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2008年08月29日

【メダリストのポーズ】

メダリストがカメラの前で取るポーズって観察したことありますか?

『多くの五輪メダリストがカメラに向かうとき、メダルをかむのに気がついただろうか。中国のインターネット上では、その習慣のルーツについてや、メダルをかむ行為自体にカメラ向けのポーズ以外の理由があるのではないかとの憶測を呼んでいる。
 金メダルをかむ習慣は、金の価値を歯で確かめた古代の方法に由来しているかもしれない。金は純度が高いものほど柔らかい。
 またロマンチックな説では、メダリストがメダルをかむのは、メダルへの愛情を表現するのにただのキスでは物足りないからだとしている。
 もっとも五輪におけるメダルをかむ行為については、主に欧州のカメラマンたちの「メダルにキスして、かんでみて」というリクエストによって広まってきた。
 ロイターの写真エディターによると、北京五輪では、ほぼすべての金メダリストや多くの銀・銅メダリストがメダルをかむようにリクエストされ、結果的に選手を困惑させることもあるという。』 (8月20日付ロイター通信)


【素朴な疑問】

確かにメダリスト達がメダルを噛んでいるシーンはオリンピックではよく登場しますし、なぜなのかなあと素朴な疑問を僕も抱いてました。きっと中国の人たちも同じような疑問を抱いてネット上に書き込んでいるのでしょう。

先日もお伝えしたように今日の金メダルは、実際には24カラットの6グラムのゴールドで表面を加工しているシルバーメダルとの説明がタイム誌の記事にあったことを覚えておられますか。この事実とメダルを噛むという行為がつながっているというのが一番妥当性があるのかなあと僕は思っています。

すなわち、ロイターの報道にもあるように、メダルを噛むのは金の価値を歯で確かめた古代の方法に由来しているかもしれないということです。そういった習慣が選手をしてメダルを噛ませている潜在的な理由のひとつなのではないでしょうか。

でも、金メダルだけとってみても、今のメダルは純金ではないのですから噛んで確かめてもあまり意味はありませんね。メディアもそういうポーズを強要するよりも、選手たちがメダルをもらって歓喜する様子をありのままに撮ってほしいものです。もっとも日本の選手に限って言えば、表情やしぐさは様々ですが結構自然に喜んでいる姿が多くてホッとします。メダルを噛んでる日本人選手ってあまりみかけませんよね。

北京オリンピックもあと残りわずか。少し外人メダリストの表情も見てみようと思います。

  



2008年08月28日

【新規出店禁止】

ロサンゼルスで面白い実験が行われようとしています。

『肥満防止のためにファストフード店の新規出店を1年間禁止する条例案がロサンゼルス市議会で可決され、論議を呼んでいる。同様の措置を求める動きは他都市にも波及しつつあり、レストラン業界団体は「ファストフード店だけが肥満の原因ではない」と、条例化を阻止する構えだ。

 ロサンゼルス市議会で20日までに可決された条例案は、低所得者が多い南ロサンゼルス地区で住民の肥満が目立つことを受け、同地区へのファストフード店の新規出店を1年間禁止するというものだ。市議会では先月末に全会一致で可決され、現在市長の署名待ちとなっている。

 特定の形態の飲食店を禁止する条例は全米でも初めてとみられる。ロス市当局の調査によると、南ロサンゼルス地区の成人の肥満者率は30%、同地区の飲食店に占めるファストフード店の割合は73%と、いずれも市内の平均を大きく上回っている。

 同様のファストフード店出店禁止条例案はカリフォルニア州のサンノゼ市議会でも提案されており、他都市にも広がりつつある。これに対し、全米レストラン協会は「肥満の原因は複合的で、ファストフード店だけが標的にされるのは不公平」と反発している。』(8月21日付産経新聞)


【ファストフードと肥満】

アメリカという国は時々突拍子もないことをやるのですが、このニュースもそのひとつではないでしょうか。常識的に考えると、確かにファストフードは肥満の原因のひとつかも知れませんが、だからといってファストフード店の新規出店を禁止するというのは、ちょっと行き過ぎだと思います。

それにしても、この新聞記事にある南ロサンゼルス地区の成人の肥満者率は30%、同地区の飲食店に占めるファストフード店の割合は73%というのは凄い。アメリカ人の平均的な食の水準というのは、食事の多様性という観点からは日本と比べると大きく見劣りするのではないかというのが僕の実感ですが、低所得者層になるとそれが極端に現れるのかも知れません。

新聞記事でも、肥満者の増加は米国で大きな社会問題となっていると紹介されていて、米市民団体「アメリカの健康への信頼」(本部ワシントン)の調査では、成人人口の3分の2が太り気味か、肥満とみられているそうです。

ハンバーガーとコーラばかりでは、栄養が偏って極端な肥満になるというのもうなづけますよね。それにしても肥満の原因をファストフードに押し付けるやり方も行き過ぎのような気がします。社会全体で考えるべき問題を一業界に押し付けるという意味では、京都市がコンビニ業界に深夜営業自粛を迫るのと構図が似てますね。みなさんはどう思われますか?
  



