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2008年12月31日

【今年の10大ニュース】

いよいよ今年も今日で終わり。年の最後に2008年を振り返るべく、読売新聞の読者が選んだ10大ニュースを見てみましょう。先ずは「日本編」。

1.中国製ギョーザで中毒

2.福田首相退陣、後継に麻生氏

3.ノーベル賞、日本人4人受賞

4.北京五輪で日本「金」9個

5.東京秋葉原で無差別7人殺害

6.後期高齢者医療スタート

7.元厚生次官宅襲撃、3人殺傷、男逮捕

8.株、バブル後最安値

9.岩手・宮城で震度6強

10.洞爺湖サミット 


今年の日本は、政治も経済もガタガタになり、日々の食べ物から年金といった老後の社会保障まで信頼できなくなるような大激変に揺れた1年でしたが、北京五輪の若手選手の活躍や聡明すぎるシニアの先生方のノーベル賞受賞がせめてもの救いとなりました。まだまだ日本も捨てたものではありませんね。

【国際編10大ニュース】

では同じく読売新聞から国際編の10大ニュースをどうぞ。

1.初の黒人米大統領にオバマ氏

2.四川大地震 死者6万人超

3.リーマン破綻 金融危機波及

4.北京で五輪開催

5.NY原油 最高値147ドル

6.ミャンマーでサイクロン被害

7.ムンバイで同時テロ

8.チベットで大規模暴動

9.聖火リレー各地で混乱

10.鳥インフルエンザ死者 インドネシア100人超


昨年トップはミャンマーの反政府デモで亡くなった長井健司さんのニュース、そしてNY原油最高値99.29ドルの記事と続きましたが、今年は原油の猛烈な乱高下も吹っ飛んでしまうような世界的な金融危機の連鎖から大不況の足音が9月から急速に高まって、昨年の出来事など忘れてしまうほどの大激変が起こった2008年でした。

【僕のブログの10大ニュース】

そして最後に独断と偏見で選んだ僕のブログの10大ニュースを発表します。

1.「緊急速報-リーマン・ブラザーズ破綻」・・・・・9月15日記事

2.「北島、勝利の雄叫び!」・・・・・・・・・・・・・8月12日記事

3.「遼くん、史上最年少の1億円プレーヤーに」・・・11月26日記事

4.「ホンダの決断-ひとつの時代の終焉」・・・・・・12月8日記事

5.「天井知らずのガソリン価格-170円台へ」・・・6月2日記事

6.「日ごとに被害拡大-四川大地震」・・・・・・・・5月14日記事

7.「漂流する日本政治-福田首相辞任」・・・・・・・9月2日記事

8.「本物の食糧危機-アジアの米騒動」・・・・・・・4月22日記事

9.「猛烈なスピードで消滅-北極海の氷」・・・・・・10月28日記事

10.「金融危機と地球環境」・・・・・・・・・・・・・10月16日記事

昨年の2007年は地球温暖化防止に向けてようやく大きな歯車が動き始めた年として、僕のブログにも地球温暖化に関するかなりの記事を掲載しました。しかし、今年は一転、地球温暖化の動きよりも短期的にではあっても人々を震撼させる変化が地球を覆いました。それは市場の反乱でした。9月のリーマン・ブラザーズの破綻をピークに、それまで天井しらずに上がり続けていた石油や穀物といった資源価格が暴落、世界はインフレではなくデフレの恐怖におののいているのです。

だれも予想しなかったマーケットの乱高下。来るべき2009年の試練を予感させる年となりました。僕の10大ニュースの10番目に取り上げていますが、金融経済の危機と地球環境の危機が短期と長期で人類に試練を与えているようです。

今年よりも来年、そしてその次の年も大きな変動が押し寄せてくるでしょう。でも、ひるんではいられません。毎日を着実に、少しずつでも進歩していく気概をもって明るく生きていきたいと思います。

《参考》

・「今年の締めくくり10大ニュース」・・・・2007年12月31日の僕のブログ記事
  



2008年12月30日

【ベーコン画像】

くだらなすぎて笑ってしまうような記事ですが、くだらなさを実感してもらうために紹介します。

『焼いたベーコンの画像をWebページに貼り付けられるという「Bacolicio.us」というサービスがある。
 「http://bacolicio.us/」の後にページのURLを続けてWebブラウザのアドレスバーに入力するだけでOK。例えばITmedia Newsなら「http://bacolicio.us/http://www.itmedia.co.jp/news/」にアクセスすれば、おいしそうなベーコンの画像入りITmedia Newsのトップページが完成する。

 開発者のChris Scottさんが作った、自称「Silly」(ばかばかしい)なサービス。なぜ、何のためにサイトにベーコンを……? なんて尋ねるのは野暮というもの。さあ、君のサイトにもベーコンを貼り付けてみないか。』(12月22日付ITmediaニュース)


例えば、僕のこのブログ「博多っ子の元気通信」にベーコンを貼り付けたらどうなるか。下記のURLをクリックしてください。

http://bacolicio.us/http://blog.livedoor.jp/luckymentai/

くだらないでしょう。でもたまにはこんな遊びもストレス解消にいいかもしれませんね。

  
タグ :ベーコン



2008年12月29日

【オバマ本バカ売れ】

政治家の演説集がこれほど売れるとは出版社も予想外だったようです。

『オバマ次期米大統領の演説を収録したCD付きのリスニング本が、破竹の勢いで売れている。初版2万部は発売日に「売り切れ」、現在24万部。出版元には「日本の政治家にも読ませたい」といった反響が寄せられているという。

 「オバマ演説集」(朝日出版社)が、2008年12月22日現在で発行部数が24万部発行と売れに売れている。09年1月に米大統領に就任するオバマ氏の演説の「生声」をCDに収録し、その英文と日本語訳を見開きで掲載。同氏の演説に注目が集まった2004年の民主党大会基調演説から、大統領選の勝利演説までが収録されている。当然、CDではナマの「Yes,We can」も聴くことができる。

