2008年07月11日

【舁き山と飾り山の歴史】

昨日に続き今日も朝から東流とか千代流といった博多山笠の各流区域内を担って回る流舁きが行われます。これは各流が決められた時間に、太鼓の合図とともに山笠を舁き出すもので、路地の隅々まで舁き入れられ、地域全体で祭りを喜び合う行事です。(「山笠講座」に各流の説明がありますのでここをクリック!)

この各流の男衆に担がれる山笠の舁き山は、明治時代中期、市中に電話線が張り巡らされたことにより、山笠は舁き山と飾り山とに分離されて今日に至っています。そしてこの飾り山は毎年7月1日から市内の各流の決められた場所に飾られ市民の目を楽しませてくれるのです。

【飾り山と博多人形】

この飾り山笠は、高さ15メートルに達するものもあり、博多人形師が腕によりをかけて作った武者人形などが正面に、反対側には子供たちが喜ぶ「どらえもん」などの漫画の主人公などがこれも博多人形師の手によって作られています。
 明治以前は”動”の舁き山と”静”の飾り山笠はもともと一体のものであって、飾り山笠そのものが「山笠」で、それを舁き手が渾身の力で担っていました。しかし、今は分離されているために舁き山の勇壮さには少しマイナスかも知れませんが、かえってじっくりと博多人形の伝統美を眺められるという利点もあります。

【博多人形師と博多を知る絶好の機会!】

各流の博多人形を作る博多人形師には置鮎さんや中野さんといった方々がおられ、博多人形の伝統を山笠に毎年刻み込んでいるのです。 (どの飾り山がどの博多人形師によるものかはここをクリック!)

いづれにしても7月1日から15日にかけては、山笠と博多の伝統を知る年に一度の貴重な機会です。この時期に出張や観光で博多に来られる方、是非このブログ活用してくださいね。

≪参考≫

・「博多祇園山笠」・・・西日本新聞が今年提供している山笠に関するサイトです。各山の担当記者が生の取材でわかりやすく書いています。

  




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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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