2008年08月27日

【コンビニの深夜営業】

京都市とコンビニ協会が深夜営業自粛の是非で対立している。

『地球温暖化防止策として、京都市がコンビニエンスストアの深夜営業見直しを議論するために設置した市民会議について、日本フランチャイズチェーン協会(東京都)が不参加の意向を市に伝えたことが22日、わかった。市は協会に参加を要請していたが、協会側が「見直しを前提とした会議では、公平な議論は困難」と判断したとみられる。

 市は先月下旬、学識経験者や地元商店関係者らで構成する「環境にやさしいライフスタイルを考える市民会議」を設置。今月27日に第1回会合を開くことを決めた。コンビニ業界の意見も反映させるため、12社が加盟する協会にも参加を呼びかけていた。22日に協会の幹部が市を訪れ、「12社の総意として不参加を決めた」と伝えたという。

 コンビニ深夜営業の見直しを求める動きは二酸化炭素排出量削減の観点から、埼玉県や神奈川県など全国の自治体で広がっているが、同協会は「削減効果は小さく、コンビニは防犯面でも役に立っている」と反発していた。』(8月22日付産経新聞)


【対立の論点】

対立の論点は、京都市側は自治体としての地球温暖化防止対策として深夜のライフスタイルの変更までも視野に入れたものとしているのに対し、コンビニ側は自粛による削減効果がわずかであることや防犯面での効果などだ。

果たしてどちらの主張がより正しいのか?

議論の深い中身まではわからないが、報道されている内容から判断すると自治体側の主張に比べてコンビニ側の反論がやや弱いように感じるのは僕だけだろうか。確かに防犯面や削減効果という側面に焦点を当てればコンビニ側が主張する論点も一理あるだろう。

しかし、問題はもっと根深く、幅広いような気がする。

【待ったなしの選択】

最近の地球温暖化の進展は日本だけでなく世界全体にとって、もう待ったなしの状況だ。昨年の北極海の夏の氷床面積の急激な減少だけを見ても、これまでの科学者の予測を30年以上も先取りする危険で急激な変化が起こっているのだ。

地球温暖化問題を早くから警告しているNASAゴダード宇宙研究所所長のハンセン博士が言うように、「思った以上に地球は非常事態にあり、被害を最小限にするために残された時間はあと数年」であり、極地の氷が予想をはるかに超えるスピードで解けているという現象だけを見ても、きわめて近い将来に、小さな変化が突然、巨大な変化を引き起こすポイント-「ティッピング・ポイント」を超える可能性が地球上の様々な場所で急速に高まっているのだ。

一部の業界と自治体だけがいがみ合って結論を先延ばしできるほど事態は甘くないというのがコンビニの深夜営業自粛に限らず、地球温暖化防止に向けた様々な取り組みにあたって個人も企業も政府も、すべての関係者が問われているのだ。

そういう緊急事態にあるということをもう一度念頭に置いて、個人も企業も政府も、今回のコンビニの深夜営業自粛という問題を契機に社会全体として深夜も活動するというライフスタイルを、地球温暖化防止の観点からどうすべきなのか広く議論すべきだと思うがどうだろうか。議論する時間はそれほど残されていないのかもしれないが・・・・
  



2008年08月26日

【男女2人の出場断念】

今回の北京オリンピックは、日本にとって様々な教訓を残しました。マラソンもそのひとつ。

『けがは、アクシデントだから仕方ないという見方が日本陸連にある。ことに体を酷使し、五輪のために想像を絶する距離を走り込んできたマラソン代表には同情も集まるだろう。だが、女子の野口みずき(シスメックス)に続き、男子の大崎悟史(NTT西日本)までも直前に出場を断念した事態は、異常と言わざるを得ない。
 危機管理能力の欠如が指摘される。野口のけがを、日本陸連は事前に把握していなかった。男女とも補欠は指定を解除されていたため五輪のレースを走らない。
 大崎の状態を、代表チームはどこまで把握していたのか。高野進監督は「日本出国の際に違和感があるとは聞いていたが、(北京入り後の)治療がうまくいけば大丈夫だと思っていた」と楽観していた。記者会見で男女で故障が続いたことを問われると、「あしたのレース後に話す。出る選手がいるわけだから戦う前には話せない。ベストパフォーマンスを出してほしいから」と返答を避けた。だが、他の選手が動揺するとすれば、監督の言動ではなく、健闘を誓い合ってきた同じ代表の不在に対してだろう。』(8月23日付時事通信)


【過酷なレース】

北京でのレースは過酷な戦いになるということで、選手たちは相当厳しい練習を積んでいたのだろうと思いますが、それにしてもこの報道にあるように監督や日本陸連はなにをしていたのでしょうか。野口みずきにしても大崎選手にしてもギリギリになっても出場辞退というのは、異常でしょう。次善の策が採られていたのかどうか疑問は残ります。

金メダルを獲得した女子ソフトに比べ、ふがいない結果に終わった野球チームにも故障者が多かったと聞いています。もしも一部の競技で多少の故障など精神力でカバーできるなどと監督やリーダーが考えているとしたら、今回の北京オリンピックを教訓とすべきだと思います。みなさんはどう思われますか。

