2008年05月28日

スーパーの特売品が激減しているというニュースが目に留まりました。
『食料品、日用品の値上げラッシュを受け、スーパーなど小売店の特売品が激減している。マヨネーズ、ビールなどの目玉商品のチラシへの登場回数が減り、品薄のバターの掲載はゼロになった。再値上げ商品が相次いでおり、ほとんどの品目で特売価格そのものも上昇。物価押し上げ圧力は強まるばかりだ。
マーケティング会社「チラシレポート」(東京都中央区)が06年1月~08年4月、全国約1万2000店を対象に、食品や生活雑貨50品目について、特売品の平均価格とチラシへの掲載回数を調べた。
マヨネーズ首位のキユーピーは昨年6月、マヨネーズ(500グラム)を約10%値上げした。特売価格は06年12月の最安値(157円)より20%超高い190円前後に上昇、掲載回数は一時、ピーク時の約7割に減った。アサヒビールのスーパードライ(6缶パック)は今年2月、1062円だった。しかし、値上げ翌月の4月、1102円をつけ、この2年余りで初めて1100円を突破。掲載回数も値上げ後は前年実績を下回っている。ティッシュペーパー首位の大王製紙の「エリエール」(180枚、5箱)は今年2月、特売価格が300円と、この2年余りの最高値をつけ、掲載回数はピーク時の3分の1に激減した。
品不足が続くバターはチラシから姿を消した。森永乳業の「北海道バター」は2月から3カ月連続で掲載なし。明治乳業の「十勝バター」も4月は掲載ゼロだった。』(5月24日付毎日新聞)
【主婦の強力な援軍】
スーパーのチラシと言えば、家計を預かる主婦の強力な援軍として今でも活用されていますが、そのチラシをチラシたらしめているのは特売品の有無であることは言うまでもないことでしょう。主婦の狙いはまさにそこにあるからです。
その特売品がチラシから消える?それくらい食料品を中心とした物価高が家計にひたひたと迫ってきているのです。では何故、特売品が激減しているのでしょうか?
新聞報道によりますと、特売品の値下げ相当額は、シェア拡大を期待するメーカーが協賛金などの形で負担することが多いため、最近の原材料高に悩まされるメーカーが、協賛金の負担に難色を示していることも特売品の激減につながっているとのことです。憂うべき事態ですね。
【新しい生活防衛】

食料品の値上げに音をあげてはいられません。家族の生活を守るためには、食材に工夫を凝らしたり、安い材料で美味しい料理法を研究したりするなど新しい生活防衛を考える必要がありそうですね。みなさんは何か工夫されていますか?
《参考》
・杉並区の主婦によるスーパーチラシサイト「GoGo(ゴーゴー)・スーパー!」
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