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2012年11月07日

【またもミス?】

原発の放射性物質拡散予測にまたミスがあることが判明しました。

『原子力規制委員会は6日、先月公表した全国原発の放射性物質拡散予測について、九州電力の玄海原発(佐賀県玄海町)と川内原発(鹿児島県薩摩川内市)で風向きを間違えるミスがあったと発表した。九電が気象データで誤った伝え方をしていた。拡散予測の訂正は3回目。
 事務局の原子力規制庁によると、拡散予測は同庁の依頼で原子力安全基盤機構が計算したが、両原発では放射性物質の拡散方向が180度逆になっていた。
 九電によると、6月に気象データを同機構に提出した際、風向の説明で誤解を与える表記があった。同機構は風上と風下を逆に計算し、公表後の10月26日、九電に問い合わせたが、担当課長が風向を間違えて説明。ミスは明らかにならず、鹿児島県からの問い合わせで5日に初めて気付いたという。
 規制庁の森本英香次長は記者会見し、「再び訂正しなければならない事態をおわびしたい」と謝罪。「1次情報を全て外部に依存し、チェックが働かなかった」と責任を認めた。訂正を加えた試算は8日に公表する。
 九電も福岡市の本社で会見し、鎮西正直副社長は「われわれが気付くべきだった。抗弁のしようがない」と謝罪した。』(11月6日付時事通信)

【命を軽んじる風潮】

自分たちの犯したミスについて謝罪を繰り返す光景をつい1年半前にも何度も見せられました。それはあの福島第一原発の核惨事を引き起こした当事者だった東電や保安院の人たちです。あれだけの事故を起こしても出てくるのは謝罪の言葉だけ。誠意を見せるわけでもなし、ときには平然と開き直ることも多々ありました。

たとえ今回はシュミレーションであっても、それが命に直結するデータであるという真剣さが作業する本人たち、そして電力会社や原子力安全基盤機構にあるならばこんなに何度も訂正を繰り返すような失態はありえないはずです。結局、原子力事故というものをナメている、市民をナメているとしか思えないと考えるのは僕だけでしょうか? それをチェックも出来ずに見ているだけの規制庁はもっと酷い。こういういい加減な体質が福島第一原発という未曾有の事故を招来したという意識は全くないのでしょう。原子力技術がたとえ彼らが言うところの「世界最高水準」であったとしても、こんな体たらくでは市民の命は守れないし、日本も世界も守れるはずはありません。顔を洗って出直して来いといいたいのは僕だけでしょうか。
  




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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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