2010年07月28日

【熱中症で死者】

連日の猛暑で熱中症の死者まで続出しています。

異常な「熱波」続く日本列島『全国的な猛暑が続く中、17日からの1週間で、熱中症とみられる死者が16府県で少なくとも52人に上ることが23日、読売新聞社のまとめで分かった。

 救急搬送された人は、少なくとも41都府県で5896人となり、気象庁は注意を呼びかけている。

 埼玉県では、自宅などで遺体が発見され、検視後に熱中症と判断された死者が18人だったことが県警のまとめで判明。持病に加えて暑さが原因で死亡したとみられる人も13人に上った。

 ただ、他の都道府県の死者数は0~3人で、自治体によって集計方法が異なるため、実際の死者はさらに増えるとみられる。

 23日は、最高気温が35度を超える「猛暑日」が全国で140地点に上り、群馬県館林市など3市で38・9度を記録。愛知や三重などで6人が亡くなった。』(7月24日付 読売新聞)


【油断は禁物】

梅雨が明けてからまだ1週間ほどしか経っていないと言うのに、これほどの被害が出ているというのは相当重大な事態だという気がします。おそらくこれから夏本番に突入する中で、さらに死者の数、病院搬送者の数は増えるのではないでしょうか。

全国的に37度以上となった地域として、多治見市が22日に39.4度、三重県桑名市と群馬県館林市は38.9度、群馬県伊勢崎市で38.4度、埼玉県熊谷市と前橋市で37.9度と気象庁は発表し注意を呼び掛けていますが、これらの地域だけでなく33度や34度といった地域でも厳重な警戒が必要だと思います。先日もビニールハウスにいた農家の方が亡くなったとのニュースがありましたが、計測値として発表される気温ではなく自分がいる場所が熱がこもりそうなところだと40度とか50度にもなりうることに注意しなければなりません。

例えば、車の中や家の中でもクーラーなどの設備を動かしていなければ外気温が体温近くになるような異常事態のなかでは予想もしないような温度に達することは十分ありうるでしょう。

通の夏ではないという意識を常に持って念には念を入れて健康管理、暑さ対策をする必要がありそうです。みなさんも気を付けてくださいね。


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