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2011年03月04日

【ついにオープン!】

博多駅がついに3月3日、新装オープンしました。

『新しい博多駅ビル「JR博多シティ」(福岡市)が3日、本格開業した。開店に先立つ記念式典で、JR九州の唐池恒二社長らがテープカット。「国内最大の商業駅ビル」とうたう施設の門出を祝った。

 式典は午前8時40分、百貨店「博多阪急」前で始まり、駅前広場に模造の桜吹雪が舞った。唐池社長は「テナントは日本一の顔ぶれになった。愛される街に育つよう力を尽くし、九州、西日本、アジアを見据えた情報発信基地をつくりたい」とあいさつした。

 この日は小雨の中、開店前には約1100人が並び、1時間早めて午前9時にオープン。午後9時までの通常営業(レストラン街など一部を除く)が始まるため、プレオープンした2日の約18万5000人より多い人出が見込まれる。

 JR博多シティは1889年の鉄道開業時に完成した初代駅舎から数えて4代目となる。12日には九州新幹線が全線開業し、山陽新幹線と直通運転する。九州内だけでなく、中国、関西地区との所要時間が短縮され、より広域からの集客を目指している。』(3月3日付毎日新聞)


【博多の新しい顔】

新装オープンした3日の昼休み、韓国の留学生と一緒に新装なった博多駅の専門店街アミュプラザを歩いてみました。JR九州が社運を賭けて開業しただけあって来訪者を喜ばせる様々な仕掛けがしてありました。そのひとつが屋上の「つばめの杜ひろば」。旅の安全を祈願する鉄道神社やその参道沿いのお店、つばめ電車に展望台と若い人たちの新しいデートコースにも、家族連れのお楽しみにも、サラリーマンのお昼のお楽しみにも使えそうな楽しいスペースが広がっていました。その展望台から観た博多の町も素晴らしい眺めでした。

そもそも福岡市の表玄関のひとつ、JRの駅名が「福岡駅」ではなく「博多駅」となっている由来を知っている人は博多ではモグリですが(笑)、他県から来た人は知らないことが多いのではないでしょうか。

福岡とは江戸時代に黒田藩が封ぜられ福岡城を中心に栄えた武家の町であるのに対し、博多とは古代から大宰府の外港として栄えた町人の町だったのです。しかし、明治22年4月「市制及び町村制」の公布に基づき、県令により博多・福岡をまとめて「福岡市」として市制施行することとなり、九州鉄道の駅名を「博多」とすることにより市名議論の決着を図ろうとしたことが現在の「JR博多駅」の由来なのです。最近では、どちらかというとかつての武士の町・福岡地区、すなわち天神地区等のほうが栄えて、博多地区のほうがかつての賑わいを失いつつあると言われていました。そういう博多地区の劣勢をJR博多駅が挽回する起爆剤になってほしいと僕ら博多っ子は密かに期待しているのです。

JR博多駅の新装オープンが、歴史と伝統と市民の町、博多に賑わいを取り戻すキッカケになってほしいものです。  




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