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2008年01月06日

【原油100ドル時代】

ついに原油相場が1バレル100ドルをつけました。

『年始休場明け2日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、世界有数の産油国ナイジェリアでの治安悪化やドルの急落を背景に急伸し、代表的指標である米国産標準油種WTIの中心限月2月物は昨年11月20日につけた史上最高値(1バレル=99.29ドル)を一気に上回り、一時100ドルちょうどをつけた。
 原油相場は、中国やインドなど新興国における石油消費の増大で需給逼迫(ひっぱく)感が強まる中、投機資金の流入を招き高騰が続いている。ただ、原油高騰は原材料や燃料コストの増大につながるため、インフレ進行や個人消費減速に対する警戒感が一段と強まるのは必至だ。
 2月物は12月31日終値比3.64ドル高の99.62ドルで終了。原油相場は過去1年で70%強も急騰し、5年間では3倍以上になった。』(1月2日付時事通信)


【新たなパラダイム突入】

原油の高騰といえば、1970年代に世界を襲った二度の石油危機が思い出されます。あの時の原油価格は、それまで一世紀以上一バレル当たり1~2ドルという安値で安定していた石油が10ドルを突破し、世界はまさにオイル・ショックに揺れました。

そして今回、つい数年前まで数十ドルだった原油相場が100ドルを突破し、再び大きな節目を突破したのです。折りしも、同日にニューヨーク株式市場はダウ平均が220ドル近く下落、続く東京市場も一時700円近く暴落しました。

市場の波乱の原因は、サブプライム問題などで投資先を失った行き場のない投機資金が原油や穀物、金、希少資源といった商品に向かっているからとの見方もありますが、それは皮相的な見方であり、もっと構造的・長期的な要因も見なくてはいけないのではないでしょうか。

すなわち、21世紀に入って産業革命以来の文明のパラダイムが大きく変わり、現代文明がその基盤を急速に失いつつあるということではないでしょうか。

【グラフが意味するもの】

ここに過去1000年にわたる気温の変化を示すIPCCのグラフがあります。このグラフによれば20世紀から急速に上昇している気温が21世紀に入ってさらに加速度的に上昇していくと予測されています。その21世紀以後のグラフの角度は原油や鉱物資源などの商品価格のグラフも10年、100年単位の長期トレンドで見ると同じような傾きになっているのです。(それらの商品価格のグラフを調べて見てください)

石油をはじめとするいづれは枯渇する地球の資源を制限なく使える時代が終わりを告げようとしています。そして、使いにくくなるだけではなくて、それらの資源を使うことによる環境破壊が地球のキャパシティをとっくに超えて人間だけでなく地球上のあらゆる生命の生存を脅かす時代がやってきたということではないでしょうか。

問題は石油の高騰や地球温暖化といった現象面の解決だけではなく、より根本的にはこの文明のパラダイム・シフトをより多くの人々が早く真剣に受け止め、新しい文明の枠組みを創っていけるかどうかにかかってきているように思えます。

日本やアメリカはそういう意味で思考の転換が図れているでしょうか。大いに疑問です。  



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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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