2009年08月26日

【心霊スポット】

神奈川県厚木市の廃墟となった病院が話題になっています。

廃墟病院-霊より怖い「ことなかれ主義」『夏といえば肝試し。全国各地に心霊スポットはあるが、神奈川県厚木市にある廃虚病院は幹線道路のすぐそばにそびえ立つ。テレビ番組やインターネットなどでも紹介されて有名となり、夜な夜な訪れる若者が後を絶たない。ごみを捨てたり、落書きをしたり、病院は荒れに荒れている。10年以上前から夜中の騒音などが問題になっているが、今月17日には放火騒ぎがあるなど、付近の住民は「早く撤去してほしい」と悲鳴を上げているのだが…。

 問題の病院は、交通量の多い厚木市の国道129号沿いにある「恵心病院」。畑や住宅、飲食店などに囲まれた7階建てのコンクリート造のビルは異様な雰囲気を放っている。四方を見渡すとあちこちの壁にスプレーで書かれた派手な落書きがされ、窓ガラスはすべて割られている。ペットボトルなどのごみも散乱し、まさに廃虚と呼ぶのにふさわしい状況だ。

  [フォト] ひどすぎる…異様、不気味な壁面の落書き

 病院は以前、テレビの心霊番組で紹介され、有名となった。平成12年ごろには、少年が病院の屋上から飛び降りて死亡するなどしており、警察がパトロールを強化していたという。

 インターネットでは、「病院長が焼身自殺した」「医療ミスがあり患者が死んだ」などという真偽不明の書き込みが踊り、それを見た若者が「度胸試し」で訪れる。建物の出入り口は封鎖されているが、お構いなしだ。』(8月22日付産経新聞)


【メディアの功罪】


廃墟病院-霊より怖い「ことなかれ主義」この荒廃した病院は、心霊スポットということでテレビが取材し、それから有名となって心無い若者が出入りするようになったと言います。ほんとうにひどい話ですね。つい先日、テレビで淡路島の所有者不在の100メートル近くある仏像と五重の塔のような建物が風化していつ倒れるかわからないような状態になっていて住民に不安が広がっているという放送がありました。

これもどちらかというと興味本位の取材なのですが、こういう番組がきっかけとなって役所が動いて問題が解決に向かうということもありえないことではないので、あながちメディアばかりを責めるわけにもいきませんが、それにしても自分達が住んでいるところから離れた場所での騒ぎは、視聴者や傍観者にとっては興味本位でしかありえません。

【ことなかれ主義】


しかし、そこに住んでおられる住民にとってはまさに重大な問題なのです。そんな中、廃墟になっているこの「恵心病院」も現在は所有者が不明のため、警察も保険事務所も手のつけようがないといって場当たり的な処理しかしていないのです。こんな「ことなかれ主義」でいいのでしょうか。

日本全国いたるところにこれと同じような廃墟になった建物が点在しています。これからも増え続けていくでしょう。人口の高齢化や経済不況などによって所有者が不在という事態も増え続けると思います。

もし事態を改善すべきだと本気で考えるのなら、そこに住む住民のみなさんが立ち上がって「ことなかれ主義」の役所に問題を認識させて早急に解決させるよう動かすべきでしょう。「ことなかれ主義」に立ち向かうには当事者が身体を張って主張するしかないのが今の「この国のかたち」なのかもしれません。みなさんはどう思われますか?



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