2008年11月06日
それにしても大胆な「バラマキ」を考えたものです。

ノンストップ自動料金収受システム(ETC)機器を装着している普通車が対象で、早ければ年内の実施を目指す。
料金割引案は、土・日曜、祝日に高速道路に1回入れば、走行距離にかかわらず1000円(1000円を下回る距離は実額)の定額とする。首都高速や阪神高速などは除く見通しだ。家族のレジャーなどで高速道路を利用しやすくする観光振興の効果が期待され、家計への「お得感」を強調することで消費拡大の効果も狙う。
政府・与党は必要な費用として約5000億円を充てることで最終調整しており、「生活対策」の目玉と位置づけたい考えだ。』(10月29日付読売新聞)
【大盤振る舞いの「大英断?」】
どこまでも片道千円で行けるなんて、僕ら一般庶民としてみれば正直うれしい話です。だって、例えば「福岡→鹿児島」で現在片道6050円、往復12100円のところがたったの2000円で行けることになるんですよ。こんな破格な料金になったら「ちょっと今度の週末、車で鹿児島に行ってみようか。」って誰しも思うんではないでしょうか。しかも一時リッター180円を突破していたガソリンも150円台まで値下がりしているし・・・・・・。
でも待ってください。ほんとうにそれでいいんでしょうか。ついこの間の洞爺湖サミットでは日本がリーダーシップを取って、低炭素社会を率先して実現しますと宣言していたのはどこの国の首相だったのでしょうか。
未曾有の金融・経済危機とはいえ、政策の整合性についてはきちんと説明が必要なのではないでしょうか。
【しっかりした長期ビジョンを示せ】

本当に国家の危機だと警鐘を鳴らすのなら、地球温暖化防止やエネルギー戦略を見据えた国家戦略を再構築して本物の低炭素社会に向けたシナリオ、長期ビジョンを示し、その上での高速道路料金値下げなどの短期的な対応だということを再度きちんと国民に説明すべきだと思うのですが、みなさんはどう思われますか?
やはり選挙対策の人気取りなので,給付金に所得制限
とか高速料金はなぜETCだけ,地方だけなのかとちょっと
突っ込まれると右往左往して結局時間がかかります.
選挙の前にアメをばらまけるのは与党の特権ですので
それ自体は問いませんが,本当に「景気が大事なので
選挙どころではない」のであれば,対策はすぐ実行する
のが筋でしょうね.「高速走り放題」が実現した時にまた
ガソリンがまた高くなっていたらどうするのでしょう.
地球温暖化など環境問題を本気で(現実的に考えている
政治家はどれほどいるのでしょうか.福田前首相のプラン
など,絶対に実現不可能と言われていましたよね.
Posted by Globe at 2008年11月06日 23:01
Globeさんのおっしゃるとおりです。本当に日本の政治家は情けないと言うか、政治家が目先に走るのは選挙民である僕たちのせいではあるのですが、初めての黒人大統領を選んだ米国の変化と比べるとほんとうに情けなくなりますね。
Posted by luckymentai at 2008年11月07日 05:32