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2009年03月05日

【友禅染を宇宙に】

京都の友禅染を宇宙に持っていくというユニークな企画がもちあがっているそうです。

『友禅染など京都の伝統工芸品を宇宙に運ぶ計画を、友禅デザイナーらと宇宙航空研究開発機構(JAXA)が進めている。米スペースシャトルで来年2月にも飛び立つ宇宙飛行士の山崎直子さんが携帯する予定。無機質で精神的ストレスがたまる宇宙ステーション内での「和の文化」の癒やし効果に期待を寄せている。

 宇宙空間を活用した産業育成を図るJAXAが、元JAXA研究員で同志社大大学院ビジネス研究科教授の村山裕三さん(56)と企画した。昨年12月、友禅柄の水着やコースターなどを開発している友禅デザイナーら4人に呼び掛けて研究会を設立した。
 宇宙ステーション内への大型物品の持ち込みは制限されているため、手帳やペン、お守りに友禅生地を使うなど飛行士の携帯品を工芸品にすることを検討している。
 今後、京都市内で人材育成を進める「伝統産業グローバル革新塾」(塾長・村山教授)に参加する若手事業者らも加わって製品開発を進める。』(2月26日付京都新聞)


【日本の出番】

最近、世界の日本の持つ伝統的な文化や考え方が見直されています。例えば、先日の米アカデミー賞でのダブル受賞。もう皆さんよくご存知のとおり、滝田洋二郎監督(53)の「おくりびと」が外国語映画賞、加藤久仁生(くにお)監督(31)の「つみきのいえ」が短編アニメーション賞の栄誉に輝きました。二つの作品ともに日本という国の持つ伝統・文化が深く関わっていて、それが海外でも評価されたような気がします。

今回の京都友禅染の宇宙への活用も、日本の伝統文化が宇宙飛行士の心を癒す効果を考えてのことだとか。本当に日本人として誇らしい限りですね。

政治や経済の分野では、今日本の評価は地に堕ちているようですが、日本の持つ伝統文化の底力はいたるところで生きています。経済不況などに落ち込んだりせずに、この底力を信じて前向きに、堂々と世界と渡り合うことが大事ですね。

出来れば、友禅染だけでなく、博多織など他の地方の伝統工芸も採用してもらえたらと願っています。

  



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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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