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2012年06月29日

【5党が合意】

5党の思惑が一致したことで「大阪都」構想は一歩実現に近づいたようです。

『与野党5党が、東京都以外の道府県に特別区設置を認める新法案の共同提出で大筋合意した。計6回行われた協議では、「大阪都」構想実現のため、地域政党「大阪維新の会」の国政進出を駆け引きに使う橋下徹大阪市長への強い警戒感から各党が譲歩。国の関与を必要最小限に抑えて、柔軟な制度設計が可能な内容に落ち着いた。
 各党が提出していた3本の都構想法案は、人口要件や国の関与方法にかなり違いがあり、一本化協議は長期化も懸念された。しかし、橋下氏が都構想法案が成立した場合、「(国政進出を)積極的に考える必要はないんじゃないかなと思う」などと発言。民主、自民両党は、次期衆院選で台風の目にもなりかねない維新の会の勢いをそぎたいとの思惑で一致したことから、修正協議は予想外にスムーズに進んだ。
 都構想法案で橋下氏側が求めていたのは、国の関与を極力なくすこと。5党は、税源配分など3項目に関しては、法改正や他自治体にも影響を与えることから、国と事前協議する規定を設けた。しかし、これ以外の事項は国への報告にとどめ、自治体の裁量を可能な限り大きくした。法形式も、必要に応じて現行の東京都23区と異なる制度も導入できる「新法」とした。
 国との事前協議に関しては、民主、国民新両党が当初求めていた国の同意も不要とした。ただ、これに関しては、政府内から「国との事前協議が不調に終わると、自治体が求める法改正が実現できない可能性もある」との指摘も出ている。』(6月28日付時事通信)


【橋下氏の勢い】

それにしても、5党合意にこぎつけた理由が面白い。なんと5党の中で最も大きな勢力である民主、自民両党が、次期衆院選で台風の目にもなりかねない維新の会の勢いをそぎたいとの思惑で一致したことからだそうです。国政の中心にいる二大政党が、関西の一市長が率いる地方の会派が怖くて腰が引けたからというのですから笑ってしまいます。もうこんなふがいない決め方をした時点で大阪都構想の法案をとりまめられようが、どうしようが国政レベルの政党は敗北したも同然でしょう。「勢いがある」とはそういうことだと思います。

まだまだ紆余曲折はこれからありそうですが、それにしてもこういう形で中央政界から大阪都構想が認められるように進んでいるということは、橋下市長の政略勝ちといえるかもしれません。江戸末期の幕府がペリー来航で一気に崩れていったのと同様、既得権益の防衛に汲々としている連中は意外にもろく崩れ去っていくかもしれません。自民も民主も公明も、そして離党騒ぎを起こしている小沢一派もみんな既得権益の権化のような人たちばかりです。彼らを退場に追い込む最後のひと押しのためには、僕らひとりひとりの市民の政治に対する監視と決意がますます重要になっていくと僕は確信しています。

  




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