  



2008年08月25日

【原油急落】

原油先物相場が大幅に下落したとの報道が目に付いた。

『22日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は、ユーロなど主要通貨に対するドル高が進んだことなどを受けて急落、指標である米国産標準油種(WTI)の10月渡しの終値は、前日終値比6.59ドル安の1バレル=114.59ドルまで値下がりして通常取引を終えた。1日の下落幅としては91年1月以来、約17年半ぶりの大幅な下げとなった。

 ドル高で原油の割安感が薄れたことに加えて、グルジアの政情安定化への期待感も原油価格を押し下げた。前日の5ドル超の値上がり分を1日で帳消しにした形で、原油相場の先安感が一段と強まった。』(8月23日付毎日新聞)


【石油市場の乱高下とドル】

米国の原油先物相場は7月11日に147.27ドルの過去最高値をつけてから、世界的な実需の低迷を背景に下落に転じていたが、8月21日には米国と資源大国ロシアのグルジアを巡る関係悪化などを材料に前日比5%近く上昇していた。その一日後に大幅な下落を記録したわけで、市場は乱高下して神経質な動きとなっている。

果たして原油相場はどうなっていくのだろうか。

米ロの関係などといった政治的要因と原油の需給以外で、原油相場の動向に大きく影響を与えるであろう一番の要因は、今回の相場下落の理由となったドルの動向だろう。

ドルに代わる通貨としてのユーロの存在感が最近増しているとは言うものの、世界の基軸通貨としてのドルの地位は依然として高い。現に石油取引もドルベースで行われることが圧倒的に多く、もちろん原油先物もドル建てでの取引が主流だ。

【ドルの復調が石油を下げる?】

そのドルがこのところユーロなどの主要通貨に対して高くなっており、為替の専門家の間でも今後ドル高を予想する向きが増えているそうだ。たとえば、8月4日付の米国ビジネスウィーク誌に掲載された米国経済の見通しの記事で、ジェームス・クーパー氏もヨーロッパの景気減速とユーロ安と米国経済の先行きから判断してドルの反転上昇の可能性が高くなりつつあるとの見方を紹介している。("Why the dollar may be ready for a rebound", page 10, by James C. Cooper, BusinessWeek dated on August 4, 2008)

投資筋の原油先物の買いが一段落して、ドル高基調が原油の割高感をさらに助長することになれば、もともと原油の需給を飛び越えて急騰していた原油相場が当面、若干の乱高下を繰り返しながらも下落トレンドに入ることは十分考えられるだろう。ごく短期で見れば、これから数ヶ月以内に100ドル割れも見えてくるかもしれない。

ただし、5年以上の長期スパンで考えればピークオイルの可能性も含め再び原油は上昇していくだろうし、一時的にせよ原油相場が下落して代替エネルギー開発にブレーキをかけるようなことになってCO2削減による地球温暖化防止の努力に水を差すような事態は避けなければならない。

みなさんはどうお考えですか。

  



2008年08月22日

【金メダルはゴールド?】

8月8日から始まった北京オリンピックもいよいよ終盤に差し掛かってきましたが、北島康介選手の平泳ぎ二冠や体操内村選手の銀メダルなど若い日本選手の活躍が頼もしい限りですね。

ところで、オリンピックの金メダルって本当に「ゴールド」で出来ているんでしょうか?

答えは「否」です。8月18日号タイム誌の記事「オリンピックメダルの歴史」("A Brief History of : Olympic Medals")の中に、今日の金メダルは、実際には24カラットの6グラムのゴールドで表面を加工しているシルバーメダルとの説明がありました。

Today's gold medals are actually silver covered with about 6 grams of 24-karat gold.

【金メダルの魔力】

でも、すべて金で出来ていなくともオリンピックに出場する選手たちにとっては、金以上の魔力があるのが金メダルなのです。

北京オリンピックには1万人以上のアスリーツが世界202ヶ国・地域から参加し、28競技302種目で3000個近くのメダルを目指して競い合います。表向きはスポーツマン精神を発揮する喜びですが、本音ではみんな首にかけるメダルが狙いなのは言うまでもありません。

For while outwardly they may profess joy in the spirit of athletic competition, inwardly they all desire the same thing: a hunk of metal around their neck.

国によっては、金メダルを獲得した選手に多額の報奨金を払うところもありますし、日本でも金メダルを取ることは最高の栄誉として讃えられます。

【人生のドラマ】

そもそもオリンピック発祥の古代ギリシアでは、優勝者にはメダルではなくオリーブのリース(olive wreaths)が渡されていました。それがメダルに代わったのは、近代オリンピックが始まった1896年。それも最初は優勝者はsilver、二位はbronze、三位はzipだったそうです。

また、冬季オリンピックのメダルはデザインの制約はないのですが、夏のオリンピックのメダルの表はギリシア神話の勝利の女神Nike、裏はホスト国のデザインと決まっているそうです(1972年以降)。

そのメダルがもたらす選手や関係者たちの悲喜こもごもの人間ドラマ。4年に一度のオリンピックにすべてを賭けて戦う選手たちの真剣な表情。みなさんは北京オリンピックで、どの選手に一番感動しましたか?
  



