2008年06月20日
全国の漁業現場が燃料高騰に喘いでいる。

イカの価格は上がらずに燃料費だけが上昇する中、一斉休業は、漁業者の窮状を訴え、国に燃料価格高騰分の補てんを求める狙いもある。
北海道南部では、18日の出漁分から、函館渡島いか釣漁業協議会に所属する漁船約70隻が休漁した。函館渡島いか釣漁業協議会の西崎勝事務局長は「今後、国の政策で支援してもらえないと漁業を継続するのは難しい」と話す。
また、イカの生きづくりで知られる佐賀県唐津市呼子町の呼子町漁協など13漁協が加盟する佐賀県玄海漁連(13漁協加盟)は、約270隻すべてが休漁した。』(6月18日付読売新聞)
【玄界灘も波高し】
福岡とて例外ではない。地元紙である西日本新聞によると、 『福岡県内のイカ釣り漁船は、同協議会が呼び掛けた10トン以上の船より小型の5トン前後の船が主流だが、「小型も状況は同じ」(福岡県漁連)として一斉休漁に参加。遠賀漁協(約20隻)や宗像漁協(約10隻)などが相次いで休漁に入っている』とのことだ。

※写真はイカ釣り漁船の集魚灯
僕らは1リッター180円になって大変だと騒いでいるが、陸上のトラック業者などと同様、商売で操業のために船を出している漁業者にとっては燃費高騰は、価格転嫁が思うように進まない現状では死活問題なのだ。
【価格高騰による産業破壊】
あまりにも急激な原油価格の高騰は、日本だけでなく世界中で、さまざまな産業に思いもかけない深刻な影響をもたらしつつある。これほど長期にわたって価格高騰が続き、しかも将来も下がらないという見通しだと、イカ釣りは言うに及ばずあらゆる産業で存続さえもむつかしくなるところが続出してくるだろう。
原油に依存し、グローバリゼーションでますます単一化が進む世界経済。イカ釣り漁船の一斉休業は、漁業者だけの問題ではなく、僕達一般人すべてがこれから乗り越えなければならない原油漬けの現代社会に投げかけられた難問なのだ。みなさんはどうお考えですか?
漁師に弟子入りしてこれから独立を目指している者です。燃料代を浮かせるためにLEDライトを使って操業できないか試行錯誤しているのですが調べているうちに分かったのは現在メタルハライドもLEDもエネルギー変換効率はほぼ同等だということです。
違いはメタハラは360度から光が照射されるため海面を照らす光は20%に対し、LEDは指向性があるため照射範囲が狭く取り付け方によっては無駄なく海面を照らす事ができます。100%海面を無駄なく海面を照らす事ができれば理論的には8割の燃費削減になりますが、それはメタハラも一緒の事です。
結論として多額の費用を出してLEDを搭載するより反射板の付いたメタハラ灯で効率よく海面を照らし、その分メタハラ灯の数を減らすといった方方が一番だと思いました。取り付け角度によって釣れる釣れないはあるので試行錯誤しなければいけませんが
夢のLEDと世間が騒ぐので注目してみたものの実際は大したことなかったです。
Posted by ヤリイカ at 2011年11月22日 13:08
コメントありがとうございます。やっぱり現場の方が一番よく知っておられますね。すごい参考になりました。
Posted by luckymentai at 2011年11月24日 21:01
コメントありがとうございます。やっぱり現場の方が一番よく知っておられますね。すごい参考になりました。
Posted by luckymentai at 2011年11月24日 21:02