2012年07月24日
日馬富士の横綱昇進が視野に入ってきました。

記者会見した鶴田卓彦委員長は、初の全勝優勝を遂げた日馬富士について、「体は大きくないが、よく頑張った。力をスピードが上回った」と評価した。横綱昇進の条件としては「(秋場所で)優勝なら問題ない。優勝を逃しても13勝なら議論の対象になる」との私見を述べた。横審の内規によると、横綱の推薦基準は「大関の2場所連続優勝かそれに準ずる成績」となっている。
一方、2場所続けて賜杯を逃した白鵬について、鶴田委員長は「はっきり言ってピークは過ぎた」と厳しい見方を示し、14日目の稀勢の里戦で見せた変化についても「よくない。どんな相手にも受けて立たないといけない」と苦言を呈した。』(7月23日付読売新聞)
【二人横綱への期待】
白鵬と稀勢の里戦の立ち会いで勝負を急ぐ稀勢の里の2度のフライングの後、真正面から勝負せずに稀勢の里を軽くいなした白鵬を見て苦言を呈した鶴田委員長の言葉には重たいものがありますね。
先場所に比べれば1敗だけで済んだ白鵬ですが、横綱が2場所続けて賜杯を逃したのは痛い。ピークを過ぎたと言われても返す言葉がないでしょう。横綱は勝ち続けなければいけない宿命を背負っているという意味では1人でそれを背負い続けるというのは厳しいものがあります。
ここで日馬富士が踏ん張って来場所で横綱昇進を決めればモンゴル出身力士が東西横綱を担うことになります。相撲全体も面白くなるし、白鵬にとっても大きな刺激になるのではないでしょうか。あとは、日本人大関の稀勢の里と琴承菊が綱取りの道筋を早くつけてもらいたいというのが大方のファンの期待です。
来場所が楽しみですね。
伊勢ヶ浜部屋の日馬富士関全勝優勝は、横綱照国以来の快挙。照国とは…入幕後7場所の史上最年少23歳4カ月で横綱に。69連勝の無敵の横綱双葉山と5回対戦し3勝2敗。全盛期の双葉山が同じ相手に3敗したのは照国だけ。地方巡業でも双葉山は照国に敗れた。横綱在位10年。三役になってからの勝率は双葉山に次ぐ。相撲を取ると色白な肌が桜色に染まった。通称「桜色の音楽」。だが争いを好まず内気で温厚な人柄。力士になるのを嫌い、時間があれば勉強したり、読書するおとなしい少年だった。そんな照国が、父の急死や兄の出征など家族の悲運を乗り越えるため、相撲取りの道に進んだ。自分が堪え忍び、母と弟たちを窮地から救おうとした。息子を不憫に思う母は猛反対したが、照国は泣いて故郷を後にした。だが優しすぎる照国は駆け出しの頃、相撲が弱く、「力士としてやっていくのは無理だ」と親方に破門された。両国橋で途方に暮れて泣いていた照国に手を差し伸べ、家族のように温かく育ててくれたのが、同郷の幡瀬川。故郷の母は照国を祈り、わが身に井戸水を浴びる過酷な「願掛け」を行った。「万蔵を救ってけれ。私の寿命を縮めてもいいから」と寒中でも体に水をかぶった。照国が大病を患って危篤になった時も、母は一心不乱に看病し息子を救った。苦労しすぎた母は若くして逝く。照国は「あばぁ。あばぁ」と、亡き母を叫びながら泣いて相撲を取った。病気やケガに苦しみながらも、母を支えに必死に踏ん張り、連続優勝を果たした。照国は故郷の母や家族を支えに、必死に人生を駆け抜けた。照国は語っている。「故郷にいた時が一番の幸せだった」と。貧しくても家族睦まじく、百姓しながら暮らした少年の日が忘れられなかったという。参考…秋田魁新報「秋田が生んだ横綱照国物語」 平成の双葉山が白鵬関なら、照国は日馬富士関だろう。
Posted by 日馬富士は平成の照国ですね at 2012年07月24日 19:32
秋田魁新報に連載された『横綱照国物語』が小さな本になりました。本屋さんで立ち読みしていただけたら、と思います。 有限会社 無明舎出版 info@mumyosha.co.jp phone:018-832-5680 fax:018-832-5137
Posted by 伊勢ヶ浜部屋ファン at 2013年10月05日 09:54