDC)によって報告された。接触感染性の強いノロウイルスは、ウイルス性胃腸炎(stomach flu:胃インフルエンザ)の原因ともなり、数日間にわたる嘔吐や下痢を引き起こす。

CDC発行の「Morbidity and Mortality Weekly Report」1月4日号に掲載された今回の報告は、昨年(2007年)2月に米ワシントンD.Cの小学校で起きたノロウイルスの集団感染に関するもの。生徒314人、スタッフ66人のうち、103人(生徒79人、スタッフ24人)がノロウイルスに感染し、汚染源特定のため、学校の備品表面から検体を採取した。

検査の結果、1年生の教室にあるコンピュータのマウスとキーボードにノロウイルス陽性反応が認められた。共著者でCDCの疫学者のShua Chai博士によれば、ノロウイルスは物体の表面で数日間生存することができるという。

感染の予防法として同氏は、共有設備使用後の手洗いの徹底と、希釈した漂白剤によるキーボードやマウスの定期的な消毒、さらに、感染者は症状が治まっても1~3日間ウイルスを保持し、物を汚染する可能性があるので、外出を控えることを勧めている。』(2008年1月3日/HealthDayNews)


【キーボード、マウス?】

昨年末から今年にかけて福岡でも結構、ノロウィルスが静かに広がっているという噂をよく聞きます。僕の身近にもノロウィルスで休んだ人がいたり、ブログでそういう話を見たりすることが結構あるのです。

その原因のひとつにコンピューターのキーボードやマウスがあるとしたら・・・・これは相当ありそうな話ですね。現代のオフィスはどこもコンピューターなしには成り立ちません。もちろん自分だけが使うコンピューターを揃えているところも多いかもしれませんが、油断は禁物です。

普通はノロウィルスの感染経路といえば食中毒や感染患者からの経口感染によるものというのが一般的なので、このニュースのようなキーボードから集団感染するというのは驚きでした。

みなさんは同僚や上司のパソコンのキーボードやマウスに日頃触っていませんか?もしそうだとしたら恐ろしいことになりますよ! 最低限、手洗いを励行しましょう!  



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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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