2008年04月01日

【3年目の余震】

久しぶりに夜中に地震の揺れで目が覚めた。31日(月)午前3時45分ごろ、福岡市西区玄界島で震度3の地震があったのだ。西日本新聞によれば、北部九州と山口県の広い範囲でも揺れを観測し、震源地は福岡県北西沖の玄界灘で震源の深さ約20キロ、マグニチュード(M)4・1と推定されるとのこと。

福岡沖地震の悪夢『2005年の福岡沖地震から3年が過ぎたが、九州大地震火山観測研究センターの清水洋所長(51)は「余震は発生期と静穏期を繰り返しながら10年以上続くのが通常」と指摘し「警固断層帯はいつ地震を起こしても不思議ではない。特に博多湾近くで発生する地震には注意を怠らない方がよい」と助言する。

 同センターによると、警固断層帯(博多湾‐福岡県筑紫野市)周辺ではこの1年間でも、体に感じないものも含めて約1900回の地震が発生。1997年に起きた鹿児島県北西部地震では今でも震度2、3クラスの余震が起きているという。

 清水所長によると、今回は05年の地震で壊れ残った断層が遅れて破壊された“後始末の余震”といい「震源地も警固断層帯の北西端付近と陸地から遠く、すぐに大地震につながる可能性は考えにくい」とみる。

 一方、清水所長は震源地が今後、05年4月の最大余震(震度5強)の震源地よりも南東の陸地側に近づくようならば要警戒という。「警固断層の地質調査をみても活動周期は約4000年で、直近の地震発生も約4000年前という見方が多くの地震学者の一致するところ。気を緩めてはいけない」と話す。』(3月31日付西日本新聞)


【悪夢の3月20日】

忘れもしない3年前の3月20日の春分の日。午前10時半頃に震度6近い地震が福岡を襲ったのです。そのときのことを僕もブログで書いています。

『福岡では西暦1700年ごろ以降震度6クラスの地震は起きていないとのことなので、まさに自分も含めて福岡には地震はないと思っていた油断が災禍を大きくした可能性があります。

自分も久しぶりに出勤して残務整理をしていたのですが、ビルの10階だったため大きく揺れました。近くのキャビネットは倒れるし、広いフロアに1人しかいなかったため、地震の恐怖を体験しました。

外に出るとJRの駅は家路を急ぐ人たちでごった返していました。その中を家まで普段の倍以上の時間をかけてバスで帰ってきました。みんな無事でした。』(2005年3月20日の僕のブログ記事の一部)


その後ちょうど一ヶ月目の4月20日にも震度5強の余震が襲いました。数ヶ月は「ゴー」という地鳴りとともに数え切れないほど余震があったことを覚えています。

この月曜日、久しぶりにその恐怖の体験がよみがえってきました。災難は忘れた頃にやってきます。専門家が新聞でも指摘しているように、決して油断はしてはいけない。家の耐震診断や耐震補強、避難場所の確認など日ごろやっておくべきことは着実にやっておかなければと改めて思いました。みなさんは大丈夫ですか?




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