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2007年11月07日

【二刀流復活】

剣道場では、まさに剣豪・宮本武蔵の二刀流を彷彿とさせたのではないでしょうか。

『3日の全日本剣道選手権で、二刀流の山名信行六段が1勝。剣豪・宮本武蔵で知られる二刀流だが、69年を最後に出場が途絶えていた。 
 山名は全日本選手権1回戦で平尾泰(東京・警視庁)に延長24秒、左手の小太刀(竹刀)で小手を決めて勝利した。

 京都府出身で小学3年から剣道を始め、北嵯峨高で国体出場。国際武道大(千葉県)に進学し、約400人いる剣道部員の中で「選手として生き残るためには、何かで抜きんでないと、と考え」、大学3年の春から二刀流に取り組み始めた。』(11月6日付毎日新聞)


【意外な事実】

それにしても僕ら剣道の素人にとって今回のニュースが驚きだったのは、二刀流が戦後の学生剣道界では禁止されていたという事実でした。

新聞報道によれば、それは『昭和初期に二刀流剣士が各地に現れ、好成績を残したことに「(一刀の)基本が脅かされる」との危機感が広がったため』と言われているそうです。その後、92年に全日本学生剣道連盟が解禁したものの、すでに長年二刀流を封印していたために指導者が少なくなり、なかなか二刀流の剣士が出てこなかったようです。

そんな中で出てきた二刀流の山名六段。剣豪・宮本武蔵の著書『五輪書』を熟読し、一刀で全日本選手権を2度制した後、99年全国八段大会では二刀流で準優勝した戸田忠男八段らの指導も受けたとのこと。

これを機会に二刀流に対する世間の認知も広がって、剣道界に新しい風が吹くのも楽しみですね。

《参考》

・現代剣道における二刀流 - NPO法人二天一流武蔵会  



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