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2014年01月18日

【仰天人事】

この人事にはニュースを見て本当に仰天しました。ここまでやるかという気持ちです。


『政府は14日、年内140117渡辺恒雄に施行される特定秘密保護法に基づき、特定秘密の指定・解除や、公務員らの適性評価に関する運用基準の
策定にあたって意見を聞く「情報保全諮問会議」の有識者7人を発表した。座長には読売新聞グループ本社会長兼主筆の渡辺恒雄氏を起用。永野秀雄法政大教授(情報公開法)が実務を取り仕切る主査を務める。17日に首相官邸で初会合を開く。

【情報保全諮問会議メンバーの一覧】

 菅義偉官房長官は14日の記者会見で、人選について「安全保障、情報保護、情報公開、公文書管理、法律、報道などそれぞれの分野から意見を聞くため、経験や実績などを参考に判断した」と説明した。

 ただ、読売新聞は特定秘密保護法の必要性を認める論調を展開。永野氏は昨年11月の衆院国家安全保障特別委員会に公明党推薦の参考人として出席し、同法に賛意を示した。同法に反対してきた日弁連情報問題対策委員長、清水勉氏もメンバーに入ったが、全体として政府・与党寄りの構成となったことは否めない。【木下訓明】』(1月14日付毎日新聞)

【原発の読売のドン】

渡辺恒雄氏とはだれもが知る、あの原発推進をあからさまに肯定する読売新聞のドンです。原発推進だけではありません、この新聞社は憲法改正や秘密保護法も新聞社とは思えないような論調で肯定する第四の権力そのもののようなメディアです。そのドンである渡辺氏の度を過ぎた言動は数え上げればきりがないほどです。もちろん若い時には有能な新聞記者だったのかもしれません。しかし今は日本にとって老害以外の何物でもありません。こんな人がまた強圧的な言動で特定秘密保護法の擁護を図るために安倍首相の威を借りて国民の知る権利を封じるべく情報保全諮問会議という首相お手盛りの機関を牛耳る。自分の思い通りに国家のカタチを変えて、国民の知る権利を踏みにじり、戦争が出来る国家建設にまい進し、原子力推進を一層進めていくために情報をコントロールするには、安倍首相は渡辺氏を座長に持ってくるのが最適と考えたのでしょう。おそるべき権力者です。内閣法制庁長官もNHKの経営委員も、とにかく考えられる人事はすべて自分の野望のために舐めつくす。そんな強権的政治手法のひとつか今回の人事だと思います。情報保全諮問会議?冗談でしょう、これはまさに「秘密保全諮問会議」だと思います。


  


2014年01月11日

【細川氏出馬の波紋】

東京都知事選に細川元首相が出馬することになった。


『東京都知事選(2月9日投票)に細川護熙元首相が出馬する方向となったことを受け、安倍晋三首相に「原発ゼロ」を求める小泉純一郎元首相が細川氏をどの程度支援するかが焦点になってきた。小泉氏が積極的に街頭やメディアに露出して支援する可能性について、舛添要一元厚生労働相を担ぐ自民党には警戒感と楽観論が交錯。小泉氏が原発ゼロで「小泉劇場」の再現に乗り出せば「1強」状態にある安倍首相の政権運営に影響を及ぼす可能性もある。【小山由宇、林由紀子、竹内良和】

 関係者によると、東京都の猪瀬直樹前知事が辞職した後の昨年末、小泉氏周辺が菅義偉官房長官に「小泉氏が細川氏を支援する可能性がある」と伝達。党側の石破茂幹事長らにも伝えられたという。党執行部は直後から細川氏の出馬の有無とともに、小泉氏の真意を探り続けた。党幹部は「細川氏は今の若い世代の知名度はそれほどでもないが、小泉氏がつけば舛添氏も危なくなる」と警戒する。

 その小泉氏は昨年11月の日本記者クラブの記者会見で、安倍首相が「原発即ゼロ」にかじを切れば流れができるとし、「こんな運の良い首相はいない」と方針転換を求めた。だが安倍首相はその後、「無責任だ」と反論し、小泉氏の呼びかけを「袖にした」形になっていた。