2008年08月21日

【ルーブルの変身】

先月初め3年ぶりに訪れたルーブル美術館は、少なくとも外見上は何も変わっていないように思えました。しかし、ルーブルは時代とともに大きく変わりつつあるというタイム誌の記事が目に留まりました。それは、8月11日号のタイム誌の記事「ルーブル株式会社」("Louvre Inc.", Page 38-40, TIME dated on August 11, 2008)でした。

【変身の仕掛け人】

Louvre Inc. --- Led by a controversial visionary, the world's favorite museum is learning the American art of mixing business with culture

タイム誌の副題に、「ルーブル株式会社-渦中のひとりのビジョナリーによって、世界のお気に入りの美術館がアメリカ流の文化とビジネスを融合した手法を取り入れようとしている。」と紹介されています。その仕掛け人とは、Henri Loyrette氏。

そう、年間8百万人もの観光客を集めるルーブル美術館は今この1人の先駆者によって、アメリカの多くの美術館がやっている資金調達手法を取り入れ大胆な変革を実行しようとしているのです。

たとえば、タイム誌やビジネスウィーク誌の記事にも取り上げられるきっかけとなった「その手法」は、6月10日にルーブル美術館内で行われた大規模なパーティ。多くの歴史的美術品に囲まれて、デュラン・デュランのコンサートと豪華な食事に酔いしれた投資家や有名人たちは総勢272名。集まった資金は270万ドル(3億円)。Loyrette氏の改革はそれだけではありません。アブダビのルーブル別館建設もそのひとつですし、アトランタのハイ・ミュージアムとの3年のパートナーシップ契約やシアトルやオクラホマ市での展覧会など前例のない企画をどんどん打ち出しているのです。それもこれも政府の補助金を全体の半分程度までに減らし、自由に使える資金を増やしているからこそ出来るのです。

【美術館にもグローバル化の波】

フランス美術界の批判もものともせずに、Loyrette氏が大胆に改革を進めるのは、たとえ世界一のルーブルでもグローバル化の大波には逆らえないからなのです。大競争時代に何もせずに手をこまねいていては、ルーブルでさえ将来が危なくなると感じたのでしょう。

果たして、Loyrette氏率いる「ルーブル株式会社」の大改革がうまくいくのかどうか、しばらく注意深く見守る必要がありそうですね。
  



2008年08月20日

【新型納豆発売】

不快感とゴミの両方を一挙に減らす新型納豆がミツカンから発売されたというニュースが目に留まりました。

『ミツカンは18日、納豆の表面を覆うフィルムやたれの小袋などをなくしたエコ容器入りの納豆「金のつぶ あらっ便利」2品を9月1日に発売すると発表した。価格は165円。初年度38億円の売り上げを見込む。

 新商品は納豆とたれが区切られた専用容器を採用。新容器に密封度を高める工夫などを施すことで、フィルムをなくしても納豆の密封性を保てる。たれもゼリー状に粘着性を高めることで小袋に入れなくても容器からこぼれないようにした。

 フィルムや小袋の削減により従来容器と比べ、包装製造時の二酸化炭素(CO2)排出量を約6%削減できる。また、家庭から出るゴミも年間45トン削減できるという。』(8月19日付日刊工業新聞)


【毎朝格闘】

納豆といえば、我が家でも毎朝の必需品です。温かいご飯とお味噌汁。そして定番の納豆があれば他にはなんにも要りません。

でもいつも不快に感じていたのが、納豆を収納してある容器とベトベトする納豆を仕切るビニールのフィルムとたれやカラシの小袋。納豆のふたを開けるときに失敗してビニールのフィルムが手についてベトベトしたり、たれやカラシの小袋を開けそこねて中身が飛び散ったりすることがよくあるのです。

そんな食卓の不快感を取り除き、おまけにフィルムや小袋をなくすことで家庭ごみの減量まで狙ったこの製品、痒いところに手が届くというか、メーカーもいろいろ考えますねえ。感心します。

9月に発売になったらさっそくスーパーで買って我が家でも試してみようと思います。同じような経験をされている方、試してみませんか?

<strong>《参考》

・ミツカンの納豆新製品のニュースリリース(08年8月19日)
  



2008年08月15日

【新たなヒーロー】

北京オリンピックでの日本選手の活躍は本当にすばらしい。また、新たなヒーローが日本にフェンシングの新時代をもたらしそうです。

『サムライ王子が覚醒した。13日、フェンシング男子フルーレで、銀メダルに輝いた太田雄貴(22)。欧州の騎士道が源流にあり、圧倒的に欧州勢が強いスポーツで、五輪のメダル獲得そのものが日本フェンシング史上初の快挙。競技者だった父の影響で始め、早くから「日本フェンシング史上最高の才能」と呼ばれてきた天才が、父子2代の“フェンシング愛”を世界に見せつけた。

