2007年11月22日

【美食の都・東京】

ミシュランがアジア初のガイドを発刊、東京都内150店のレストランが選ばれた。

飽食ニッポン、今が頂点? 『東京のレストランを星の数で格付けする「ミシュランガイド東京2008」の発刊記者会見が19日行われ、最高の三つ星評価に8店の飲食店が選ばれた。東京版はアジア初のミシュランガイド。

 タイヤメーカーの仏ミシュラン社グループが手がけるミシュランガイドは、これまで欧州を中心に21か国分が発行されている。

 22日発売の東京版では都内150店のレストランが選ばれ、〈1〉三つ星「そのために旅行する価値がある卓越した料理」8店〈2〉二つ星「遠回りしてでも訪れる価値のある素晴らしい料理」25店〈3〉一つ星「そのカテゴリーで特においしい料理」117店――という内訳。日本ミシュランタイヤによると、星の総数191は、ミシュランガイドが紹介する都市では最多。』(11月20日付読売新聞)


【飽食ニッポンの表と裏】

日本食の素晴らしさが遅まきながら西洋人の基準でも堂々と認められたことは、日本人として素直に喜んでいいことでしょう。東京はまさにミシュランガイド総責任者のジャン・リュック・ナレさんの言葉どおり、名実ともに「世界に輝く美食の都」となったのですから。

でも、忘れてはならない現実があります。それは最近の食に関する偽装発覚です。伊勢の「赤福」しかり、大阪の「船場吉兆」しかり、名門や老舗から次々ととんでもない事実が明らかにされています。

日本人の食に対する繊細さ、こだわりを愚弄するような偽装事件の背後には、飽食ニッポン人の傲慢さがあるのではないでしょうか。

【食を見直す好機】

先日NHKスペシャルで、最近の農産物市況へファンドマネーが大量に入り込みトウモロコシなどの価格が高騰、米国のトウモロコシ農家が日本向け輸出をやめてもっと儲かるエタノール燃料向けの遺伝子組み換えトウモロコシにどんどん切り替えているという報告をしていました。驚くべきことです。

こんなところにも僕たちの日常の「食」が脅かされている現実があります。ミシュランガイドの日本版発表と相次ぐ食の偽装、そして米国産トウモロコシ。飽食ニッポンの光と影についてもう一度考えてみるいい機会だと思いませんか?

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