 首相官邸の関係者は「安倍首相と小泉さんは昨年末の時点で和解している。小泉さんの性格から考えても全面的な支援はしないのではないか」と楽観する。自民党内には「細川氏は同じ脱原発の宇都宮(健児・前日本弁護士連合会会長)氏と票が割れて、接戦になっても舛添氏が勝つ」(中堅議員)との分析もある。ただ現役当時の小泉氏は、側近すらしばしば真意をはかりかねる行動に出てきた。今後の展開次第では「勝てる候補」としてやっと舛添氏支援でまとまった政府・自民党のシナリオが崩れかねないだけに、小泉氏の動向をなお注視する構えだ。

 細川氏側は「小泉氏の意向より、出馬を決めるのは細川氏自身だ」(側近)とする一方で、小泉氏の知名度には大きな期待を寄せている。

 細川氏に出馬を求めた関係者は、両氏が昨年10月から原発ゼロを巡って接触していたとした上で、「小泉氏は『あなたが出るなら』と細川氏に語った」と説明。小泉氏周辺は「小泉氏は細川氏の本気度を見定めている」と話す。細川氏は政党色の出ない「完全無所属」で出馬し、無党派層をはじめ幅広い支持を集めることを視野に入れている。』(1月11日付毎日新聞)


【脱原発は国民の声】

国政ではなく都知事選で「脱原発」を争点にするのは 菅官房長官が言うように確かにやや論点が違うというのは一理ある。東京には原発は立地していないし、大方の都民の関心は東京都政をどうするか、自分たちの暮らしをどうしてくれるのかにある。それに脱原発は共産党が推す宇都宮氏も主張しているので票が割れる可能性もある。それでも細川氏が都知事選に立候補し、自民党内の大物で脱原発を主張している小泉元首相がその応援に回るとなれば、当選するかどうかは別にして今後の原子力政策の動向に少なからぬ影響を与えるだろう。なぜか?

それは細川氏のような大物政治家が脱原発で都知事選に立候補するということ自体が、未だに8割近い国民が国の原子力政策に不信感を持ち、脱原発を望んでいることの反映であり、安倍自民党政権の強引な原発推進に対する国民の強烈な不満と不信を表しているからだ。
それは福島第一原発事故から3年を経ても、一向に収束に向かわないどころか汚染水問題など新たな問題の発生で立ち往生するフクイチの現状、救済が一向に進まない15万人ともいわれるフクイチ事故後の福島の被災者の方々の窮状、事故原因を津波に押し付けて真の事故原因を明らかにしないままうわべだけの安全規制で再稼働を無理やり進めようとする安倍自民党政権などに対する国民の不信感である。

細川氏出馬の報が伝えられると直ぐに政府の甘利経済担当大臣が「殿、ご乱心」と細川氏の動きを茶化したりしているが、これは少なからず政府や自民党が細川氏の動きにいら立っていることの表れだ。そんなつまらないコメントをする暇があるならもっと真剣に国民の声に耳を傾け、なぜ国民が脱原発に傾いているのかを政府内そして自民党内で再度議論すべきだ。そうでなければ小泉氏が言うごとく自民党も今の政府も「信なければ立たず」となり、国民から見放される日が必ずやってくるだろう。その前に大事故で日本の統治機構や日本国そのものが崩壊してしまわないことを願うばかりだ。

そしてもうひとつ、脱原発には大きな幅がある。細川氏が本気で脱原発を主張するならば、小泉氏の言う「即原発ゼロ」を目指してもらいたい。その最大で最初の課題が東電破たん処理であり、そのための知事立候補なら納得がいく。

東京都民の方々は今回の都知事選にあたって真剣に考えてもらいたい。地方自治の中では最も国政との関係が深い東京都。東京都の暮らしを守ることがもちろん都知事の一番の仕事であるが、原子力問題を東京がスル―したら日本はますます原発漬け、原発リスクの増大に晒されていくことは間違いない。猛烈な原子力ムラの圧力を跳ね返して原発をやめさせるには政治の力しかない。その本丸が東京だということを真剣に考えてほしいと思う。すでに東京は福島に次ぐ放射能汚染にさらされているのだから。


  


2014年01月01日



謹賀新年



昨年も僕の拙いブログをお読みいただき
ありがとうございました

今年も変わらぬお付き合いのほど
よろしくお願いいたします

平成26年元旦
  



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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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