 発行元の朝日出版社によれば、初版2万部は08年11月20日の発売初日で「売り切れ」。これまでに24万部発行される「大ヒット商品」になった。同社編集部でも「英語教材本で、しかもCDがメインの書籍がこれだけ売れるのは珍しいのでは」と話す。』( 12月22日付J-CASTニュース)


【生演説の迫力】

僕もこの本は買ってCDを聞きましたが、オバマ次期大統領の演説は本当にうまいと感じました。何か、聴衆を引きつける術を知っていると言うか、計算された演説という印象です。

そしてわかりやすい。演説している内容、言葉が聴衆にわかりやすいし、一言ずつ語りかけるようにゆっくりとしゃべったり、何度も同じ言葉を使って印象を強めたりと、相当テクニック的にも高度な感じがしました。「Yes, we can」「change」という言葉もそのひとつです。

【政治家の命】

演説の巧拙は政治家の言わば命です。そして聴衆を惹きつけられるかどうかは、演説のテクニック以上にその政治家の夢を語れる力量、信頼できそうだというパーソナリティ、ここぞというときに政策を実現できるという確たる自信みたいなものが備わっている必要があります。

それが感じられるのがオバマの演説なのです。今の日本の政治家にこれほど鮮やかな演説が出来る人がいるかなあと比較しながら聞いてみると、さらに面白いと思います。みなさんも買って聞いてみませんか?

  



2008年12月26日

【ついに禁止措置】

築地市場への素人や外国人の出入りが厳しくなりそうです。

『東京都中央卸売市場は、15日から来年1月17日までの1カ月間、築地市場で行われるマグロの競りの見学を禁止する。マグロを直接、手で触るなど、外国人観光客のマナーの悪さが業務に支障をきたしてきたことにくわえ、マグロの入荷量が通常よりも増加する年末年始は、市場内が関係者らで混雑するため。見学再開の時期がいつになるかは、現時点で全く見通しは立っていないという。

 都中央卸売市場によると、マグロの競りは午前5時半から開始。卸売業者の威勢のいい声が飛び交うなか、次々と全国各地から集まったマグロが競り落とされる風景は、外国人観光客にも人気で、見学する観光客のうち約9割が外国人を占めるほどだ。』(12月15日付産経新聞)


【マナー違反】

それにしても外国人の最近のマナーの悪さは目に余るようです。新聞報道によれば、競りの最中にフラッシュ撮影したり、マグロに抱きついて記念撮影したり、マグロを棒で突いたりなど、外国人観光客のマナー違反が続出し、テレビでも紹介されていましたが注意しても後から後からマナー違反客が出てきて業務にも支障を来たしているとのこと。

日本人でも築地市場のルールやしきたりなど知らないままに見学している素人は多いでしょうから、外国人はもっと多いでしょう。

思えば、僕は今から20年~10年くらい前に東京に勤務していたとき、新鮮な魚を食べたくてしょっちゅう築地に通っていた時期がありました。そのときは、今ほど築地市場には外国人も多くなく、観光地としても認知された存在ではなかったような気がします。でも、早朝の張り詰めた空気の中で仲買人たちがせわしなく動き回る市場には、素人には怖いような緊張感がありました。だからマナー違反がないように慎重に振舞っていました。観光地化されてしまうと、そんな緊張感も薄れてきて当然のような気がします。

【抜本的な見直し必要】

どこの観光地でも同じですが、観光客が多くなれば多くなるほどマナー違反やゴミの問題など様々な問題が噴出してきます。自然環境が破壊されて永遠に修復不能になった観光地など山ほどあるのではないでしょうか。

ここは築地市場の関係者がもういちど真剣に考えて、築地をどうしていくのかという原点に戻って何らかの措置を大胆に取る必要があると思います。一時的な禁止措置ではなく、そもそもこれからも観光地として観光客や素人を入れるのかから始めないといけない。

僕としては、オープンなマーケットという原則は守って欲しいですが、素人や観光客には厳しいルールを課して、人数を一定に制限するなどして、築地の健全な発展に役立つようにしてほしいと願っています。みなさんはどうお考えですか。

  


2008年12月25日

メリークリスマス!!!  


2008年12月25日

【ディープスロート逝く】

ウォーターゲート事件のカギを握ると言われていた人物がこの世を去りました。

『ニクソン元米大統領を退陣に追い込んだウォーターゲート事件で、スクープした米紙ワシントン・ポストの情報源として「ディープスロート」と呼ばれた当時の連邦捜査局(FBI)副長官、マーク・フェルト氏が18日、カリフォルニア州サンタローザで、心不全のため死去した。95歳だった。

 スクープしたポスト紙のボブ・ウッドワード、カール・バーンスタイン両記者に政府内の極秘情報を提供し、事件が政権を揺るがすまでに発展するのに重要な役割を果たした。

 両記者からは当時のポルノ映画のタイトルをとって「ディープスロート」の符丁で呼ばれた。その後事件が小説や映画となり、正体は不明のまま存在が知られるようになった。

 フェルト氏については、事件当時から情報漏洩(ろうえい)を疑う声はあったものの、2005年春、米誌バニティフェアに「私がディープスロートだった」と同氏が述べた記事が掲載されるまで、30年以上にわたり特定はされないままだった。突然の名乗りに対して当時の米世論は「告発者として国を救った」「汚い密告者だ」と分かれた。』(12月19日付産経新聞)


【大統領の陰謀】

ディープスロートやウォーターゲート事件が広く日本でも知られるようになったのは、 「大統領の陰謀」というハリウッド映画の存在です。それはニクソン大統領を辞任に追いやったウォーターゲート事件をスクープしたワシントン・ポストの2人の記者を描いた、スリリングな社会派の映画で、ロバート・レッドフォードとダスティン・ホフマンという2大スターがその記者を演じていました。

