2009年01月21日

【サンゴの危機】

オーストラリアのさんご礁に大きな異変が見つかったとのニュースが目に留まりました。

豪のサンゴの成長鈍化『世界最大のさんご礁であるオーストラリアのグレートバリアリーフで、1990年以降のサンゴの成長速度が過去400年で最も遅くなっていることが分かった。豪海洋科学研究所が1日明らかにした。
 同研究所のグレン・デアス氏らによると、これはサンゴに依存するさまざまな海洋生態系にとって脅威となるだけでなく、世界のほかの地域でも同様の問題が起こる可能性を示しているという。
 研究チームはサイエンス誌で「これらの生命体(サンゴ)は生態系や食物網の構成や機能の中心であり、世界の海では生物学的な多様性や生産性の急速な変化が差し迫っている可能性がある」と述べた。
 デアス氏らは、さんご礁69個所でサンゴ群体328を調査。骨格の記録から、サンゴが作り出す炭酸カルシウムの量が1990年以降で13.3%減少したとしている。』(1月1日付ロイター通信)


【海からの警告】

オーストラリアのグレートバリアリーフといえば、世界遺産にも登録されている世界最大の珊瑚礁で、その大きさは南北2000キロにも及び、約400種もの珊瑚、約1500種類もの魚、約400種類もの貝、約240種類もの鳥が生息していると言われています。

しかしながら、この珊瑚礁も地球温暖化による海水温の上昇を主因に白化現象が広範囲に見られると言われています。驚くべきことは、今世紀での海面温度の上昇が2度~6度の間と見積もられていることが正しいとすれば、今世紀中頃までには、最良の場合でもグレートバリアリーフのサンゴ礁は現状の5 %以下しか残らないと推定されているそうです。

そんな中での成長速度鈍化のニュースは、グレートバリアリーフだけでなく世界の珊瑚礁の危機的状況を裏付ける事実として衝撃的です。

今年も世界各地で見られる気候変動や他の環境破壊がもたらす自然界の変化を根気よく追跡していきたいと思います。




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