 欧州では観客が足を踏みならして楽しむほどの人気だが、日本では、ジェームズ・ボンドが剣道家と戦うシーンなど「カッコいいけどよく分からない」という、そんなイメージだ。そんな競技での銀メダル獲得は想像を超える快挙。太田は「フェンシングにとって大きな一歩」と満足げな表情を見せた。』(8月14日付夕刊フジ)


【剣道とフェンシング】

それにしてもカッコよかったですね。ほとんどフェンシングの試合など普段見たこともない僕にとっても、ライトアップされた場所での一騎打ちは新鮮でした。

新聞報道にもあるように、剣の魅力といえば日本で言えば圧倒的に「剣道」であり、欧州の騎士道の源流であるフェンシングにはいまひとつ興味が沸かないというのが大方の日本人の反応ではないでしょうか。しかし、剣道はオリンピックの競技種目にはない。そんな中での今回のオリンピックでの快挙。すばらしかった。きっと太田君に続く第二・第三の「フェンシングの星」が出てくるのは確実でしょう。ほんとうにここまでやった太田君の快挙に拍手を送りたいですね。

【もうひとつの「ちょっといい話」】

そして、この快挙の裏にはもうひとつすばらしい話があることを福岡の地元誌である西日本新聞が伝えています。

それは、日本ではあまりポピュラーではないフェンシング競技の強化を図るため、昨年、遠征費すら選手の自己負担が当たり前だった日本フェンシング協会が、フェンシングとは縁もゆかりもなかった福岡の明太子の老舗である「やまや」の山本会長に懇請し、山本会長が「どうせやるなら歴史を変える」と発奮して特別強化費用の6千万円をかき集め、集中的に選手の強化を図ったというものです。

そんな協会を挙げた起死回生の努力と選手たちのひたむきな努力が太田君の銀メダルという形で結実したのかもしれません。バトミントン競技などと同じように、また、新たな分野での日本スポーツ界の躍動がみんなを楽しませてくれそうですね。
  



2008年08月12日

【快挙と涙】

やった、北島が世界新で金メダルだ。

『北京五輪の競泳日本代表、北島康介は11日、男子100メートル平泳ぎ決勝で世界新記録での優勝を果たし、2大会連続金メダルを獲得した。
 準決勝まで北島を上回る好成績を挙げていたアレクサンドル・ダーレオーエン(ノルウェー)や宿敵ブレンダン・ハンセン(米国)を破り、予告通り国家水泳センターのセンターポールに日の丸を掲げた。
 五輪100メートル平泳ぎで2連覇したのは北島が世界で初めて。世界新で金メダルを決めた直後のテレビインタビューで、北島は「うれしい。すいません、何にも言えない。本当に金メダル取れてよかった。アテネのとき以上に気持ちいい」と、涙で言葉を詰まらせながら語った。さらに「記録も、優勝もできたので本当に満足。この後200メートルもあるので頑張る」と大会2冠に向けて強い意気込みを示した。
 北島の記録は58秒91で、ハンセンが2006年8月にマークした世界記録59秒13を塗り替えた。レース前半こそダーレオーエンとハンセンに次ぐ3位で折り返したものの、後半には温存していた力でスパートをかけ、2位のダーレオーエンを0秒29差で交わした。ハンセンは北島に0秒46遅れて4位でゴールし、メダルを逃した。』(8月11日付ロイター通信)


【天国と地獄】

アテネから4年、北島は一時は水泳を諦めざるを得ないほどどん底まで落ちたこともあった。そこから這い上がって掴んだ勝利なのだ。涙で言葉がでなくなるほど嬉しいのも当然なのだ。

何度観ても感動がこみ上げてくる。勝利の雄叫び、そして勝利の涙。五輪という大舞台だからこそ、映えるシーンだ。

おめでとう、北島。この勢いで得意の二百メートルも制して日本中を歓喜の渦に巻き込んでくれ!

  



2008年08月11日

【谷が敗れた】

最も金メダルの期待が高かった谷亮子が敗れた。

『北京五輪女子柔道48キロ級の試合が9日、北京科技大学体育館で行われ、谷亮子は準決勝で破れ3位決定戦で銅メダルを獲得した。5大会連続のメダルとなった。
 柔道では男子60キロ級の野村忠宏以来、女子柔道では初となる3大会連続の金メダルを目指したが、準決勝でアリナ・ドゥミトル(ルーマニア)に指導ひとつの差で敗れた。
 今回で5大会連続の五輪出場。バルセロナとアトランタの決勝において2回連続で敗れた後、「最低でも金」と臨んだシドニー大会で金メダル、結婚後のアテネで連覇を果たした。2005年末に長男を出産した後、初めて出場した国際大会の07年世界選手権では「ママでも金」を達成。今大会も女子柔道初となる柔道3連覇を目指したが、夢はかなわなかった。 
 ただ谷は試合後、「5大会連続のメダル獲得。自分自身のなかでは全力を出し切った結果なのでうれしく思う。日本で応援してくれた人や会場で応援してくれたファンに感謝の気持ちいっぱい」と笑顔で語った。』(8月9日付ロイター通信)


