日本の崩壊の序章―普天間と郵政
【二つの選択】
今日、迷走を続ける民主党が二つの大きな選択をしました。ひとつは普天間。
『米軍普天間飛行場移設問題に関する政府方針をめぐり、政府は28日夜に臨時閣議を開いた。この中で、鳩山由紀夫首相は署名を拒否して閣議を欠席した社民党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相を罷免した。福島氏の後任は平野官房長官が兼務であたる。』(5月28日付産経新聞)
そしてもうひとつは郵政改革法案の可決だ。
『郵政民営化を見直す郵政改革法案は28日、衆院総務委員会で審議入りし、与党の賛成多数で即日可決された。近藤昭一委員長(民主)がわずか6時間足らずの審議で採決に踏み切ったことに自民党など野党は猛反発したが、与党は31日の衆院本会議で可決し、参院に送って会期内成立させる方針だ。終盤国会の与野党対立は一層先鋭化している。』(5月28日付毎日新聞)
【デジャ・ブ?】
これって自民党政権時代にも見た光景ではないだろうか?普天間飛行場の辺野古移設は自民党時代にすでに決められていたことだ。沖縄の苦しみを軽減すると大見栄を切った鳩山首相は、結局は米国に直接対峙することも出来ずに辺野古案に逆戻りしたのだ。
政権の命運を揺るがすような大失態ではないだろうか。
そしてもうひとつの「郵政改革法案」の衆議院強行採決。亀井大臣による理念なき暴走については過去に何度も言及しているのでここでは繰り返さないが、この法案は小沢幹事長が特定郵便局長の前で可決を豪語したとおり、特定の利益団体の票を狙った「郵政国営化法案」だ。
これから長い時間をかけてとてつもない国民の税金を浪費しつづけることになるだろう。
こんなことを僕ら国民は民主党に望んで票を入れたのだろうか?誰が国民新党という郵政票だけがほしい党の党首にこんなフリーハンドを与えることを望んだだろうか。
こんな政権、即刻退場してほしいと思うのは僕だけだろうか?
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