2012年09月13日

【ゼロ目標明記】

政府は2030年代に原発ゼロとする目標を掲げるそうです。

油断は禁物! -原発ゼロを掲げる政府案『政府は11日、東京電力福島第1原発事故を受けた新たなエネルギー・環境戦略で、原発の稼働を2030年代にゼロとする目標を明記することで最終調整に入った。複数の政府関係者が明らかにした。原発ゼロ方針に反発する青森県には新戦略の骨子を示し、地域経済への影響を極力抑える地域振興策を提示した模様だ。今週末にもエネルギー・環境会議を開いて正式決定する。【久田宏、小倉祥徳】

 「原発ゼロ」目標をめぐっては、6日に民主党が「30年代の実現に向けてあらゆる政策資源を投入する」との提言をまとめた後、産業への影響を懸念する経済界や、使用済み核燃料の再処理工場を受け入れている青森県などが反発。当初予定していた10日の新戦略決定を延期していた。

 政府関係者によると、「原発ゼロ」方針が核燃再処理政策の放棄につながるとの青森県側の懸念はなお強く、短期間で理解を得られる状況にはない。このため、新戦略決定後に、核燃再処理事業に代わる新たな経済振興策などの骨格をまとめ、閣僚らを現地に派遣することも含めて理解を求める方針だ。

 日本の原子力政策に「強い関心」を示した米政府との間でも新戦略について調整を本格化させている。

 野田佳彦首相は10日の会見で、将来の原発政策について、民主党が示した▽原発の新増設は行わない▽40年運転制限を厳格に適用▽再稼働は原子力規制委員会の安全確認を得たもののみ--との3原則を踏襲することを明言。複数の政府幹部も11日夜、「首相の姿勢は変わらない」と語った。

 政府は新戦略を閣議決定したい意向だ。エネルギー政策は現行の法制度でも3年ごとの見直しが規定されているほか、次期衆院選後に政権の枠組みが変われば変更される可能性もある。』(9月12日付毎日新聞)

【油断は禁物】

一見すると原発ゼロに向けて政府が真剣に取り組む始めたのではないかと期待感を持つ方も多いのではないでしょうか。たとえ最大ほぼ30年先という2030年代に原発ゼロにするとしても、様々な困難を乗り越えて政府が本気で脱原発に向かうとしたらそれはそれで歓迎すべきことでしょう。一歩前進と言えるのかもしれません。しかし、まったく油断は禁物です。そう考える理由をいくつか挙げたいと思います。

1. 次なる地震は30年後などという人間の都合のいい期限など待ってくれません。地殻の大変動期に入ったと言われる日本に林立する原発と再処理施設のどこかが地震で破壊され、今度こそフクイチ以上の原発事故によって日本国そのものが経済、社会もろとも崩壊の危機にさらされる危険性は30年後の原発ゼロではまったく払しょくされないでしょう。それほど事態は切迫していると考えるべきです。目指すべきはあらゆる努力を払ってすべての原発の即廃炉と核燃料再処理からの撤退です。

2. フクイチを引き起こした原子力翼賛体制とも言える政官財とマスコミの猛烈な巻き返し工作は、昨年3月11日以降、ありとあらゆる局面で脱原発の動きを阻むべく事実の隠ぺいや曲解、自分たちの都合のいい政策への誘導工作などを活発に行ってきました。原子力ムラの誰一人としてフクイチの責任を問われていない以上、今後も彼らの原発推進への巻き返しは続いていくでしょう。原子力というのは、彼らにとって子どもの命なんか捨てても温存したい膨大な利権なのです。したがって、今回の政府の原発ゼロ目標という政策が発表されたとしても政権が代われば元の木阿弥とタカをくくっていると思います。そんなことを許さないためには、政府の政策を鵜呑みにせず執拗にさらなる脱原発への動きを加速させていく必要があります。

とにもかくにも原発推進一辺倒だった政府を曲がりなりにも脱原発の方向性に向かわせたのは、彼ら自身の努力というよりも市民の猛烈な脱原発の決意と政府への圧力だったことは間違いありません。これからも市民ひとりひとりがしっかりと政府や原子力ムラを監視し、脱原発に向けて圧力をかけ続けていくことしか、子どもたちの命は守れないと肝に銘じましょう。


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