2007年12月23日

【驚くべき発見】

これはすごい発見だと思わずニュースを見て思いました。親鸞の新しい思想が見つかるかもしれません。

LEDの光と親鸞の教え 『浄土真宗の開祖、親鸞の思想を伝え、あまたの研究者や門信徒が一字一句まで読み込んできた根本聖典「教行信証(きょうぎょうしんしょう)」に、未知のメッセージが隠されていた。親鸞自筆の国宝「坂東本(ばんどうぼん)」から見つかった親鸞コード(符号)とも言うべき、角筆(かくひつ)による書き入れは、仏教界だけでなく、数多くの文学者、思想家を魅了する巨人の思想の知られざる一面にも光を当てそうだ。

 「あれっ、紙面に傷があるぞ。まさか角筆では」。04年春、京都国立博物館(京都市東山区)で、前年夏からの坂東本の修復を終えて、とじひもが掛けられる直前、書跡研究家の赤尾栄慶・企画室長が、光の当たり具合によって、かすかに浮かび上がる細いへこみ傷の存在に気づいた。

 親鸞の七百五十回忌(2011年)記念事業の一つで、国庫補助も受けているこの機会を逃せば、次はいつ表紙がめくられるかさえわからない。急きょ、所蔵者である真宗大谷派(本山・東本願寺)の許可をとり、角筆や訓点資料などの専門家、宇都宮啓吾・大阪大谷大教授を招いて追加調査が始まった。

~中略~

約1カ月がかりで、700カ所もの角筆の書き入れが確認された。威力を発揮したのは、警察が鑑識作業で指紋を検出するのに使う小型の緑色LEDスポットライトだった。

 坂東本は傷みがひどく、研究目的であっても熱や光を長く当てることができない。LEDは紫外線や赤外線を含まない冷光源で、緑色の光は蛍光灯の色と同化せず、凹凸の陰影をくっきりと浮かび上がらせる。』(12月22日付毎日新聞)


【角筆とはなんぞや】

それにしても今回見つかった書き入れは角筆で書かれたものだったとのことですが、一体角筆(かくひつ)とは何でしょうか。広島大学の角筆資料研究室のホームページから引用します。

『角筆は、箸一本の形で、長さが二十四糎余(小尺の一尺)を基準とした。象牙または竹または木で作り、一方の先端を削りとがらせ、この先端を古代紙の紙面に押しあて紙を凹ませることによって、文字や絵を書いた。鉛筆が日常的に使われるようになるまでの、毛筆が専用された時代における、もう一つの筆記具であり、いわば鉛筆のように、私的なメモ的な場に主として用いられた。鉛筆は黒鉛の迹が黒く残るのに対して、角筆は、凹みだけであるから“色”が付かない。そのために、今まで古文献の研究者から見逃されてきたものである。』

同研究室の説明によれば、この角筆という用具は、毛筆と並んでもう一つの古代の筆記具として存在したことが最近判明したということなのだそうです。

用具自体も凄いのですが、親鸞のように何らかのメッセージを伝えるために使われたというのはさらに凄いことですね。昔の日本人は本当に凄い。思想もあって、こういう技術もあったなんて素晴らしいですね。

そしてその文字を現代の最新技術であるLEDの光で見つけたというのが何か現代と古代をつなぐミステリーを感じさせますね。

親鸞が開祖したといわれる浄土真宗の信者としては(あまり熱心な信者ではありませんが)、古代史の研究者の方々が是非とも今回の発見を親鸞の思想研究に生かしてほしいと切に願います。

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