映画は、ウォーターゲートビルにあった民主党本部に5人の男が進入し逮捕されたことから始まり、秋に行われる大統領選を撹乱するための進入だったことから、ワシントンポスト紙の新人ボブ・ウッドワードとベテラン記者カール・バーンスタインが単なる侵入事件ではないと感じて調査報道を進めていくうちに「大統領の陰謀」が明らかになっていくというものでした。

【情報源の一人が告白-「ディープ・スロート」】

そのとき、ウッドワード記者と接触し秘密情報をリークしていた人物が、18日に95歳で亡くなったマーク・フェルト氏、元FBI副長官でした。当時、FBI長官の最有力候補とされながら、ニクソン政権に疎んじられていたことが彼の背中を押したとワシントンポストの記事は書いていました。

当時は謎の情報提供者とされていたこの人物には、「ディープ・スロート」というポルノ映画の隠語が使われていたのです。 (左の写真は91歳で自分が「ディープスロート」だと告白したときのマーク・フェルト氏。)

しかしながら、告白したのがすでに91歳という高齢であったこともあって、なぜ事件当時フェルト氏が情報提供を行ったかという本当の本人の動機は、結局のところ解明されないままに終わったとウッドワード記者は語っています。事件の証人がいなくなることでウォーターゲート事件も過去の歴史になっていくのでしょうか。

ご本人の冥福をお祈りします。

《参考》

・「30数年目の真実-大統領の陰謀とFBI」・・・2005年6月6日の僕のブログ記事
  



2008年12月24日

【サンゴの北上】

海の中の異変が続いている。

『「いるはずがない南方のサンゴがこんな所に…。水温上昇で、ついにここまで北上してきたのか」

 国際サンゴ礁年である2008(平成20)年の9月29日、福岡大学理学部の杉原薫助教(サンゴ礁生態学)は、海中の景観に目を見張った。

 長崎県西部の東シナ海に浮かぶ五島列島南部の福江島。るり色のスズメダイや愛らしいクマノミが泳ぎまわる水深2メートルの浅い海底で、褐色がかった暗緑色のクシハダミドリイシの群体を見つけたのだ。

 主に沖縄などに生息する亜熱帯性のサンゴで、九州西側の対馬暖流海域では、熊本県・天草の南部が北限とされていた。10月には、五島列島北部の若松島でも確認された。いずれも大きさは直径40センチほどで、杉原さんは「定着してから少なくても5年はたっているだろう」とみている。』(12月19日付産経新聞)


【温暖化の足音】

この記事によれば、九州西部の海水温は、過去100年約1・2度上昇し、これらのサンゴは五島列島で越冬できるようになり、生息域が約60キロ北上したらしいとのことだ。僕らが目にしている陸上の世界だけでなく、海の中でも相当大きな異変が起こっている。

また、気象庁によると、日本周辺の海水温は、世界平均の2倍強のペースで上昇中で、今後は南方種の北上だけにとどまらず、サンゴ全体の生息域が北上する可能性も指摘されている。

相次ぐ南方海域でのさんご礁の死滅と北方海域でのさんご礁の発見。温暖化の影響は確実に地球全体に及んできているようだ。
  



2008年12月22日

【高額で落札】

ブッシュ大統領はどうしてこうまで風刺の対象としてぴったりハマルのだろう。

『イラク人記者がブッシュ米大統領に靴を投げ付けた騒動をテーマにしたオンラインゲームが人気となっているが、その一つが15日に登場してから4日で早くもインターネット競売大手の米イーベイに出品され、5215ポンド(約70万円)で落札された。同ゲーム制作者が19日、ロイターに明らかにした。
 英国人アレックス・チュー氏が制作したオンラインゲームsockandawe.comは、記者会見の壇上に見え隠れするブッシュ大統領に靴を投げ、30秒間で何個当てられるかを競うというもので、これまで数百万人が訪れる人気サイトとなっていた。
 同ゲーム立ち上げから3日間をサーバー維持のために費やしたと語る同氏は、「とても格好良いことだ。月曜日に構想を練って、火曜日に立ち上げて、水曜日に人気となり、そして木曜日に撤退した」とコメント。
 同氏によると、ゲームの落札者は英国を拠点にするインターネットメディア会社で、競売での売上金は同氏が経営する会社の資金にするという。』(12月21日付ロイター通信)


※ 靴投げゲーム("Sock and Awe")のサイト・・・・http://play.sockandawe.com/

( このゲーム、絶対一度試してみてください。ハマリますよ。)

【靴投げの意味するところ】

それにしても、イラク人記者の靴投げ騒動は任期が終わろうとしているブッシュ大統領にとっては、映像にあったとおり本人もまさに「苦笑い」だっただろう。

任期最後にイラクに出向いて自分のやった功績を内外に示す機会にしようと思っていたブッシュ氏にとっては「最後にイラクにしてやられた」のだから。

報道によれば「靴を投げつける」という行為は、イラクでは相手に対する最大の侮辱になるという。ブッシュ大統領は、ある意味、イラク人記者によって最大の侮辱を受けたのだ。ブッシュ大統領の反射神経の良さのおかげで、実際にそれで怪我をしたりしたわけではないので、ブッシュ氏自身や米国の関係者にとっては半ば笑い話で済んでいるがイラク人記者はこれによって懲役15年近い懲罰が課される可能性があるというのだから笑えない。賛否両論あるものの、罪に問われることを恐れずにやったのだから、イラク人の中には英雄扱いする人も出てきて当然だろう。

【ブッシュの罪】

靴を投げられたブッシュ大統領は、本当にこの8年間に世界に取り返しのつかない大罪をいくつも犯した。イラク戦争しかり、地球温暖化への消極的な姿勢しかり、今回の金融危機の遠因を作った罪もしかり、とにかく数え上げればきりがないくらいだ。

そういう意味でも世界中の人が実際に出来ない腹いせをゲームでやるのも面白いのかもしれない。来年1月には去っていくブッシュ大統領よ、靴を投げられた意味をもう一度よく考えて欲しいものだ。
  



2008年12月18日

【お昼事情に異変?】

これって結構最近のトレンドではないでしょうか?

