2010年10月13日

【やっと解放】

中国で拘束されていた現地法人の日本人社員がやっと釈放されて帰国しました。
海外旅行に潜むリスク―中国での日本人拘束
『中国河北省石家荘市で、軍事管理区域に立ち入り違法な撮影を行ったとして、中国国家安全局に拘束されていた中堅ゼネコン「フジタ」の現地法人「藤田中国建設工程有限公司」(上海)社員、高橋定(さだむ)さん(57)が10日、帰国し、東京都内のフジタ本社内で記者会見した。

 高橋さんは解放から一夜明けた同日午後0時30分頃、上海からの中国機で羽田空港に到着。家族と同社で再会した。

 会見で高橋さんは「日本国民の皆様にご心配をおかけして、おわび申し上げます」と切り出し、「日本に帰って、大変うれしく思っている」と話した。

 自らが撮影していたビデオを中国当局の取り調べ中に見せられたところ、「軍事禁区」であることを示す看板が録画され、同行していた現地法人の中国人社員が、軍事禁区であることを指摘する音声も録音されていたという。高橋さんは「軍事禁区という意識で撮影はしていない。(中国人社員の声は)認識していなかった」と説明した。』(1011日付読売新聞)


【誰にでも起こりうる恐怖】

たまたま尖閣諸島を巡る日中間の対立が表面化した時期だったとはいえ、高橋さんの突然の拘束は誰にでも、そして海外であればどこでも起こる恐怖だと言ってもいいのかもしれません。特に一党独裁の中国や、政治的に不安定な国々などは要注意でしょう。

僕も3月に上海に旅行してきましたが、そのときはビデオやカメラを撮りまくりました。世界有数の大都会とは言え、高橋さんが拘束されたのと同じ国ということを思うとゾッとします。もちろん、軍事施設を撮影すれば拘束される危険があるのはどこの国でも同じかもしれません。しかし、その国と日本との政治的な揉め事が起こったときにたまたまその施設の付近を撮影していた個人の旅行者がその「人質」にされることは十分にありうることです。今回のケースもそれに近いかもしれないのですから。

国家同士の関係がどうあれ、個人で海外に行ってビデオやカメラを撮影するときには十分に注意しておく必要がありそうですね。




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アジア そして 世界 みんな なかよく したいなぁ。軍事管理区域 どういうところだろう?
イギリスにも 兵隊さんがいたなぁ。北朝鮮というのは みんな兵隊に見える?

Posted by 村石太マン at 2010年10月16日 09:46

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