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2008年07月17日

【快晴、博多一番!】

今年の7月15日は大荒れだった昨年から一転、抜けるような快晴に恵まれての追い山日和となりました。

そんな中、例年どおり参加者を募って「追い山見学ツアー」を実施しました。親しい友人の大きな助けがあって集まったのは何と17人。今までで一番多い参加者にちょっととまどいましたが、嬉しい悲鳴でした。

早朝4時25分、博多駅前の飾り山前に集合して全員でいざ出陣。途中ではぐれたら、そこからは自分で見学してくださいと事前に説明した上で、まさに追い山を「追っかけて」回るツアーの開始です。

【勇壮、追い山の男たち】

今年の一番山は大黒流、そして二番は僕の故郷の東流でした。いつもの通り、承天寺から見学し、旧東町筋を走って行きましたが、狭い通りを走り抜ける男たちと舁き山の勇壮さには惚れ惚れします。そして各流れの前を走る子供たちの凛々しい姿も早朝の博多の町にぴったりとはまっていました。

追い山見学ツアーの参加者たちは終点の須崎の廻り止めまで大半が脱落せずに僕の後をついて来てくれました。きっと追い山を「追いかける」ことで少しでも舁き山を守って走る男たちの気持ちがわかってもらえたと思っています。

【新たな発見】

追い山を毎年見ていると、必ず新しい発見が何かあります。今年もひとつ大きな発見をしました。その発見とは、多くの人がきっと感じている疑問「なぜ、追い山は早朝に走るのか?」に対する答えです。

それは大自然をも山笠の演出舞台とする先人の知恵です。デジカメで舁き山を追いかけているうちにそのことに気づきました。承天寺で大黒流を撮ったときはほとんど見えなかった舁き山が、聖福寺前で撮った東流の舁き山は白々と明け始めた夜明けの太陽の光を浴びて浮かび上がっていたのです。

夜明けのダイナミックな光の演出が、まさに神事としての博多祇園山笠の一部となっているのです。

この発見にひとりで静かに感動を覚えて2008年の追い山を追えることが出来ました。追い山見学ツアー参加者のみなさん、どうもお疲れ様でした。

  




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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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