スタバが市営図書館に-武雄市の実験

luckymentai

2012年08月21日 05:24

【スタバが公立図書館に】

武雄市が公立図書館の運営をTSUTAYAに任せるのと併せて、スタバに出店させることを決めたそうです。

『CD、DVDレンタル店「TSUTAYA」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC、本社・東京都)は14日、来年4月に指定管理者になる佐賀県武雄市図書館に、コーヒーチェーン店「スターバックスコーヒー」を出店すると発表した。オープンは来年4月で、館内の座席でコーヒーなどを飲みながら読書できるようにする。公立図書館へのスターバックス出店は全国で初めてという。

 CCCは現在、全国20店舗以上にスターバックスを出店。いずれもスターバックスコーヒージャパンとのライセンス契約で自ら運営しており、武雄市図書館についても同様の契約を結ぶ。従業員数や敷地面積などは未定。

 市によると、直営の図書館運営費は年間1億4500万円だが、CCCとの契約は5年で年間管理料は1億1000万円。【渡部正隆】』(8月14日付毎日新聞)


【ユニークな試み】

武雄市と言えば、市のホームページをfacebookにしたり、職員全員にtwitterアカウントを持たせたりとユニークな試みを次々と実践している樋渡 啓祐(ひわたし けいすけ)市長で有名ですね。今回の公立図書館の改革も何度かテレビで報道されているのを見ましたが、非常にユニークだと感心していました。

記事によれば今回の図書館運営改革によってTSUTAYAに運営を委託することで年間3500万円もの経費が節約できるとのことですので、武雄市民にとってはこれだけでもメリットがあることだと思います。それ以上に、TSUTAYAやスタバが入ることによって図書館の利用者へのサービスは格段に向上するでしょうし、武雄市としては全国的な注目を集めることでさらなる改善への緊張感も産まれるものと期待されます。

民間に委託するとこによるデメリットについて様々な批判もあるようですが、先ずは実行してみることが大事ではないでしょうか。武雄市長の英断に拍手を送るとともに、今後の進展を注意深く見ていこうと思います。オープンしたら一度行ってみようとも思っています。

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