2011年05月19日

【聞きなれない専門家】

こんなお仕事もあったんですね。

被災地の子供に笑顔を―「クリニクラウン」の活躍『東日本大震災の被災地で入院生活を送る子供たちに笑顔を届けようと、病床を訪れてパフォーマンスを行うクリニクラウン(臨床道化師)が活躍している。国内唯一の団体「日本クリニクラウン協会」(大阪市港区)が無償の特別派遣に取り組んでおり、今月も17~18日の日程で宮城県を訪問。協会設立者で事務局長の塚原成幸さん(44)は「心の底から元気づけたい」と話している。

 17日、仙台市青葉区の東北大学病院。小児病棟に入院する約60人の子供を前に、仮装した塚原さんらメンバー2人がハーモニカやマラカスで音楽を奏で、保護者や医師らと一緒におどけた表情で皿回しやダンスを披露すると、子供たちは笑顔に包まれた。

 クリニクラウンは、クリニック(病院)とクラウン(道化師)を掛け合わせた造語で、入院している子供たちの心理的なケアが目的。治療前の不安払拭に力があるとされる。欧米を中心に約30年前から活動が始まり、保健衛生や心理学の知識も必要で、国内では平成17年に設立された同協会の認定試験に合格した15人が活動している。

 協会設立当初は病院の理解が得にくかったが、近年は「医療行為」として認められるようになり、協会は月に20回のペースで全国各地の病院に派遣している。

 震災後、塚原さんは被災地の病院に入院している子供たちの心理ケアの必要性を痛感し、寄付金をもとに被災地の病院を無償で回る月1回の特別派遣を決定。4月から活動を始めた。』(5月18日付産経新聞)

【子供たちがタカラモノ】

今回の東日本大震災では大人たちはもちろんのこと、多くの子供たちが親や兄弟を失い、過酷な現実の中で震災後の辛い毎日を過ごしています。その場所は避難所であったり、自宅であったりと様々ではありますが、確実に言えるのは3/11の前にあった家族の団欒やお友達との語らい、笑いに包まれた学校生活などとは大きく違っているということでしょう。特に健康までも奪われ病院で入院生活を送っている子供たちの心の傷は如何ばかりかと胸が痛みます。

そんな中で、この記事にある「クリニクラウン」と呼ばれる臨床道化師の方々が被災地の病院に派遣され、子供たちを心から励ましているそうです。素晴らしいですね。もともとはオランダで広く国民に支持されて広まってきたようですが、日本でも5年前に大阪で協会組織が設立され、以来小さいながらも子供たちの心のケアのために日夜活躍されているとのことです。

地震、津波、そして原発事故。日本の子供たちがこれほど理不尽な災害にこれほど大きな規模で巻き込まれたことは戦後なかったのではないでしょうか。

子供たちはニッポンのタカラモノです。どうか、少しでもクリニクラウンの方々や周りの大人たちが子供たちの心に元気を与えてくれることを祈っています。

≪参考≫

・「日本クリニクラウン協会」のホームページ

・「クリニクラウンオランダ財団」の概要と財団のホームページ(オランダ語ですが、動画があってクリニクラウンの活動の一端がよくわかります)



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