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2009年08月12日

【揺れた原発】

駿河湾沖を震源とする地震が昨日早朝、中部地方を襲いました。原発施設もその例外ではありません。

『震源から約40キロの中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)では11日、運転中だった4、5号機が自動停止した。経済産業省原子力安全・保安院や中電によると、放射能漏れや火災は起きていないという。

 5号機では地震発生直後、原子炉建屋内の燃料交換エリアで空気中の放射線量が高いことを示す警報が出た。最大で通常の8倍の毎時0.019ミリシーベルトを記録したが、午前7時には警報値(0.01ミリシーベルト)を下回った。主排気筒の放射線モニターの数値に異常はなく、中電は「外部への影響はない」と説明している。』(8月11日付毎日新聞)


【東海地震を想起?】


幸いにして今回の地震は「想定されている東海地震に結びつくものではない」というのが気象庁の判断でした。それは昨日午前8時から東海地震の判定会委員打ち合わせ会を開催した結果気象庁が出した結論です。

しかし、東海地方では地震発生直後、「すわ、東海地震だ」と思った方が大勢いたということでした。無理もありません、震度6もの地震が起きたのは65年ぶりくらい久しぶりのことであり、しかも常日頃から東海地震の発生可能性が高まっていると脅かされているのですから。

もちろん、浜岡原発のことも多くの人が想起したことでしょう。それは今日本で最も危険な地域にある原発のひとつであり、ひとたび大地震が起きて原発事故につながれば、日本全国を緊急事態に陥れる可能性のある場所なのです。僕自身も1990年に製作された黒澤監督の「夢」という作品の中で原子力発電所が爆発し赤く染まる赤富士のイメージがふと湧き上がってきました。

【天災か人災か】

地球温暖化はまさしく、人類が増えすぎたためにCO2がとめどもなく増加し気候変動を後戻りの出来ないところにまで狂わせようとしているために起きる「人災」です。

それに対して地震は、人間の力など及びもつかない地球自身のとてつもないエネルギーが引き起こす「天災」です。地球温暖化を止めるために、今人類は躍起になって原発の建設に再びまい進し始めていますが、私たちはたとえ原発を地球温暖化のためにやむを得ず増設するにしても、地震という「天災」原発事故という「人災」を引き起こす可能性は決して消えてはいないのだということを常に肝に銘じておかなければなりません。今回の駿河湾沖地震はそういう可能性を再び教えてくれたのではないでしょうか。

  




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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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