『最近、オフィスの“お昼事情”にちょっとした異変が起きているという。何でも、お弁当持参の独身男性が増えているというのだ。今までは、OLさんや既婚男性のイメージが強かった「お弁当」。なぜ今になって独身の男性がお弁当を持ち始めたのだろうか。オフィス内で食べる男子(=お弁当派男子)の実態に迫ってみた。

お弁当といえばお弁当箱。最近のお弁当箱の売れ行きに、何か変化はあるのだろうか?

「男性の購入者が目立つようになったのは確かです」と語るのは東急ハンズの広報。また、独身男性が買うお弁当箱には特徴があるという。「ご飯だけでも、もしくはご飯と簡単なおかず1品と考える方が多いようです。ですから女性用のように何段もあるお弁当箱は必要なくて、シンプルなものを選ばれますね。」(同広報)』(12月9日付東京ウォーカー)


【節約それとも健康志向?】

僕も以前から弁当派なのですが、最近は面倒くさくなって少しお休みしていますが、もともとは健康のためにお昼のカロリーを減らそうと弁当を会社に持参していました。ただ、独身男性と違ってこちらは奥さんの手作り弁当。この記事のようにシンプルな中身どころか、いろいろとオカズには趣向が凝らされています。

この不況の最中、値段の高い外食を敬遠して弁当を持ってくる独身男性が増えるのはわかる気がします。少しオタクっぽい気がしますが、やたら包装が多い市販の弁当や外食に比べてエコにもなるし、健康面でもプラスが多い自作弁当。

もっと職場でも奨励してもいいのかも知れませんね。みなさんの職場ではいかがですか?あなたは弁当派、それとも外食派?

  


2008年12月17日

【世相を映す漢字】

良くも悪くも「変」という漢字を想起することが多かったのでしょうか。

『1年の世相を漢字1文字で表す2008年「今年の漢字」が12日、「変」に決まり、京都市東山区の清水寺で森清範貫主(かんす)が揮毫(きごう)した。
 森貫主は「オバマ氏の変革という言葉に影響を受けた日本国民の政治や経済、社会を変えてほしいという願いだと思う。自分自身が変わっていくことが大切。ノーベル賞受賞者が日本人から4人も出たことも大変なこと」と話した。
 発表は14回目。日本漢字能力検定協会(京都市)の公募で、全国から過去最多の11万1208通の応募があった。変は全体の約5%に当たる6031票を獲得。2位は「金」、3位は「落」。以下「食」「乱」「高」などが続いた。
 変を選んだ理由として、「change(変革)」を訴えたオバマ氏が次期米大統領に選ばれたことや、日本では昨年に引き続き首相が短期間で交代したことなどが挙がった。サブプライムローン問題に端を発した世界経済の大変動、世界的な気候変動のほか、ゴルフの石川遼選手ら平成生まれのスポーツ選手の活躍も寄せられた。』(12月12日付時事通信)


【Changeと「変」】

変革を意味する英語のChangeと、日本の漢字の「変」を比べるとどうしても日本のほうがマイナスのイメージを持ってしまいます。こんな漢字を選んだのは、オバマ次期大統領が圧倒的な国民の支持を受けて出てきたアメリカとは反対に、日本の首相は国民の支持どころか、自分の党からも総スカンをくらうほど信頼されず、まさにどこか「変」だと皆が感じている証拠なのでしょうか。

ちなみに昨年の漢字は「偽」。最近、どうもマイナスイメージばかりが目立ちますね。

でも物事をマイナス面だけ見ているだけでは、前進しようとか、「やってやろう」という気持ちにはならないのではないでしょうか。どんなに経済が不況に向かっていようと、政治がどんなに混迷しようと、先ず自らが「変わろう」、「変えてやろう」という強い意志を持つことが大切だと思います。

【時代は変わる】

いつの時代も、変化しないものはありません。古いものは退場を余儀なくされ、新しいものに取って代わられるのです。

「時代は変わる」("The Times They Are A-Changing" )・・・・まさにボブ・デュランの歌の一節を思い出しますね。

   遅いものも、後には早くなり
  「現在」はやがて「過去」になる
  秩序は消え去り
  今一番のものはやがて最後になる
  時代は変わっているのだから


  The slow one now
  Will later be fast
  As the present now
  Will later be past
  The order is
  Rapidly fadin'.
  And the first one now
  Will later be last
  For the times they are a-changin'.


先ずは自分を「変」革して、来年から新たなことに挑戦し、マイナスを吹き飛ばして時代を先取りしていきたいですね。

  


2008年12月16日

【元気の源】

あのエムケイタクシーが元気いっぱいだ。

『関西、関東などで低運賃タクシーを運行するエムケイグループの傘下で、福岡都市圏で今月中の事業開始を計画する福岡エムケイ(福岡市)は11日、今後1年間で運転手など社員約1000人を新たに雇用する方針を明らかにした。同グループが全国10拠点で今後1年間に計1万人を新規雇用する「緊急全国雇用創出計画」の一環。9月の金融危機以降、製造業で働く非正規従業員の削減の流れが強まる中、失業者らに対する受け皿を提供すると同時に、事業拡大を加速させる狙いがある。

 同グループのタクシー運転手の平均年収は453万円で、タクシー業界の水準に比べ、3割ほど高く、今回の計画は失業者らの注目を集めそうだ。』(12月12日付西日本新聞)


【親切だったエムケイ運転手】

僕は昨年京都に出張に行ったときに、エムケイタクシーを利用する機会があった。そのタクシーは貸切で高かったこともあるのだが、そのサービスは秀逸だった。運転手は礼儀正しく、しかも観光案内は詳しいだけでなく、客の興味を引くような語り口だった。

