2009年10月06日

【松戸市の試み】

松戸市の全国初の試みから、すでに40年が経過したそうです。

「すぐやる課」開設40年-千葉県松戸市『市民の要望に迅速に応えるため、千葉県松戸市で全国に先駆けて誕生した「すぐやる課」が、6日で開設40年を迎える。

 この8月で受理件数は延べ13万件を超えた。当初は道路補修など土木作業の要望が多かったが、今はハチ退治が中心だ。要望も多様化し、家の掃除など対応できない依頼も相次いでいる。「掃除するから、うちのテレビを動かしてほしい」。依頼してきた高齢の女性に、課員が「家族はいないの?」と聞くと、「嫁が2階にいるけど、頼めない」という回答だった。同課に寄せられる要望は、年間1万件以上とされる。このうち、受理するのは近年、3~4割にとどまる。自宅の掃除のほか、「隣の犬がうるさい」といった近隣トラブルの解決などの依頼が多いが、断っているという。

 大竹忠重課長は「地域や家族でコミュニケーションがなくなって、簡単なことも人に言えないのでは」と話す。

 実際に対応した仕事内容では、当初は道路や側溝の補修など、土木作業が約9割を占めていたが、2008年度は3676件中707件(19%)。代わりにスズメバチ駆除などが2094件(57%)と増加した。ハチの駆除では防護服を着用しても刺されることがあり、ハチ毒に対する抗体の検査で、ショック症状の危険性を示す結果が出ると、担当職員は異動になるという。』(10月4日付読売新聞)


【再び脚光?】

この松戸市の発案で始まった「すぐやる課」は、「マツモトキヨシ」創業者の松本清・元市長が69年に設置したということです。さすがですね。

この「すぐやる課」と同じような課は現在までに全国300か所以上の自治体で設置されたものの、行革の一環で廃止が相次いで、現在は数十か所程度しか残っていないそうです。
しかし、平成の市町村大合併で巨大化した自治体などで、仕事の『はざま』を埋めるため、必要となっているのか、最近では松戸市の「すぐやる課」に見学や視察にやってくる人が年々増えているそうです。

役所のたらい回しという悪慣行を少しでも見直していくためにも、これからも必要な部署だと思いますがみなさんはどう思われますか?


タグ :すぐやる課

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