2009年02月06日

【二つのニュース】

二つのニュースが自民党の「あることに対する怨念」を示しているようだ。

迷走する自民党-怨念の郵政民営化見直し『麻生首相は5日の衆院予算委員会で、郵政民営化で発足した日本郵政グループの4分社化体制について、「四つに分断した形が本当に効率としていいのか。もう一回見直すべき時に来ているのではないか」と述べ、経営統合などを含め、経営形態の見直しを検討すべきだとの考えを表明した。

 4分社化の見直しは、リスク回避のため郵便事業と金融を切り離すことにした民営化方針の根幹を揺るがすことにつながるため、波紋を広げそうだ。』(2月5日付読売新聞)

『国会では5日、衆議院予算委員会が開かれ、民主党は「かんぽの宿」が売却されることになった経緯が不透明だと追及した。

 民主党は、「かんぽの宿」について、04年には「あり方を検討する」としていた基本方針が、なぜ翌年には「5年以内の売却」に変わったのかをただした。

 民主党・川内博史議員が「誰がどの場で検討し、どのような経緯をたどってこの法律案に至ったのか」と質問したのに対し、鳩山総務相は「当時の郵政民営化担当相は竹中平蔵氏で、責任者としては、当時の竹中担当相」と述べ、竹中氏が責任者であることを明らかにした。』(2月5日付日本テレビニュース)


【本質を忘れた政治】

迷走する自民党-怨念の郵政民営化見直し郵政民営化は何故必要だったのか、何故国民がここまで自民党に議席を与えてまで郵政民営化に賛成したのか。それはいうまでもなく、民営化される前の郵政が肥大化しすぎて、日本全体の金融の歪みを助長し、このまま放置すれば納税者である国民に大きな負担をかけるようになることが懸念されたからではなかったか。それを是正するのにベターな方法が各事業が自立できる分社化による民営化だったはずだ。

鳩山総務大臣も麻生総理も、そして与党も野党の政治家もその問題の根本をわざとはぐらかしているようにしか僕には見えない。今の政治家たちの間には、あの当時の真剣で、本質的な議論は全然見えてこないのだ。

なぜか?それは選挙が近くなるにつれて、郵政に絡む政治勢力として今でも残る全国特定郵便局長会から、全逓・全郵政といわれる労働組合まで広がる強大な「票」が欲しいからではないだろうか。そのためには、自民党も民主党も小泉時代の改革を否定して、郵政民営化を再び小泉前に戻す必要があるのだ。

あれほどのエネルギーを費やして、国民の圧倒的な支持を得てきた郵政民営化。これから法律に基づいて着実に実施していくべき郵政民営化を反古にしようとする政治家たち。

これを選挙目当てと言わずして、なんと説明するのだろうか。本当に愕然とするような政治状況だ。みなさんはどう思われますか?





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luckymentai さん、

郵政民営化をどうとらえるかは人によって違いますが、私にとっては、それはアメリカから日本への「年次改革要望書」の要求に小泉内閣が従った結果で、350兆円に上るとされる日本の郵貯にアメリカの金融界がアクセスできるようになろうとしているということが一番大きいです。

植草一秀さんがこのところブログで詳しく書いているように、

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/

今回の「かんぽの宿」の問題もその流れの延長にあると思ってます。

自民党が支持率を高め、また野党に逃げた郵政票を取り戻すために動いていることは当然あると思いますが、それよりも私としては、アメリカに日本人の資産を奪わることを阻止する動きとして、とりわけ国民新党と社民党の活躍を歓迎したいです。

Posted by アジア人mikionz at 2009年02月06日 10:07

こんにちは、ご無沙汰しております。先月以来のコメントです。漸く薮が取り払らわれ、期待の新大統領になりました。新面身を出すのに、多少苦労があるようです。世界が注目していること自体が素晴しいです。当然百日目位までは、色んな勢力が直介出して、お試しするでしょう。でも、彼を悪く見ている輩は、国内に多いのは辛いと思います。次に感じるのが、無責任と怠惰が罷りとおる世間で、杞憂とは思うがホモサピエンスは大丈夫かな~と心配です。
一番許せないのが、私が勝手に「海ノ中道三幼児虐殺事件」と呼ぶ、泥酔運転に起因する、あの悲惨な事件のこと。横見運転と言い張る容疑者は、博多の品格に泥を塗った。古くから、この地に住む者が起こしては成らない事件で、潔く如何なる刑にも服すべきと思います。茶婚式は軽いノリと言えます。左程に「和」が遠くなったのでしょう。人事院総裁は、将に不浄役人と言うしかない。役人以前の人としての問題で、他の渡りさんも真っ青でしょう。

Posted by FKSnoopy at 2009年02月06日 11:47

アジア人mikionzさん、コメントありがとうございます。郵政民営化がアメリカから日本への「年次改革要望書」の要求に小泉内閣が従った結果かどうかは明確な証拠が示されて、多くの人が納得しているわけではないので僕には真偽のほどはわかりません。ただ言えるのは、年次改革要望書の存在如何にかかわらず、肥大化し国民負担の増加が避けられなくなりつつあった郵政事業の改革のひとつとして、いづれ郵政民営化は政治上の重要課題として解決を迫られたと思われることです。それが与党自民党の中でこの問題に何十年も前から最も関心の高かった小泉元首相によって劇的に提起され、実現にこじつけたということだと思います。今の政治・経済状況で、郵政民営化が法制化されなければ郵政事業を巡る状況はもっと悪化していたのではないかと思います。ただ、せっかくの改革も本来の趣旨が忘れられ迷走しているのでなんともいえない部分もありますが・・・・残念なことですね。

Posted by luckymentai at 2009年02月08日 07:39

FKSnoopyさん、こんにちわ。いつも複数のトピックに総括のコメントありがとうございます。僕もあの海の中道事故の容疑者には許せない気持ちです。子供3人を一挙に失った両親の悲しみは決して癒されることはないのに・・・それを中傷して両親を海外に追いやっている僕らの町・福岡にも少し悲しい気持ちになります。

Posted by luckymentai at 2009年02月08日 07:43

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