イチローも「人間」だった-一時休養

luckymentai

2009年04月08日 06:44

【イチローの体調不良】

驚きのニュースが飛び込んできた。

『米大リーグのマリナーズは3日、イチロー外野手(35)=本名鈴木一朗=を消化器系の出血性潰瘍(かいよう)により、15日間の故障者リスト(DL)に入れたと発表した。同選手は米国9年目で初のDL入り。6日に行われるツインズとの今季開幕戦は欠場する。
 3月31日にさかのぼっての登録で、復帰は最短でも15日のエンゼルス戦からとなる。イチローは日米通算3083安打で昨季を終了。あと3本で張本勲氏の持つ日本記録を超える。
 先のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本の連覇に貢献したイチローは、大会終了後にチームに合流。3月30日のオープン戦で体調不良を訴え2打席で退いた後、戦列を離れていた。球団によると、2日に検査を受けた結果、患部の出血は止まっているものの、医師が休養を取ることを勧めた。
 イチローは2007年8月から197試合連続出場中。大リーグ入り後の8年間で欠場は16試合だけだった。今季はメジャー単独1位の9年連続200安打が懸かる。
』(4月4日付時事通信)


【過酷だったWBC世界一】

イチローは日本全国の期待を一身に背負って、原監督とともに二度目の世界一に向けてチームを引っ張り続けてきた。特に今回はなかなか快音が聞こえないイチローの不振に、内外野から様々なプレッシャーがかかっていたのは想像に難くない。最後の決勝戦の10回表に放った見事なヒットでサムライ・ジャパンの世界一を決定づけるまでは、イチローは「針のムシロ」状態だったのだ。

それがWBCが終わってから体調不良として出てきたのだろう。診断は胃潰瘍。無理もない。世界一のイチローとて人間なのだ。

充分な静養をとって元気な姿でマリナーズに復帰して、今度はアメリカのファンのためにしっかり頑張って欲しいと願っている。

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