そのエムケイタクシー、最近は必ずしもいい評判ばかりではないのだが、経営は独創的で、タクシー業界の規制緩和のきっかけを作った会社であることは間違いないだろう。ましてや客として接したときの印象からすれば、世にある平均的なタクシーよりもサービスの水準は高いと感じた。

そのエムケイが、昨今の雇用情勢の悪化が全国的に伝えられる中で、「今後1年間で運転手など社員約1000人を新たに雇用する方針を明らかにした。」と言うのだ。機を見るに敏というか、たとえ話題性を狙ったものだとしても、すごいことだと思う。

【がんばれ、エムケイ】

新聞によれば、グループ全体の計画で、現在3050人の社員を1年後に1万3050人に増やすとのこと。その増員計画の一環として1000人もの社員を先ず1年で増やすのだ。その背景として、タクシーの供給過剰による運転手の賃金低下などを受けて国土交通省が新規参入や増車の再規制を検討しているため、「来年秋にも規制強化の恐れがあり、早めに事業を拡大する狙いもある」という同グループの思惑はあるものの、雇用不安が日本を席巻する中、明るい話題であることは確かだ。

「がんばれ、エムケイタクシー」と僕は応援したくなった。みなさんはどうお考えですか?

  


2008年12月15日

【快挙、敵地での逆転勝ち】

『今シーズン序盤から味わった苦難の先に、歓喜が待っていた。逆転でつかんだ「GP女王」の座。浅田真央は「3年ぶりだし、とてもうれしい」と喜びをかみしめた。
 SP首位の金妍児を追い、小差の2位で迎えた自由演技。冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)-2回転のコンビネーションをしっかりと跳んだ。次の単独の3回転半もきれいに着地。女子の国際大会では初の快挙となる、2本の大技を見事に成功させた。
 中盤の連続3回転ジャンプの一つ目でまさかの転倒。それでも気落ちせず、「仮面舞踏会」の重厚な調べにふさわしい、力強い滑りで観客を自らの世界に引き込む。演技が終わると上を向いてミスを悔やんだが、最終滑走の金がジャンプで2つの失敗があり、逆転優勝に成功。控室で笑顔がはじけた。
 転倒ジャンプ以外で回転不足の判定はなし。ジャンプの失敗続きで優勝を逃した今季初戦のフランス杯のころから、ジャンプのレベルを大きく上げた。「アクセルを2回跳べて達成感がある」。その声は弾んでいた。
 これでシニアでの金との対決は浅田真の3勝2敗。「周りの方に言われるから、やっぱり意識します。すごく刺激をもらえる相手」。来季のバンクーバー五輪まで続きそうなライバル対決。「敵地」で大きな勝利を手にした。』(12月13日付時事通信)


【自信の演技】

3年ぶり、しかも宿敵ともいえるキム・ヨナ(金妍児)を彼女の出身地である韓国、いわば敵地で逆転したのだから凄い。キム・ヨナはホームでの戦いなので緊張していたことは想像に難くないが、浅田真央だってショート・プログラムで僅かながら二位に甘んじていたのだから、逆転を賭けて緊張していなかったと言えばウソになるだろう。

そのプレッシャーを見事にはねのけて、しかもトリプル・アクセルの大技を二回も成功させての優勝なのだ。あの小さな身体のどこにそんなスタミナと勇気があるのだろうかと感心してしまう。

とにかく、おめでとう、浅田真央!!! これからもオリンピックでの金メダルに向けて一層技に磨きをかけてください。

《参考》

・「天真爛漫の勝利―浅田真央」・・・2005年12月18日のブログ記事
  



2008年12月12日

【粋な試み】

久留米のタクシー会社が粋な試みをしています。

『サンタクロースのイラストステッカーを張ったタクシーが師走の街を駆け巡っている。福岡県の久留米西鉄タクシー(本社・久留米市、久家日佐夫社長)が年の瀬の明るい話題になればと5台の「サンタ号」を運行している。

 今年で5回目。19日からは、乗務員が真っ白なひげと赤と白の衣装を身に着けてサンタに扮(ふん)し、小学生以下の子供連れの利用客には「プレゼント」もある。25日まで。

 同社の秋庭貢(みつき)専務(64)は「昨年は『サンタのタクシーを』と電話予約もありました。久留米の風物詩として市民に親しんでもらえればうれしい」と話している。』(12月6日付毎日新聞)


【不況だからこそ】

9月にリーマンブラザーズの破綻で始まった金融危機は、米国だけでなく世界中に広がり、実体経済にまで影響を及ぼし始めたのはご存知の通りですが、日本でも製造業の派遣社員首切りや相次ぐ減産のニュースなどやたらと暗いニュースばかりが目立ってきています。

そんな中で、少しでも世の中を明るくしようと頑張っている人たちをメディアが取り上げてくれると、こちらも元気をもらえますね。

この久留米のタクシー会社の試みもそのひとつ。不況が来るからと身構えたり、後ろ向きになる暇があったら、少しでも知恵を出して、工夫してみんなを明るくできて、なおかつ儲けにもつながるようなことをやっていく・・・・そんな久留米西鉄タクシーさんの心意気と粋な試みに乾杯!!!
みなさんも久留米西鉄タクシーのサンタのタクシーを予約してみませんか?

