2009年04月15日

【まさかの芸能人感染】

芸能人がかかったことで、芸能界だけでなくファンの間でも不安が広がりました。

ハリセンボンの結核騒動『人気お笑いコンビ、ハリセンボンの箕輪はるかさん(29)が肺結核で入院したことで、結核への関心が高まっている。共演者やライブを見たファンからは「自分は感染したのでは」と不安の声が上がる一方で、最近はネットカフェやカラオケボックスでの感染も多数報告されているという実態もある。大切なのは周囲に感染を広げないこと。医師らは「結核は過去の病気ではない。疑わしい症状のある人は早めに受診を」と呼びかけている。(中略)

感染しただけなら周囲の人にうつす心配はない。感染者が発病する確率は5~10%。感染後1~2年で発病する場合と、数十年もたって発病する場合がある。

 高齢になって抵抗力が落ちると発病しやすくなる一方、若くても無理なダイエットや不規則な生活を続けていると発病の可能性が高まる。箕輪さんは相方の近藤さんに比べ、やせて見え、「栄養不足ぎみ?」と思う人もいるのではないだろうか。「発病した人にやせ形の人が多いとはいえ、太っていても発病する場合はある。発病と栄養との関係は実はよく分かっていない」と吉山病棟長。』(4月10日付産経新聞)


【今でも多い結核発病】

それにしても結核は過去の病気と思っていた人は多いのではないでしょうか。ほとんど自分の身近なところで結核に罹っている人を見たことがないのでは無理もないでしょう。

ハリセンボンの結核騒動しかし、今回の「ハリセンボン騒動」で意外な事実もわかってきました。この記事によれば、『結核は日本は先進国の中では新しく発病する人が依然多く、世界的には「中蔓延(ちゅうまんえん)国」(世界保健機関=WHOによる3段階分類の中間)に位置づけられており、特に新しい患者が多いのが大都市部。平成19年の人口10万人に対する新規患者数は、日本全体では19.8人だが、大阪市52.9人、名古屋市30.6人、東京23区29.3人と突出している。』とのこと。特に大都市で多いと言うのは、空気感染という病気の性格から言えば当たり前のことですが、改めて示されるとびっくりしますね。

最近は鳥インフルエンザなど空気感染による新たな病気の脅威が叫ばれていますが、古くからあって警戒感が薄らいでいる旧来型の病気にも社会全体での対応・準備が必要ですね。

それにしても箕輪はるかさんが早く回復して元気で復帰されることを祈ります。




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