北朝鮮の挑発?がもたらした教訓

luckymentai

2009年04月07日 05:22

【北朝鮮のロケットの行方】

北朝鮮のロケットは日本時間の4月5日(日)午前11時半に発射され、またしても国際社会の警告は無視されました。

『米コロラド州の北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)と米北方軍司令部は5日朝、声明を発表し、「北朝鮮が日本海と日本の上空を越えるテポドン2ミサイルを発射した」としたうえで「軌道に入った物体はない」と指摘、北朝鮮が主張する「人工衛星打ち上げ」に失敗したとの認識を示した。

 声明は「ミサイルの1段目は日本海に落ちた。残りの数段は搭載物とともに一緒に太平洋に落ちた」としている。「残りの数段」とした複数形の表現は、ミサイルが3段式だったとの分析とみられる。また、「この宇宙への運搬手段は、北米やハワイへの脅威ではなく、対応措置はとらなかった」とした。 』(4月5日付読売新聞)


【大山鳴動して・・・】

この数日間、少なくとも日本の政府やマスコミは北朝鮮のミサイル発射一色でした。しかも、日本政府はこともあろうに「ミサイル発射」の誤報まで発信し、世界中に恥をさらすおまけまでつきました。

そして、結果的には米北方軍司令部の発表のとおり、北朝鮮のミサイルはその主張とは裏腹に「人工衛星打ち上げ」に失敗したと見られています。

さしずめ、「大山鳴動してネズミ一匹」といったところでしょうか。

【生かすべき教訓】

しかし、今回の北朝鮮のミサイル騒動には素人の僕から見ても日本が生かすべき教訓があります。

ひとつは、危機に当たっての情報の迅速・的確な伝達。今回、防衛省、日本政府は初歩的な初動の情報伝達ミスで失態を重ねましたが、これを大きな教訓として次に生かすべきでしょう。

そして最も大事なことは、政府にも、マスコミにも、僕ら一般の国民にもあてはまることですが、北朝鮮のような国の挑発には常に冷静に慎重に対処するということです。挑発に乗れば相手の思う壷です。不可解この上ない北朝鮮ですが、日本との国力や国としての信頼度には天地の差があるのです。

みなさんはどう思われますか。


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