同社の電話番号 0942・21・0011

  


2008年12月11日

【チェンジに学ぶ】

小沢民主党がオバマ次期大統領に選挙手法を学んでいると言う記事が目に入った。

『民主党が、オバマ次期米大統領の選挙手法や政策を取り入れる動きを見せている。「チェンジ」を旗印に大統領選を圧勝した同氏にあやかって政権交代につなげたい思いがあるようだ。
 オバマ氏は大統領選で携帯電話などを駆使して草の根のネットワークを広げ、支持拡大と資金集めに成功したとされる。聴衆を魅了する話術にも定評がある。こうした点を学ぼうと、民主党は国民運動委員会(小沢鋭仁委員長)が中心になって、すでに勉強会を2回開催している。秘書がオバマ陣営でボランティアとして働き、自らもオバマ氏の選挙運動を視察した谷岡郁子参院議員や、「オバマ『勝つ話術、勝てる駆け引き』」の著者で大阪大外国語学部非常勤講師の西川秀和氏を招き、演説の手法などを教わった。 』(12月7日付読売新聞)


【小手先の戦術?】

オバマ大統領候補の選挙戦術は大いに学ぶところ大だと思うし、これから衆議院選挙に臨むにあたっては大切なことだろう。

しかしながら、記事の中で、勉強会に出ていた民主党員が語った言葉は気になる。

 『勉強会では、「『人を指さす』行為はよくないことだとされるが、オバマ氏はしばしば行う。相手に自分を印象づける効果もある」などの話が出たという。参加者の一人は「対立候補との違いを際だたせるオバマ氏の演説テクニックを早速取り入れたい。選挙運動も組織頼みでなく、ボランティアをもっと活用する運動に転換したい」と語る。』

すなわち、新聞記事なのでどこまで参加者の真意を伝えているかは疑問ではあるが、どうも小手先の選挙戦術ばかりに目が行っているのではないかということだ。

【選挙前の『ばらまき』施策】

正直言って、麻生政権や自民党全体の最近の迷走ぶりにはあきれ果てるばかりだが、民主党も五十歩百歩の感を否めない。選挙目当てのばらまき施策のオンパレードは言うに及ばず、衆院選での郵政票の獲得を睨んで、すでに法律に基づいて着々と進んでいる郵政民営化の見直しを民主党までが公然と主張し始めたりしているのはその最たる例だろう。

危機的な経済状況を睨んで、次々とホワイトハウスの新しい布陣を決めているオバマ氏のすばやい動きからは、日々その真剣さが米国民に伝わっているのではないか。選挙前だけの甘言ではなく、そういう真摯な姿勢、確たる戦略に基づく着々とした動きをもっと日本の民主党は学ぶべきではないだろうか。

小手先の戦術よりも、国民が望んでいるのは政治家の本気度だ。本当に心してもらいたいと思うのは僕だけだろうか。

  



2008年12月10日

【携帯禁止】

橋下知事の方針がまた波紋を呼んでいます。

『子供たちの間で携帯電話のサイトを通じた“ネットいじめ”が増えていることを受け、大阪市教委が学校への携帯電話の持ち込みを原則禁止するよう、市内の全小中学校・高校約450校に通知していたことが6日、分かった。携帯持ち込みをめぐっては、大阪府の橋下徹知事が学力低下防止を理由に政令市の大阪、堺両市を除く府内の公立小中学校で、原則禁止する方針を打ち出している。理由は異なるとはいえ、大阪市教委も持ち込みを制限することで、携帯禁止の流れが加速しそうだ。』(12月7日付産経新聞)

【英断か過度の介入か】

橋下知事の今回の方針を支持するかどうかの前に、今学校現場では子供たちの携帯電話の持込によってどんな問題が起きているのかをしっかりと知る必要があるようですね。僕の場合には、すでに子供たちは学校を卒業しているため学校現場の実情をよく知りません。報道されている内容から判断すれば、子供たちは携帯電話をコミュニケーションの道具として自由自在に操り、ときにはそれがネットいじめにつながったり、携帯電話でのやり取りに熱中するあまり、大人から見て学力低下の一因になったりしているようです。

であるならば、何らかの対策を考えるのは一義的には親の役目であり、その次は学校現場が考えるのは当然のことだと思います。

しかし、大阪では学校現場も親も適切な対応ができていないと考えて、橋下知事が言わば問題提起をしたのでしょう。大阪という地域の問題であり、現場の状況を詳しく知らない自分としては、橋下知事の判断が正しいかどうかは即断できませんが、少なくとも問題提起を行って議論を巻き起こしたことは評価すべきだと思います。

【携帯電話持込の是非】

そこで僕自身の見解ですが、やはり僕も橋下知事と同じく、一度学校への携帯電話の持込は禁止してみるべきだと思います。ただし、全学校一律ではなく、現場の先生方、PTAの判断を尊重してやるべきだとも考えます。

なぜなら、携帯電話が多機能化して電話・メールだけでなく、インターネットからゲームまで何でも出来るツールとなっている以上、教室に持ち込んで授業の妨げになる可能性は高いのではないでしょうか。それを防ぐには教室内への持込を制限するのがひとつの有効な手立てだと考えられるからです。

一部の親が主張しておられる非常時の通信手段という側面は、持ち込みを禁止する限りはその学校が責任を持って預かり、預かっている間の非常時の連絡にも責任を持つ必要があるでしょう。

すでに民間の会社では、個人情報や機密情報の漏洩防止が主たる目的ではありますが、個人の携帯は職場に持ち込まないようにルールを作っているところが増えています。

これだけ便利で多機能になれば、一定のルールを敷くのはやむをえないのではないでしょうか。みなさんはどうお考えですか?  


2008年12月09日

【優勝の立役者が・・・】

西武優勝の立役者と言われていたのに、残念なことになりました。

『西武の大久保博元打撃コーチ(41)が退任することが6日、確実になった。フロントに配置転換される予定で、早ければ8日にも球団から正式発表される見通し。

 大久保コーチは今季から就任し、西武の4年ぶりの日本一に貢献。しかし、日本シリーズ後に知り合いの女性が大久保コーチから暴力を受けたとして警察に被害届を出したことが発覚し、大久保コーチは傷害容疑で書類送検された。その後もプライベートの問題が週刊誌上で報じられ、球団から事情聴取されるなどしていた。今回の退任は、事実上の更迭とみられる。

 大久保コーチは「(進退について)球団から話は聞いていない。もし立場が変わっても、渡辺監督の力になれるよう頑張りたい」と話した。』(12月6日付毎日新聞)


