2009年01月26日
南極でも気温が上昇していることが明らかになりました。

南極大陸は他の大陸から遠いうえ、日本列島の30倍以上広く、過酷な自然環境に阻まれて観測が難しい。北極圏より温暖化の影響を受けにくいと考えられ、国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」は07年の報告書で「南極以外の大陸は温暖化している」とし「氷床の大規模な融解は起こらない」と指摘した。
研究チームは過去25年間の衛星観測データと、昭和基地など42地点の過去約50年間の記録を使った。両者を比較・補完し、57~06年の南極の平均気温を算出した。
その結果、南極の西側では10年に0.17度ずつ上昇し、冬~春(6~11月)に限ると約0.5度も高くなっていた。大陸全体では10年に0.12度の上昇率だった。研究チームは二酸化炭素の増加が原因と指摘し、「オゾンホールが縮小して(温室効果のある)オゾン層が回復すると、温暖化はさらに加速する」と予測した。』(1月22日付毎日新聞)
【着実に進む温暖化】

※写真は福岡市の中心、天神
でも、地球温暖化というと誤解を招きがちですが、気候変動のメカニズムはグローバルなので、北極圏などでの急速な気温上昇が進む過程で海流や偏西風などに大きな変化が起こり、局所的には寒冷化が進行したり、世界各地で様々な変動を繰り返しながら地球全体の気温が上昇していくと考えたほうがわかりやすいのかもしれません。
大事なことは、日々の平穏に見える気候の変化の中にも、着実に気候変動、あるいは地球温暖化が進行していることを忘れてはいけないということだと思います。
はじめまして、地球温暖化は確かにグローバルな現象なのでしょう、ここで気象庁の世界の気温の変動を見るとここ十年はほとんど、2001年以降はまったく世界的な気温上昇の傾向は観察されておりません。 確かに長期的な気温上昇はありましたが現在進行しているかは疑問があります。 南極の問題は逆に何故温暖化していない場所があったかが問題なのではないでしょうか? 昭和基地のデータからは温暖化の傾向を読み取ることはできません。 つまり南極全体が温暖化しているわけではないことを示します。 これらは誰でも見れる気象庁のHPで簡単に調べられます。 また過去何故IPCCやNASAは温暖化していないと判断したのでしょうか? この当たりにも疑問を感じます。
Posted by セレステ at 2009年01月26日 21:29
セレステさん、コメントありがとうございます。僕ら素人には、ちょっとしたニュースにもいろいろとわからない疑問点が出てきて当然だと思います。何故なのか?何故そうなるのか?これほどの大変動がこれほどの短期間に経済や社会といった人間活動のみならず、気候にも現れてきていることに、つねに疑問を持ち、自ら調べてみる姿勢を持つことが大事だと思います。
Posted by luckymentai at 2009年01月27日 22:32