【常に前向き】

サッカーも、野球も、柔道もあまり芳しくないニュースしか聞こえてこない北京オリンピック。その最初のメダルは柔道の谷選手の銅でした。

それにしても谷選手の柔道家としての実力は凄い。過去5回連続の五輪出場に加えて、2大会連続の金メダル。今回、3大会連続の金メダルを目指して叶わなかったのですが、それでも銅メダル獲得です。並みの実力ではないことは誰しもが認めるところでしょう。

32歳で、しかも母親となっての今回の出場は、前回までとは違う人には言えない様々な苦労を乗り越えての出番だったでしょう。金メダル獲得へのプレッシャーもあどけない表情からはうかがい知れないくらい感じていたと思います。

本当にご苦労様でした、谷選手。もしも引退されるとしたら、これからは後輩達の指導に全力を尽くして、第二・第三の「谷亮子」を日本柔道界に育てていってくれることを切に望みます。  



2008年08月08日

【地球外生命?】

火星に生命が存在する?ーそんな可能性が出てきています。

『米専門誌アビエーション・ウイーク(電子版)は1日、米航空宇宙局(NASA)が、火星の生命存在の可能性に関する重大な発見を8月半ばにも発表する計画だと報じた。

 同誌は、この重大な発見が、火星で水の検出に成功した米探査機フェニックスに搭載された分析装置MECAで得られたと指摘。分析は現在も進行中で、発表が9月にずれこむ可能性もあるが、NASAはすでにホワイトハウスにも説明したとしている。

 水の確認などを発表した7月31日の記者会見で、NASAはMECAの成果に関する質問を避けるため、担当の研究者を出席させなかったという。

 フェニックスは、生命の検出を目的とした装置は積んでいないが、MECAには、2マイクロ・メートルまで見分ける光学顕微鏡とさらに解像度の高い「原子間力顕微鏡」が設置されており、細菌が視野に入れば撮影できる。 』(8月2日付読売新聞)


【水の存在から発展】

もともと米航空宇宙局(NASA)は7月31日に、火星の北極付近の地表で観測活動中の探査機「フェニックス」が採取した土壌から「水の存在を確認した」と発表しています。水があるとなれば、なんらかの有機物の存在、そして生命の存在へとつながっていきます。

もし地球外生命が火星に存在しているとなれば、もっと他の星にも存在しているというひとつの証明になるでしょう。

なにかワクワクするような発見ですね。8月中旬のNASAの発表に期待したいところです。

  


2008年08月07日

【指紋採取】

移民問題に悩むイタリアからのニュースです。

 『旧東欧諸国が欧州連合(EU)に加盟してから、ルーマニアからの労働者を筆頭に多数の外国人労働者がイタリアに押し寄せ、ついに正規登録の外国人居住者は369万人に達した。これはイタリア全人口の6・2%に相当する。

 このほか、不定期労働者として働く不法入国外国人が70万人以上に上る。こうした増加に伴って外国人が起こす犯罪件数も急増し、銀行強盗の6%、市民の財産を脅かす窃盗・強盗の51%、スリ・ひったくりの70%が外国人による犯罪だ。

 ベルルスコーニ内閣は、選挙公約の一つ「治安強化」の手始めとして、これまで野放しにされていた住所不定の流民の実態調査のため「指紋採取」を始めることにした。だが、早速EU当局をはじめ人権擁護団体から「人権侵害、人種差別だ」と反対の声が上がった。

 この結果、イタリア政府は外国人と自国民との差別をなくすため、急遽(きゅうきょ)2010年から全国民のパスポートに指紋登録を義務づけることを決定した。指紋は犯罪捜査には非常に有効であり、どこの国でもそうであるように外国人の出入が激しくなると、指紋登録は自国民の安全を守る最良の方法ともいえる。』(8月2日付産経新聞)


【少子化と移民】

それにしてもイタリアの移民の数が369万人、全人口の6%近くとは驚きですね。陸続きの国の集合体であるEUでは移民は当たり前なのかもしれませんが、そのもたらす恩恵とともに様々な弊害も出ているようです。移民による犯罪の急増がその最たるものでしょう。イタリア政府の指紋採取も苦肉の決断なのだと思います。

しかし、これは遠いヨーロッパだけの問題ではありません。日本においても少子化が進み、21世紀後半には7500万人にまで人口が減ると予測されている中で、若年労働力を確保するために留学生受け入れの増加や、もっと直接的には移民の受け入れも現実の政策として真剣に議論すべきときが来ています。

移民の受け入れを選択するときに、移民による犯罪、社会の不安定化をどう未然に阻止するか、日本にとっても大事な課題なのです。

はたして、「指紋採取は犯罪者扱い」との偏見が強い日本で、イタリアと同じような措置が可能なのか、そしてすべきなのか、みなさんはどうお考えですか。

  


2008年08月06日

【日本勢、ビック3を凌駕】

日本勢がビッグ3を初めて上回った。

『米調査会社オートデータが1日まとめた7月の米新車販売台数によると、米国内での日本車8社の販売シェアが43%となり、米大手3社(ビッグ3)の42.7%を上回り、国別の月間シェアで初めてトップに躍り出た。原油高騰に伴うガソリン価格の値上がりが、大型車を主力にしてきたビッグ3を直撃した。日本勢は米国進出から半世紀余りで、史上初めて頂点に立った。