【油断か奢りか】

大久保コーチと言えば、現役引退後に「デーブ大久保」という愛称でテレビ解説者としてお茶の間で親しまれていたことを思い出します。その後西武の打撃コーチとして、そのユニークな指導法で選手や監督の信頼を得て、チームを優勝にまで導いた立役者という評判だったのに、本当に惜しいことをしてしまいました。

西武としても暴力沙汰や週刊誌上でのプライベートな報道に対するファンの反応を無視するわけにはいかなかったのでしょう。

人間、絶頂に立ったときが一番危ないとよく言われます。本人に油断があったのか、驕りがあったのかよくわかりませんが、「今がピークかもしれない」と思ったときは自分の行動に慎重になるべきでしょう。人の世は妬みや嫉妬が多く、どこかで誰かに見られていることを常に心しておかなければ、どこで揚げ足を取られるかわからないのですから。ご用心、ご用心。

  


2008年12月08日

【大転換】

ホンダが自らのDNAを変えかねないほどの大決断を下した。

『ホンダは5日、2008年シーズンを最後に自動車レースのフォーミュラ・ワン(F1)から撤退すると発表した。同日会見した福井威夫社長はF1の技術・開発者約400人を「次世代環境車やエンジン開発に投入する」と表明。自動車の販売不振が深刻化するなか、本業に経営資源を集中するというホンダの決断は、F1に参戦する欧州の自動車メーカーの戦略にも影響を及ぼす可能性がある。

 F1で培った車体設計や駆動制御などの技術を中・大型クラスのハイブリッド車や1000ccクラスの小型ガソリン車、小型ディーゼルエンジンなどの開発に生かす。09年を含め鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)でのF1レース開催は継続する。』(12月5日付日経新聞)


【不況と自動車】

今回のホンダの決断が意味するところは、ホンダ1社に限らず、他の自動車メーカー、いや、他の産業、これからの社会のあり方まで考えさせられるほどの衝撃があった。

その第一は、もちろんホンダの車メーカーとしての苦境だ。GMをはじめとするアメリカの三大自動車メーカーの苦境は、大型車から小型車、環境への配慮、絶え間ない技術開発努力の必要性といった時代の変化に経営がついていけず自ら招いたものだが、本田の場合は自社の経営努力を超えた力に対するひとつの苦渋の「答え」だと言えるのではないか。それはもちろん9月に始まった金融危機を直接の契機とする未曾有の不況の到来だ。ホンダが自らのDNAであるF1を切り捨てざるを得なくなったというのは、今回の不況がどれくらい底深いものかを知らしめるものだろう。これは言わば「今の苦境をどう乗り切るか」という目先の問題でもある。

【環境と自動車】

その第二は、ホンダを始めとする自動車メーカーの将来の方向性だ。F1は自動車の性能を極限まで高めて如何にスピードを上げられるかというのが目標であり、そのための開発競争であり、それからの果実を如何に普通の自動車に生かせるかがメーカーにとっての課題だ。もちろん、F1のPR効果も大きい。

今回ホンダがそのF1から撤退したのは、未曾有の不況が目先の理由ではあるが、福井威夫社長がいみじくも語っているようにこれからの自動車はスピードよりも環境へいかに対応するかが問われているからだ。21世紀に厳しい競争を生き残るにはスピード優先の開発よりも、いかにクリーンで省資源のクルマを作るかが問われているのだ。

今回のホンダの決断は、ある意味、クルマが引っ張った20世紀型の世界経済が本当の意味での大転換を促されているということでもあるのだ。もしかしたら、僕たちはクルマそのものが、これからの社会には必要とされなくなるほどの発想の転換を迫られているのかもしれない。

ホンダの決断-あなたはどうお考えですか?
  



2008年12月04日

【目覚まし前は危険?】

毎朝目覚まし時計の前に起きる自分にとっては、ショッキングな記事が目に留まりました。

『毎朝、目覚まし時計が鳴る前に目が覚める。結構なことのようだが、本当は危ない症状なのだ。「過緊張」といい、それが疲れの原因になっているというのだ。働き盛りに見られる不眠、肩こり、体のだるさ、ほてり、女性に多い冷え症もそうだ。病気とまではいえないが、ほっておくとよくない。

 「過緊張」とは、心や体の緊張が進んでしまい、ゆるめたくても自分ではゆるめられない状態をいう。病気というほどではないが健康でもない、いわゆる「未病」を引き起こす「元凶」ともいえる。

 たとえば、毎朝、目覚まし時計が鳴る前に目が覚める。体内時計が朝起きる時間を覚えているなどと自慢げに話す人がいるが、そんなことを言っている場合ではない。仕事へ出かけなければならないという緊張状態からくる一種の症状で、ストレスが溜まっていく前ぶれなのだ。

 眠りが浅く夜中に何度も目が覚める、トイレに起きる。暑くもないのに汗をかいたり、あまり気づかないが喉や胸につかえを感じて呼吸が浅くなったりする。寝起きなのに肩が凝り固まっている。こうした症状も、過緊張が原因とされる。』(11月27日付 J-CASTニュース)


【朝型、夜型人間】

あなたは朝型人間ですか、それとも夜型人間ですか? 年齢や仕事によって朝型になったり、夜型に切り替えたりするとは思いますが、基本的にどちらに強いかという個々人の個性はあると思います。

そういう僕は明らかに朝型人間です。小さい頃から朝は早起きでしたし、夜は飲みに行ってハシゴ酒とかすると、もうシンデレラ時間になるとウトウトしてしまうのが若い頃から常でした。

「早起きは三文の徳」というコトワザがあるように、早起きするのは得だという思いと釣りや山登りの趣味の必要性からも、いつも目覚まし時計の前に起きれることを自慢にもしていました。そんな思いを完全否定するような今回の記事、ちょっとショックでした。

【何事も行き過ぎは禁物】

確かに寝ているときも緊張しているから、目覚まし時計よりも早く起きれるというのは真実でしょう。ただ、それが仕事のためなのか遊びのためなのかによって、健康への影響は異なるのではないかというのが僕の考えです。もちろん、釣りや山登りに行くために早起きするのは、リラックスのためのプロセスなのであまり問題はないのではということです。

