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2012年06月19日

【勇気ある離党】

民主党の一議員が野田首相の再稼働決定記者会見に抗議して、離党届を出しました。

『民主党の平智之衆院議員(京都1区)は18日付の自らのブログで、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働に抗議し、執行部に離党届を提出したことを明らかにした。当面は無所属で活動するとしている。民主党内では、野田佳彦首相の消費増税方針への反発から複数の議員が離党したが、原発再稼働問題を理由とした離党届の提出は初めて。  平氏は2009年の衆院選で初当選し、鳩山由紀夫元首相のグループに所属。平氏はブログで「16日に政府で再稼働の決定がなされた時点で離党を決意」したと説明するとともに、再稼働について「新しい文明の転換点に対峙(たいじ)する国民の行動権を剥奪する愚行」と批判している。』(6月18日付時事通信)

【怒りの行動】

平議員のブログを読むとその怒りがよくわかります。きっと多くの市民、国民が同じ思いを抱いているのではないでしょうか。特に同氏が「新しい文明の転換点に対峙(たいじ)する国民の行動権を剥奪する愚行」として再稼働を批判しているところに僕もまったく同感です。

今の政府、特に経産省を中心とする官僚群、御用学者と揶揄される原発擁護の学者たち、電力業界、原発メーカー等の産業界、御用メディア等はフクイチの事故をあまりにも過小評価し、あまりにも認識が甘く、当然ながら「文明の転換点」という認識も欠如しています。さらには自然に対する畏怖心さえ皆無だと思わざるを得ない。フクイチの事故は決して原子力の過酷事故の「最悪」ではないし、自然災害であろうと人為ミスであろうと、今のような「馴れ合い」の原子力ムラの体制ではどんなに最高水準の原子力技術を彼らが誇ろうとも、フクイチ以上の事故を防ぐことは不可能でしょう。

もしも今回「文明の転換」と言えるほどの方向転換を原子力に関わる人間たちが出来なければ、もう次のチャンスはない。なぜならば、このままいけば間違いなくニッポンはかなりの確率で次なる事故を招来し、国家そのものが破滅してしまうからです。それほど原発事故というものが恐ろしいものだという認識を本気でもたなければこの危機は乗り切れないと僕は思います。

それにしても平議員の勇気ある行動は、無能で不勉強でふがいない政治家ばかりの今の日本にあっては本当に立派だと思います。是非、離党しても気骨ある政治家として頑張ってほしいです。

≪参考≫

・「平 智之活動ブログ」・・・2012年6月18日
  




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