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2011年01月13日

【躍進続く】

ソニーのウォークマンが健闘しているとのニュースが飛び込んできました。

『携帯音楽プレーヤーの国内販売台数で、ソニーの「ウォークマン」が12月に、米アップルの「iPod(アイポッド)」を抑えシェア1位となったことが11日、市場調査会社BCNの調べでわかった。ウォークマンが月間シェアでアイポッドを抜くのは昨年8月に続き2回目。「アイポッドの買い控えがない状況で、ウォークマンが1位となるのは初めて」(アナリスト)という。

 BCNによると、12月のウォークマンのシェアは52.1%と、アイポッドの42.9%を大きく上回った。特に12月最終週には57.6%にまでシェアが上昇、伸び悩むアイポッドとの差を広げた。

 ウォークマンは昨年8月、アイポッド発売以降初めてシェアトップを獲得したが、直後の9月にアップルが新製品の発売を予定していたため、「アイポッドの買い控え」(アナリスト)と指摘する声もあった。10、11月はアップルにトップの座を明け渡したものの、年末商戦で低価格から売れ筋帯の製品の販売が伸び、再びトップを奪還した。

 好調の理由について、ソニーは昨秋発売したモデルが「歌詞が見られる機能に加え、語学学習機能も追加され、プレゼント需要が高まった」と分析。BCNの道越一郎アナリストは「アイポッド使用者がアイフォーンに移った」と分析しつつ、「アップルが伸び悩み、ソニーが前年比増の傾向が続いている。今後シェア争いが激しくなる」と述べた。』(1月11日付産経新聞)

【変わる音楽のスタイル】

そもそもアップルのiPodがこれほど一般に普及した理由のひとつは、ソニーのウォークマンが30年以上も前に音楽を自由にどこでも聞ける環境を作り出したことがある。もちろんその当時は、カセット型であり記憶できる楽曲の数も限られていたのだが、どこでも持ち歩いて聞けるウォークマンは若者を中心に世界的なブームとなった。

ウォークマンの登場から20年近く経った21世紀の初めに登場したiPodは、音楽などのコンテンツの配信サービスである「iTunes」とともに、音楽などのメディアの配信のあり方を根本的に変え、ソニーのウォークマンが30年近くかけて4億台売り上げたのに対し、iPodはたった10年余りで2億5千万台も普及することになったのだ。

このウォークマンとiPodという主役交代劇は、日本の技術力や発信力の停滞を印象付ける典型的な例としてよく引き合いに出され、僕ら日本人にとっては何かさびしいものを感じさせる出来事でもあった。もちろん、ソニーはすでに日本の会社ではないし、僕自身、ウォークマンのファンというよりアップルのiPodやiPhoneのファンなのであるが。でも、そのウォークマンが巻き返し始めていると聞くと何かわけもなく嬉しくなるし、もっと頑張ってほしいと心の中で祈りたくなる。

競争があるところに、新たなビジネスチャンスがあり、消費者へのサービス向上がある。もっともっとウォークマンに頑張ってほしいと思うのは僕だけではないのかもしれない。みなさんはどう思われますか?  




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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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