でも、いづれにしても、いつも目覚まし時計よりも前に目が覚めるというのは記事で指摘されているとおり、過度の緊張が持続しているという意味であまり健康にいいことではないのかもしれません。

何事も行き過ぎはいけません。今後は少しリラックスして、早起きもほどほどにしようと思い直しています。

  



2008年12月03日

【絵文字の標準化】

絵文字は日本が生んだ新しい文化です。それがアニメ同様、これから世界標準になるかも知れません。そんな記事が目にとまりました。

『インターネット検索大手グーグルが、日本の携帯電話で広く使われている絵文字の「世界標準化」に乗り出すことが29日、分かった。同社が日本語公式ブログで明らかにした。長らく日本で独自の発展を遂げてきた絵文字が、日本発の新しい文化として世界に浸透する日も近いかもしれない。

 絵文字は、日本の携帯電話事業者がそれぞれ独自に開発したもので、国内の携帯電話間では、事業者が異なっても自動変換され似通った絵文字が表示されるようになっている。しかし、一般のパソコンでは絵文字を用いたメールやウェブサイトの表示はできず、文字化けなどの問題を引き起こしてしまう。

 この問題を解消するためグーグルは、絵文字を世界共通の文字コード「ユニコード」の文字として符号化することを提案。符号化に必要なデータを公開し、携帯電話各社や絵文字ユーザーからのフィードバックを募っていく。絵文字をユニコードに組み込むことで、自分がメールで送った絵文字が受信側でも同等の絵文字で表示されること、ウェブで見る絵文字が他の携帯ユーザーにも同じに見えること、また検索エンジンで絵文字を探せば結果が返ってくることも可能になるとしている。』(11月29日付産経新聞)


【文字文化国、ニッポン】

それにしても日本は携帯電話でも、世界の動きとは少し違った動きをしていますよね。ノキアがソフトバンクやドコモへの供給をストップすると決めたそうですが、日本人の消費者は手先が器用だったり、マニアックだったりして世界的なメーカーの携帯でさえ、日本人の高度な操作技能を満足させられるようなものを日本人向けだけに作っていては採算が合わなくなるのでしょう。

ある調査会社の調査によると、日本人の携帯電話の利用形態は通話と同じくらいメールの利用が多く、94%近くがメールを使っており、そのうちの70%近くが絵文字を使用しているそうです。僕もそうですが、いちいち文字を打ち込まなくても絵文字ひとつのほうが簡単で気持ちを表せる場合もあるので、絵文字は本当に重宝しますよね。

こんな絵文字文化の利点が世界に受け入れられないはずはありません。また、近い将来、ひとつ日本文化が世界のスタンダードになりそうな予感がしますね。
  


2008年12月02日

【冷え込む米国消費者心理】

米国の消費者心理の冷え込みが一段と目立ち始めたようだ。

『米国の年末商戦が「感謝祭」明けの28日、本格的にスタートした。

 米小売業界は年間売上高の約4割をこの商戦で稼いでいるが、金融危機の影響で消費者心理は一段と冷え込んでおり、厳しい商戦が予想される。

 ニューヨーク中心部にある大手百貨店メーシーズの店舗では、早朝午前5時の開店と同時に大勢の客が訪れ、40%引きの衣料品や均一価格のアクセサリーなどが人気を集めた。

 米国では、感謝祭翌日の金曜日は「ブラック・フライデー」と呼ばれる。年末商戦が本格化するこの日を境に、業績が「黒字」に転じる企業が多いためだ。今年は、27日にセールを始めた格安量販店のKマートのように、1日早く商戦に入る店も目立った。』(11月30日付読売新聞)


【クレジットのない消費】

年末商戦だけではない。9月15日のリーマン・ブラザーズ破綻から二ヶ月半近く。最悪の金融危機は脱しつつあるが、米国の実体経済に深刻が影響が出始めているのだ。

11月3日付のタイム誌の表紙は米国旗を掲げた何の飾りつけもない舟が大海原に浮かぶ絵を掲載していた。名づけて、 「借金の海」("The Sea of Debt")。米国経済の病状は重く、回復の道のりは遠いと記されている。(記事名「クレジットのない生活」("Life Without Credit", TIME dated on November 3, 2008))

A Sea of Debt ---- The U.S.economy is sick. And don't expect it to recover anytime soon.

タイム誌が説くように、過去20年間にわたってウォール街も米国の消費者も、1ドルの手持ち現金を10倍にも20倍にも増やすことが出来る「てこの原理」、すなわちレバレッジという錬金術を使って、世界中から欲しいものを手に入れてきたのだ。ウォール街ではそれは証券化手法であり、消費者にとってはそれは住宅や自分の資産を担保にしたクレジットだったのだ。

Leverage was the mother's milk of Wall Street - and of the Main Street - for the past 20 years.

そして、レバレッジを最も利かせて金儲けをしていたリーマン・ブラザーズが破綻し、今までのやり方は通用しなくなった。その結果として、今米国の多くの消費者はクレジット、借金なしでやり繰りすることを強いられているのだ。

【デイレバレッジの世界】

レバレッジが利かない米国経済(the great deleveraging of America)が生気を取り戻すには、まだしばらくの時間がかかるだろう。何故なら、借金をし続けていたアメリカの消費者は当面生活防衛のために貯蓄に励み、消費を抑えざるを得ないからだ。タイム誌が言うように再び彼らが「経済を回復させるには、お金を回す必要がある」と感じるまでには少々時間がかかりそうなのだ。

米国の消費者頼みだった国々-中国もアジア各国も欧州も、そして日本だってその中に含まれるのだが-はその影響を免れないだろう。そう覚悟を決めて、輸出や米国頼みではなく、これをチャンスと捉えて自国の内需、自由な貿易体制の維持のためにじっくりと腰を据えて取り組んでいくしかないと思うがどうだろうか。
  




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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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