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2012年06月06日

【外国人が次々避難】

みなさんは昨年の3月11日の東日本大震災の発生後、福島第一原発が次々と水素爆発や原因不明の爆発を起こし、1号機から3号機にかけてメルトダウンが起きていると誰もが疑った数週間、日本在住の外国人が雪崩を打つように東京から関西へ、海外へと脱出していったときのことを覚えておられますか?

フランス大使館やドイツ大使館をはじめとする東京在住の各国大使館は日本在住の自国民に対して避難勧告を出しましたし、その中でも米政府が福島第一原発の半径80キロ圏内に住む米国人に退避を勧告したことは特に衝撃的でした。

あのとき、日本政府も日本のメディアも日本在住の外国人は放射能に対する過度の恐怖心からパニックに陥っているとして冷静を装っていました。もちろん、その間日本政府は実際には猛烈な放射能汚染が福島周辺を覆っていたことを知りながら、数十万人の福島周辺住民の避難を「見送り」、結果的にその方々の無防備な被曝を放置してしまったのです。その被害が本当に顕在化してくるのはあと数年後です。

【未だに薄い危機意識】

結果として、現在も原子力委員長に居座り続けている近藤原子力委員長があのとき、菅直人前首相にフクイチの最悪のシュミレーションとして関東全域の三千万人の避難もありうるとした本当の「最悪の事態」はフクイチの現場の必死の努力といくつかの幸運な偶然によって回避され、避難勧告に従った多くの外国人の心配は杞憂に終わったとされています。

しかし、本当にそれでよかったのでしょうか?脱原発の機運が高まっていると言われる現在の日本でも、未だに多くの人々は「あれは外国人の放射能に対する過剰反応だった、そんな大げさなことは何もなかった。外国人が逃げ出すようなことを許した日本政府も悪いし、逆にあのとき日本は大丈夫だとアピールして日本に戻ってきた一部外国人芸能人は立派だった。」と思っている方が多いのではないでしょうか?

僕はそれはハッキリ言ってあまりにも危機意識が薄いし、放射能の恐怖、原発事故の本当の恐ろしさを甘く見ていると思います。あのときの在日大使館や外国メディアのフクイチ事故や放射能汚染に対する警戒感はまともだった、逆にフクイチの現場は別にしても日本の政府やメディア、電力会社の危機意識、放射能汚染に対する意識はあまりにも低かったというのが本当でしょう。

たった紙一重の違いで、本当にあの時日本は福島から東西に日本列島が分断され、経済も社会も文化も目茶苦茶になってしまう分水嶺にあったのです。そして今のような政府の再稼働ありき、目先の経済優先、安全軽視の姿勢でいけば、フクイチを凌ぐ本当の最悪の事態がいづれ日本に起こるのは必然です。

日本全国の経営者や企業幹部のみなさん、もちろん一般の会社員もそうですが、みんな、そのことをもう一度、自分の目、自分の頭で確かめて、とことんまで事故の経緯や日本の原子力政策の在り方、放射能汚染の厳しさを認識してほしいと願っています。そうすることが、日本が新たな次の一歩を確実に踏み出せるボトムラインです。

目先の再稼働の動きなどに惑わされてはいけません。
  




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