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2008年10月31日

【小さなお地蔵さん】

西日本新聞の小さな記事が目に留まりました。その記事のテーマは天神のお地蔵さん。

『福岡市中央区天神1丁目の天神交差点。ここに小さなお地蔵さまが祭られているのをご存じですか。暑い日は麦わら帽子、寒い日はマフラー、雨の日はレインコート姿…。季節やその日の天気に合わせ、着衣が日替わりで変わることも。現代版“笠地蔵”は、誰がお世話しているのだろうか。』(10月24日付西日本新聞)

【お婆さんのお世話】

そんなお地蔵さんが天神のど真ん中にあることすら知りませんでしたが、この記事の内容は、西日本新聞写真部の岡部さんという方が、見るたびに変わるお地蔵さんの着衣に疑問を抱いて、お世話している方を探し当てたというお話です。

さて、記者の疑問であるお地蔵さんのお世話をしている人は、張り込みの結果、福岡県須恵町に住む今泉桂(けい)芳(ほう)さん(83)というお婆さんでした。記事によれば、今泉さんは5年ほど前、入院中に地蔵が天神にあると聞いて、妙に気になり、退院後、自宅からバスで1時間かけて会いに行ったそうです。そうして足のリハビリも兼ね、何度も通っているうちに「毎日のように通うことで体も軽くなった」ので、お地蔵さんのご利益だと思われたのか、それ以来ずっとお地蔵さんの暑さや寒さを和らげようと、衣服もこまめに着せ替えているということでした。

【天神人間交差点】

このお地蔵さん、福岡県警によると、1979年9月、天神交差点で暴走族を取り締まり中の警察官が暴走バイクにはねられ亡くなったため、警察官仲間が慰霊と暴走族根絶の願いを込め「天神地蔵」として建立したとのこと。道路端でよくみかける交通事故の慰霊にためのお地蔵さんだったのです。

人々が毎日行き交う天神交差点。様々な人間が通り過ぎるのを日々見つめるお地蔵さんに、心優しいお婆さんの慈悲の心が重なって少し救われたような気持ちになりました。今度天神交差点に行くときは必ず見てみようと思っています。

ちょっといい話を、ありがとう、岡部さん、今泉さん。


  



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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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