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2011年06月28日

【これが説明会?】

経産省が佐賀市内で玄海原発の運転再開について佐賀県民向けの説明会を開いたそうです。

『九州電力玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)2、3号機の運転再開問題で、経済産業省は26日、同原発の安全対策などについて住民説明会を開いた。福島第1原発事故後、政府が原発立地自治体で住民説明会を開くのは初めて。経産省側は緊急津波対策など安全性を強調し、運転再開に理解を求めた。だが説明会後、会見した参加住民は「不安が残った」などと述べ、納得していなかった。

 説明会は佐賀市のケーブルテレビ局で約1時間半にわたってあり、20~60代の男女7人が県民代表として参加。「説明番組」と称して県内のケーブルテレビとインターネットで生放送された。

 経産省原子力安全・保安院の黒木慎一審議官は、原発事故後の緊急津波対策や老朽化が指摘されている玄海1号機の安全性を説明し、「玄海原発周辺は大きな地震や津波の可能性は高くない」と強調した。参加者からは「未知の活断層はないのか」などの質問が相次いだほか、「玄海原発の運転再開は福島事故の検証が終わってからでもいいのでは」などの疑問も出た。

 説明会を巡っては、経産省が地元広告代理店に委託して選んだ県民7人に参加者を限定し、一方的に放送する「番組」になったことから、「国の宣伝」との批判が相次いだ。』(6月26日付毎日新聞)


【変わらない経産省の発想】

このニュースだけでなく、テレビでもケーブルテレビで生中継されたという「佐賀県民向け」という経産省の触れ込みの「説明会」の映像が何十秒間か流されました。これが「佐賀県民向け」の説明会?その佐賀県民というのは経産省が選んだと言う7人だけ。しかも生中継だそうですが、密室で行われた聴聞会を県内のケーブルテレビとインターネットのUtreamで流したというものです。

玄海原発の安全性に自信を持っているなら、少数の佐賀県民に限定せずに福岡県にも長崎県にも大分県にも流していただきたいし、日本全国、いや世界でも見れるようにYoutubeも含め、既存のメディアにもすべて公開すべきでしょう。もちろんそれは説明会の映像だけでなく、説明会で経産省側が説明したデータやその根拠などについてもすべて公開するということです。(Ustreamで見たところ、県民の方々の質問に対する経産省の回答は官僚の通り一遍の説明ばかりで、本当に正しいデータなのかどうか口頭や簡単な説明パネルだけでは納得しかねるものも多くありました。こんな説明でよしとするなら説明会などわざわざする必要はないでしょう。)

自信がないから県民を限定したり、時間や媒体を限定したりするのではないかと勘繰りたくなります。そもそもこのような手法は今まで経産省や電力会社が行ってきた原発広報の考え方とほとんど変わらないと思います。自分の都合のいい情報だけを広報するやり方です。自信があれば、素人だけではなく、原発に反対する専門家や市民にもどんなに時間がかかっても説明をするべきではないでしょうか。

こんな広報的な手法を繰り返して、「説明会を何度やりましたから、政府としては説明は尽くしました。したがって、再稼働します。」なんてことをこれから経産省が考えているとしたら、佐賀県民を馬鹿にしているとしか言いようがありません。

全国初のプルサーマルを玄海原発でスタートしたときと同様、佐賀は与しやすいと考えている経産省の考え方が、今度は玄海原発の過酷事故を招くことになるでしょう。それでも佐賀県民の方々、いや福岡も長崎も九州全域の方々はいいのでしょうか?こんな手法を既成事実として認めるべきでは絶対にないと思います。玄海原発で事故を起こさないためには、あらゆる角度からもっと厳しく経産省を追及すべきでしょう。

早く再稼働してほしいと考える福岡県をはじめとする佐賀県以外の県民も企業も無関心でいるのではなく、真剣にこのUstream映像を見てもっと声をあげるべきだと思います。そうでなければ玄海原発で過酷事故が起これば県の垣根なんて意味ないし、事故が起こればすべては後の祭りなのですから。

≪参考≫

・「しっかり聞きたい―玄海原発」(6月26日の経産省による佐賀県民説明会Ustream映像)
  




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