 業界全体の販売台数は、前年同月比13.2%減の113万6176台と9カ月連続で前年実績を下回った。92年以来の低水準という。低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)問題に伴う金融市場の混乱とガソリン高騰の影響で景気後退への懸念が強まり、消費者の買い控え傾向に拍車がかかった。

 特にスポーツタイプ多目的車(SUV)やピックアップトラックなど大型車の販売減が深刻で、ビッグ3は最大手のゼネラル・モーターズ(GM)が08年4~6月期決算で155億ドル(約1兆6600億円)の大幅赤字になるなど経営危機観測も広がっている。

 日本車8社は計48万8226台、ビッグ3の48万5289台を約3000台上回った。6月はビッグ3が約7万3000台差をつけていた。』(8月2日付毎日新聞)


【時代の要請】

それにしても、たった半世紀あまりで米国の自動車市場のシェアを半分近く占めたというのは、日本の自動車メーカーの底力の凄さを感じる。時代を見る目の確かさや、車作りにかける真摯な姿勢が今日の繁栄を築いてきたのは間違いのないところだろう。

時代の変化と言えば、なんといっても石油価格の上昇と地球温暖化をはじめとする自動車を巡る環境の劇的変化だ。トヨタの首脳陣が語っているように、近い将来エンジンで走るクルマは存在しないなるかもしれないほど今までの車社会は変革を迫られているのだ。

石油はほどなくピークオイルを迎え、投機マネーなどなくとも価格高騰が続くだろう。今のままのガソリンエンジンでは、クルマに乗れるのはごく一部の特権階級だけという時代に逆戻りということにもなりかねないのだ。

【日本車も試練】

したがって、日本車メーカーもビッグ3を抜いたからといって安閑としてはいられない。事実、今回の調査でも各メーカーの間でも微妙な違いがみられるのだ。すなわち、トヨタ自動車(2位)は同11.9%減と低迷したが、小型車の販売が好調だったホンダは1.6%減と健闘し、クライスラー(5位)を抑えて3カ月連続で4位を維持したし、日産自動車(6位)は同8.5%増と好調だったのだ。

プリウスなどのハイブリッド車が好調で、向かうところ敵なしのように見えるトヨタが低迷しているのは、好調な日本車メーカーとて厳しい時代が続くことを象徴している。

安い石油をふんだんに使えた時代はすでに過去のものとなった。石油を前提とした文明の最も典型的な利器であるクルマの未来は僕達の生活に最も直結している。これからのクルマメーカーの動向には目が離せない。
  



2008年08月05日

【かつてない事態】

かつてない事態が電力会社にも押し寄せている。

『九州電力(福岡市)が原油高による火力発電所の燃料費負担増に伴い、2009年3月期決算(単体)の経常損益が当初予想の400億円の黒字から100億‐200億円の赤字に転落する見通しになったことが、28日分かった。九電の経常赤字決算は第2次オイルショックの1980年3月期(同)に70億円の赤字を計上して以来29年ぶり。赤字幅は過去最大になる。

 29日に連結、単体ともに業績予想を下方修正する。九電は4月末に今期の原油価格を1バレル=93ドルと予想していたが、その後の原油価格が1バレル=120‐140ドル前後で推移。九電では原油価格が1ドル上がれば、収支が約25億円悪化する。一方、大口需要の伸びに伴い販売電力量は増加、燃料価格変動を電気料金に反映させる燃料費調整制度に伴う値上げも実施したが、原油高に伴う燃料費増を吸収できない見通しになった。ただ、年間60円の配当予想は変更しない。』(7月29日付西日本新聞)


【石油依存文明】

九州電力だけではない。東京電力は過去最大の4250億円もの赤字を計上する見込みで、なんと月に800円もの値上げを検討していると報じられている。関西電力も同様で、電力会社はみな同じような状況なのだ。そして電力だけではない。ガス会社も天然ガスの高騰で赤字を見込んでいる。

経済の根幹を揺るがすようなエネルギー関係企業のかつてない苦境の知らせは、僕達の文明がいかに石油に依存しているかをあらためて浮き彫りにした。石油がほとんどすべての商品・サービスに関係していて、石油漬けの現代文明がそこから脱却するのは至難の業だと言うことだ。

【死に物狂いの方向転換】

福田首相が唱えている「低炭素社会」への道のりは、高い理想とは裏腹にこの電力会社の苦境ひとつ取ってみても非常に困難な道のりだということがわかる。低炭素の社会を築き上げるには、産業革命以降100年以上にわたって依存してきた石油からの抜本的な脱却がとてつもないスピードで実行されなければならないのだ。それもピークオイルと地球温暖化の進展という待ったなしの状況の中での話なのだ。

僕達個人にも大きな、とてつもなく大きな試練がこれから待ち受けているだろうし、低炭素社会の実現には個人も社会も死に物狂いの方向転換が必要だろう。みなさんはどうお考えですか?
  



