爆発する人口―69億人に

luckymentai

2010年10月22日 08:27

【人口爆発】

世界中に億単位の人間がひしめいている。

『国連人口基金は20日、2010年版世界人口白書を公表した。

 それによると、世界の総人口は、昨年より7930万人増えて69億870万人。世界最大人口を抱えるのは中国で13億5410万人、次いでインドの12億1450万人、米国の3億1760万人と続き、日本は昨年より20万人減って1億2700万人で10位だった。

 2050年の人口見通しでは、アジア、アフリカなどの発展途上国、最貧国の大幅な人口増加により、世界総人口は91億5000万人になる。インドの人口16億1380万人は、14億1700万人の中国を抜いて世界最大となり、日本は1億170万人で17番目に落ち込む見通しだ。

 地域別に見ると、日本同様に少子化に悩む欧州だけが、2010年の7億3280万人から6億9100万人に減少する。』(10月21日付読売新聞)

【危機の構造】

今、この地球上には人間との関わりの中で様々な問題が次々と起きている。地球温暖化、生物多様性の喪失、資源枯渇、環境破壊、貧困の増加、数え上げればきりがないほどだ。そしてこれらの問題の原因をたどっていくと人間そのものにぶち当たる。そう、人間が地球上に増えすぎていることが、今地球が抱える問題の根本原因だということが見えてくるのだ。

増えすぎた人間は、自分たちの生存のために、鉱物資源や食糧を奪いあい、資源を浪費し、環境を破壊し、他の生物たちの生存を脅かす。

有限な地球環境で、増殖しつづける人間は地球にとっては、まるで人間の体の中で増殖して人間自身を破滅させるガン細胞のような存在なのかもしれない。

40年後に人口が91億人に達する地球は、いったい人間を含む生物にとってどんな環境になっているのだろうか。

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