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2008年11月28日

【急増する中国人妻】

中国からの「花嫁さん」がこれほど増えているとは思いませんでした。

『2008年11月21日、厚生労働省が今年9月に発表した「人口動態統計」によると、07年の日本の婚姻件数は71万9822組で、そのうち国際結婚は4万322組。18組に1組が国際結婚をしていることになる。中国新聞網が伝えた。

中国人と日本人の国際結婚は1万2942組で、夫が日本人、妻が中国人の夫婦は1万1926組、夫が中国人、妻が日本人の夫婦は1016組だった。ここ数年、中国人女性が日本に嫁ぐケースが大幅な増加傾向にあり、01年以降は毎年1万人を超えている。』(11月22日付Record China)


【その効果】

身近な知り合いにも何人かお嫁さんは中国人という話を聞いたことがあるので、日本全体では相当あるのかなと思っていましたが、これほどまでとは予想していませんでした。

Record China紙によると、日本社会にとって中国人女性の効用は、 (1)出産に積極的、(2)過疎化を食い止める農村の労働力、(3)日中交流の橋渡し役、(4)父母を敬う中国の伝統が日本の家庭の絆強化にプラスなどがあるとのことです。

確かに、日本では少子高齢化が急速に進んでいるのに加えて、特に地方では過疎化が進行し、特に農家では深刻な「嫁不足」に直面する状態がもう何十年にもわたって続いているので、中国からのお嫁さんは大歓迎なのでしょう。

【外国人女性の支援】

ただ、地域として国としてメリットがあるからと言っても、中国から嫁いでくる人がそれで幸せかどうかは別問題です。日中の文化は近いとはいっても個々人のレベルではまだまだ理解不可能な部分や差別、偏見、誤解なども多々あると想像されます。そんな中、言葉もわからず不幸にして夫になった男性から暴力を受けたり、地域から阻害されてひとり苦しんでいる中国人女性もいるであろうことは想像に難くありません。

これほど中国からの「お嫁さん」が急増しているという事実を踏まえて、行政は中国政府とも連携して、彼女たちの人権や生活をサポートする体制を早急に構築していく必要があるでしょう。多くの中国人妻の日本への気持ちが感謝になるのか、憎悪になるのかはこれからの日中関係にとって重要な問題になるのは間違いないと予想されるからです。
  




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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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