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2008年01月23日

【恐怖の温暖化進行】

専門家の予想もはるかに超えるスピードで温暖化が進行している事実がまた確認された。

 『シベリア東部の永久凍土帯の地中温度が04年以降急激に上昇し、凍土が急速に融解していることが、海洋研究開発機構とロシア科学アカデミーの共同研究で明らかになった。地球温暖化により、この地域の降水量が増えたことが原因と考えられ、牧草地の水没や道路崩壊などの影響が出ている。永久凍土融解は温室効果ガスのメタンの放出、植生や気候の変化を招くという。

 海洋機構は97年からシベリア東部のヤクーツクで観測を開始、ロシアの3測候所のデータと併せて解析した。

 深さ3.2メートルの平均地温は年間0.01度のペースで上昇していたが、04年以降、急加速し氷点下2.6度から06年には同1.5度に達した。夏季に解ける凍土層の厚さも、03年までは1.2~1.3メートルだったが、04年以降は2メートルを超えるようになった。

 この影響で、湖沼面積がこの7年で3・5倍に拡大し牧草地が水没するなどの被害が出ている。冬季は凍結する川に大量の水が流れているなど、従来見られなかった現象が起きているという。

 海洋機構によると、シベリア全体で降水量が増えている。夏季の雨は凍土を解かすため、降水量の増加が直接の原因とみている。

 海洋機構の大畑哲夫プログラムディレクター(雪氷学)は「これまで考えられていた以上のスピードで永久凍土の融解が進む可能性もある。オホーツク高気圧の勢力など日本の気候への影響もあるかもしれない」と話している。』(1月18日付毎日新聞)


【正のフィードバック】

この記事によると、シベリア東部では今までは深さ3.2メートルの平均地温は年間0.01度のペースという比較的緩やかなペースで上昇していたのに、04年以降、急加速し氷点下2.6度から06年には同1.5度に達したとあるが、たった2年で1.1度も上昇したことになる。実に過去の平均地温上昇の110倍近い温度変化だ。こんなことがたった数年で起こっているなんて背筋も凍るような事態だ。


※地図上の紫の地帯が永久凍土

これはすでにシベリアの凍土地帯では、温暖化がさらなる温暖化を加速する「正のフィードバック現象」がすでに始まっていることを意味する。なぜなら、永久凍土が溶けると、埋もれていた樹木などが腐敗してメタンガスが大量発生するからだ。メタンガスはCO2の約20倍もの温室効果ガスのため、メタンガスの大量放出→温暖化加速→永久凍土の更なる溶解→メタン発酵→メタンガス放出という悪循環が「正のフィードバック」として急激に温暖化を加速していくからだ。

【IPCCの予測も甘い?】

IPCCは「気温は最大6.4度上がる」と警告しているが、その報告書の予測にはメタンガス放出等の温暖化の加速は考慮されていないのだ。(「温暖化地獄」の著者で東大生産技術研究所の山本良一教授の話)

すなわち、人々が驚愕するIPCCの温暖化予測に関する報告でも未だ現実認識が甘いことが今回のシベリア永久凍土の融解の現状でも明らかになってきているのだ。

小手先の解決法ではもう手遅れだという自然界からの警告。これはCGを使ったハリウッド映画の世界ではなく、現実の世界の話であり、予想以上に早く僕たちの日々の生活を脅かすことになるだろう。一刻の猶予も許されない。  



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