2008年08月04日

【天才、逝く】

ギャグの天才が天国に旅立った。

『「天才バカボン」などのギャグ漫画で一時代を築いた漫画家の赤塚不二夫(あかつか・ふじお、本名藤雄=ふじお)さんが2日午後4時55分、肺炎のため、東京都内の病院で死去した。72歳だった。旧満州(現中国東北部)出身。葬儀は未定。
 1946年に旧満州から引き揚げ、奈良県と新潟県で少年時代を過ごす。故手塚治虫さんの漫画に感動して漫画家を志し、中学卒業後に上京。化学薬品工場で働きながら漫画を投稿した。56年、「嵐をこえて」でデビュー、故石ノ森章太郎さんらとアパート「トキワ荘」で暮らし、腕を磨いた。
 62年から少年サンデーに連載した「おそ松くん」が爆発的な人気を獲得。以後、「ひみつのアッコちゃん」「天才バカボン」「もーれつア太郎」とたて続けにヒット作を出し、これらの漫画から生まれた「シェー」「これでいいのだ」などのせりふやポーズが大流行した。
 漫画以外の分野でも、テレビ番組の司会者を務めたり、オペラ、ミュージカル、ジャズフェスティバルなどを手掛けたりした。ピアニストの山下洋輔さん、タレントのタモリさんなど交友関係も広かった。97年日本漫画家協会文部大臣賞、98年紫綬褒章受賞。』(8月2日付時事通信)


【日本漫画の原点】

赤塚不二夫さんといえば、僕らの世代は「おそ松くん」・「天才バカボン」を真っ先に思い出す。赤塚さんは、藤子不二雄、石ノ森章太郎などの漫画界の大御所たちと親しく、しかも同時代に生きて今の日本漫画界の礎を創ってきたまさに漫画の天才なのだ。

その赤塚不二夫さん、ガンを宣告されても好きなタバコや酒をやめることなく、自由奔放な生き方を貫き通し、家族に看取られながらこの世に別れを告げられました。きっと、自らが創りだした漫画のキャラクター、おそ松くん、イヤミ、天才バカボン、ひみつのアッコちゃんたちに囲まれながら、 「わっはっは、人生はギャグなのだ」と言いながら一緒に天国に旅立ったのだろうと思います。

赤塚さん、楽しい漫画をありがとう。天国でも下界の人間を笑い飛ばし続けてください。心からご冥福をお祈りします。

  



2008年08月01日

【米国にまで過剰反応?】

韓国の竹島に対する「異常反応」はついに米国にまで矛先を向けている。

『竹島(韓国名・独島)問題で反日・愛国ムードが高潮している韓国で、今度は米政府機関の「地名委員会(BGN)」が島に対する韓国の領有権主張を退けていることが判明し、大騒ぎになっている。BGNの公式資料によると、島の名称は中立的な「リアンクール岩礁」を基準とし、領有権については「主権未確定」としている。

 韓国のマスコミはこのことを連日、大々的に報じ、韓国政府の対応不足を激しく批判。同時に「この背景には日本政府の執拗な工作がある」と日本非難を展開している。韓国政府は緊急対策会議を開き、在米大使館を通じ経緯の把握に乗り出すとともに、米側に韓国の立場を伝達するよう指示。さらに各国での実情調査も進めるという。

 「リアンクール岩礁」は19世紀にこの島を“発見”したフランス捕鯨船の名称からきたもので、海外の文献にしばしば登場する。BGN資料には「竹島」や「独島」などいくつかの名称も“別名”として記載されているが、韓国マスコミは「独島」より前に「竹島」が紹介されていることにも不満が強い。

 BGNは、領有権が対立しているという客観的な事実にのっとり中立的な措置を取ったものとみられる。しかし韓国では政府、マスコミをはじめ官民挙げて「あの島はわが国固有のもので紛争の対象ではない」という建前と思い込みが強いため、今回のような国際社会の“中立的態度”にも極度に反発する結果となっている。』(7月28日付産経新聞)


【冷静さを欠いた韓国】

このところの竹島に関する日本の教科書への記述を巡る韓国の反応は、右寄りと言われる産経新聞でなくても、僕ら一般の日本人にとっても奇異に映る。とても冷静な反応とは思えないというのが正直な感想だ。

対馬も韓国領だと主張して、韓国国会の与野党50人にものぼる議員が「対馬返還要求決議案」を発議したというニュースに至っては、韓国国内の「異常」な雰囲気に呆気にとられてしまった。

日本の植民地支配に対する執拗な反発があることはわかるけれども、だからこそここは当事者として冷静に対処することが大事なのではなかろうか。

【国際司法裁判所へ】

どうしても竹島は韓国領だと主張し、韓国への返還を求めていくのならば、対馬と一緒に堂々と自分達の主張が世界的に通用する「正論」だという証拠をもって国際司法裁判所に日本を提訴すればいかがだろうか。
ここは中立的な立場の機関に委ねて国際的にも納得できる議論を重ねたほうが将来の韓国自身のためになると思うがどうだろうか。その際は日本政府も同じ土俵にのることを期待したい。みなさんはこの問題どう思われますか?

  




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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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