2010年02月01日

【アップルも追随?】

年が明ける前からウワサの的だったアップルのタブレット型のパソコンがついに発表されました。

評価交錯―iPadの登場『米アップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)のスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)は27日、タッチスクリーンを搭載したタブレット型パソコン「iPad(アイパッド)」を発表した。

 無線通信機能を搭載し、動画やゲーム、電子書籍などあらゆるメディアコンテンツに対応。携帯電話・携帯情報端末(PDA)を融合させたスマートフォンとノートパソコンを掛け合わせた新しい製品と説明した。

 タッチスクリーンは9.7インチ(約24.6センチ)、薄さ0.5インチ(約1.3センチ)。価格は16ギガバイト(GB)の容量で499ドル、32GBで599ドル。3G通信機能付きは130ドル増し。データプランはAT&T(T.N: 株価, 企業情報, レポート)との契約となる。』(1月28日付ロイター)


【破竹の勢い】

つい先日の25日に発表されたアップルの2009年10~12月期決算は、携帯電話「iPhone(アイフォーン)」とパソコン「マッキントッシュ」の好調な販売に支えられて、売上高が前年同期比32%増の156億8300万ドル(約1兆4200億円)、純利益は50%増の33億7800万ドルと大幅な増収増益となり、四半期ベースで売上高、純利益とも過去最高ということでした。

アップルがこれほど好調なのは、もちろんあのiPodとiTunesの組み合わせによる新しい音楽・映像媒体などのエンターテインメント市場への革命的な参入が大成功を収め、その後もiPhoneの投入で携帯電話市場もそれらのマーケットを存分に活用した戦略を縦横無尽に展開しているからです。

そして、今度はアマゾンのキンドルなどが先行している電子ブック市場への参入のツールとしてiPadを投入してきたのです。アップルは話題づくりには事欠かないですね。

【交錯する評価】

評価交錯―iPadの登場まだ発売されてから数日しか経っていない段階なのですが、もうすでに様々な評価が出てきていて、関係者の間でのそのインパクトの大きさを感じさせます。

いくつかの評価記事を読んでみると、プラスの評価とマイナスの評価が割れているようです。プラスの評価としては、本が売れなくなっている出版業界が代表的でしょうか。iPadの参入で各社が電子ブック市場に弾みがつき、電子ブックの売上か伸びると期待する向きがあるようです。また、製品としては電子ブックを読めるだけでなく、アップルの得意分野である動画や音楽、ゲームといった他のメディアコンテンツも楽しめることが大きな売りになっているようです。

しかし、マイナスの評価もあります。性能的にネットブックに比べると速度などの処理能力が劣るし、価格も高めだという意見が多く見られます。また、iPodのように革命的な変化を起こすほどではなく、キンドルなどに追随する動きで新鮮味がないという評価もあるようです。

いづれにしても、革新性はあまりないものの、出来るだけユーザーのニーズに応えるために、電子ブックリーダーの機能についてもアップルとして一定の答えを出したのが今回のiPadではないかと僕は考えています。これから少しずつ足りない点を改良して、是非いい製品にしてほしいと願っています。

「そういうあなたは買うのか」って?僕はしばらくは様子見ですね。




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